法人カードおすすめ20枚を比較【2026年7月最新版】

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法人向けのクレジットカードは数が多く、年会費やポイント還元だけでなく、利用限度額や会計ソフトとの連携、付帯保険など、比較したいポイントもさまざまです。

そこで本記事では、法人・個人事業主向けのビジネスカード20枚をピックアップし、年会費や還元率、利用限度額、付帯保険などの基本情報を各社の公式サイトで確認したうえで比較しました。入会キャンペーンのように時期によって変わる情報はあえて含めず、カードそのものの特徴を中心に紹介しています。

選ぶポイントは、事業で何を重視するかです。コストを抑えたいなら年会費無料のカード、経理業務を効率化したいなら会計ソフトとの連携に強いカード、広告費や仕入れなど高額決済が多いなら利用可能枠に余裕のあるカードがおすすめです。

この記事では年会費ごとに分類しているので、自社に合った1枚を探してみてください。

目的別の一覧から探す

どのカードを選ぶか迷ったら、まずは事業で重視したいポイントから探してみてください。
下の一覧から目的に近い項目を選べば、該当する比較セクションへ進めます。

目次

掲載20枚を1つの比較表で見比べる【2026年7月時点】

法人・個人事業主向けのビジネスカード20枚を比較表にまとめました。年会費やポイント還元率、利用可能枠、付帯保険など、選ぶうえで押さえておきたい基本スペックを一覧で比較できます。

まずは全体を見比べて、気になるカードを見つけてみてください。
詳しい特徴やメリット、注意点は、後ほど各カードごとに紹介しています。

カード名 年会費(税込) 基本還元 追加カード 利用限度額 国際ブランド
UPSIDERカード 永年無料 ポイント1.0%〜 無料・枚数無制限 個別与信・最大10億円 Visa
三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般) 永年無料 200円で1ポイント 永年無料・18枚まで 総枠〜500万円 Visa/Mastercard
JCB Biz ONE 一般 永年無料 200円で2ポイント ETC1枚・初年度無料 総枠10万〜500万円 JCB
ライフカードビジネスライトプラス(スタンダード) 無料※未利用時1,650円 1,000円で1.0ポイント 従業員カード無料・最大3枚 〜500万円 Visa/Mastercard/JCB
バクラクビジネスカード 無料 キャッシュバック1.0% 年会費無料・無制限(リアル発行1,540円) 個別与信・5億円以上の実績 Visa
マネーフォワード ビジネスカード 年1回利用で無料※未利用時1,100円 通常1%(100円で1ポイント) バーチャル無料・リアル2枚目以降990円 1取引1億円・最大10億円の与信 Visa
freeeカード Unlimited 0円 月50万円以上0.5%/未満0.3% 無料・枚数無制限 最大5億円 Visa
JCB一般法人カード 1,375円※初年度無料(オンライン入会) 200円で1ポイント 使用者1名1,375円・ETC複数無料 総枠10万〜500万円 JCB
三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド) 5,500円※年間100万円利用で翌年以降永年無料 200円で1ポイント(特約店3ポイント) 永年無料・18枚まで 総枠〜500万円 Visa/Mastercard
JCB Biz ONE ゴールド 5,500円※初年度無料・年間100万円利用で翌年無料 200円で2ポイント ETC1枚無料 総枠50万〜500万円 JCB
EX Gold for Biz M 初年度無料・2年目以降3,300円 1,000円で1スマイル メンバー1枚1,100円・最大3名 個別審査で決定 Mastercard/Visa/JCB
Airカード 5,500円 1.5%(200円で3ポイント) 使用者3,300円 総枠10万〜500万円(入会時100万円) JCB
ANA JCB法人カード(一般) 2,475円※初年度無料 200円で1ポイント(1ポイント2マイル) 使用者825円・ETC複数無料 総枠10万〜500万円 JCB
JCBゴールド法人カード 11,000円※初年度無料(オンライン入会) 200円で1ポイント 使用者3,300円・ETC複数無料 総枠50万〜500万円 JCB
JCBプラチナ法人カード 33,000円 200円で1ポイント 使用者6,600円・ETC複数無料 総枠150万円〜 JCB
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード 13,200円 100円で1ポイント 付帯特典あり6,600円・特典なし無料・最大99枚 一律の制限なし・個別設定 American Express
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード 49,500円 100円で1ポイント 付帯特典あり13,200円・特典なし無料・最大99枚 一律の制限なし・個別設定 American Express
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード 165,000円 100円で1ポイント 付帯特典あり4人まで無料・5人目以降13,200円 一律の制限なし・個別設定 American Express
ダイナースクラブ ビジネスカード 33,000円 100円で1ポイント 追加4枚まで無料(3・4枚目は年5,500円) 一律の制限なし・個別設定 Diners Club(Mastercard付帯)
三井住友カード ビジネスオーナーズ(プラチナプリファード) 33,000円 通常1%(特約店で最大2.5%) 永年無料・18枚まで 総枠〜9,999万円 Visa

年会費の「※」は、無料の条件や別名目の費用を示します。ライフカードビジネスライトプラスは年会費無料ですが、入会月から翌年の入会月末日まで利用がないとカードサービス手数料1,650円(税込)の対象です。

三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)は年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になり、JCB Biz ONE ゴールドは同じ利用で翌年度の年会費が無料になります。

またポイントはカードごとに名称や価値が異なるため、還元率だけでなく、どのポイントがどのように付与されるかも確認してください。

法人カードの選び方。5つを順に確かめる

法人カードは、年会費の総額・利用枠の型・還元の原文・会計連携・申込条件の5つを順に見ると候補が数枚まで絞れます。還元率の数字だけで入ると、税金の除外や無料の条件を読み落とし、期待外れになりがちです。先にこの5つを固定するのが近道です。

法人カードを選ぶときに順に確かめる5つの軸を示した表。年会費は追加カードとETCまで足した総額、利用枠は総枠を分け合う型か個別与信型か、還元は付与レートの原文と除外条件、会計連携は対応方式と製品名、申込条件は個人事業主が対象か。
法人カードは、この5つを順に確かめると候補が絞れる。

年会費は、追加カードとETCまで足した1年の総額で見る

年会費は本会員だけでなく、従業員に配る追加カードとETCまで足した総額で見てください。本会員が無料でも、運用の規模しだいで総額は変わります。三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)はパートナー会員が18枚まで永年無料で、UPSIDERカードやバクラクビジネスカード、freeeカード Unlimitedは追加カードも年会費無料で枚数の制限がありません。

有料のカードにも、条件つきで無料になるものがあります。三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)は年間100万円の利用で翌年以降が永年無料、JCB Biz ONE ゴールドは同じ100万円で翌年度のみ無料です。見落としやすいのは無料カードの別名目コストで、ライフカードビジネスライトプラスは1年間まったく使わないとカードサービス手数料1,650円(税込)がかかります。マネーフォワード ビジネスカードも、1年間に一度も利用がないと1,100円(税込)が発生します。

決済から口座引き落としまでの数十日、支払いを先に延ばせるのも法人カードの実務的な利点です。仕入れや広告費のように出ていく金額が大きい会社ほど、この時間差が資金繰りを助けます。無料の欄だけで決めず、条件と例外まで確かめましょう。

年会費が無料の法人カードでも別名目で費用が出る4つの例。ライフカードビジネスライトプラスは1年使わないと1,650円、マネーフォワード ビジネスカードは未利用で1,100円、バクラクビジネスカードは発行手数料1,540円。税込。
年会費0円でも、条件しだいで別名目の費用が出る。

利用限度額は、総枠を分け合う型か、カードごとの個別与信型かを確かめる

利用限度額は、総枠を分け合う型か、カードごとに与信する型かで高額決済への強さが変わります。伝統的な発行会社のカードは総枠で運用する型が多く、三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)は総枠で〜500万円、JCB一般法人カードは総枠10万〜500万円です。ライフカードビジネスライトプラスは、従業員カードを代表者カードの限度額の内側で使う仕組みでした。

広告費や仕入れの決済が大きい会社には、独自の与信で大きな枠を出す型が向きます。UPSIDERカードは独自の与信で1か月あたり最大10億円、マネーフォワード ビジネスカードは1取引あたり1億円で最大10億円の与信、freeeカード Unlimitedは最大5億円です。アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブ ビジネスカードは一律の制限がなく、利用状況に応じて個別に設定する方式でした。

数字を明示していないカードに、こちらで数字を当てはめないよう気をつけてください。枠が読めないと、月末の大口決済がそこで止まることもあります。増枠の申請や前払いの併用に対応するかを、申し込みの前に見ておくと安心です。

利用限度額が2つの型に分かれる図。三井住友カード ビジネスオーナーズは総枠で500万円まで、JCB一般法人カードは総枠10万〜500万円。UPSIDERカードは1か月あたり最大10億円、freeeカード Unlimitedは最大5億円。
利用枠は、総枠を分け合う型か個別与信型かで変わる。

還元は付与レートの原文と、税金や特定利用の除外条件まで見る

還元は「◯%」だけでなく、付与レートの原文と除外の条件まで見ると実際の取り分がわかります。Airカードは200円で3ポイント、還元率1.5%と高めですが、光熱費など一部は加算の対象外です。マネーフォワード ビジネスカードは通常1%で、自社の対象サービスの支払いなら3%です。税金や通信費・公共料金は0.5%になります。freeeカード Unlimitedは月の利用額で変わり、50万円以上の月は0.5%、50万円未満の月は0.3%です。

ポイントの出口も先に確かめてください。UPSIDERカードやバクラクビジネスカードは、たまった分を請求額に充てる方式なので使い道に迷いません。JCB系のカードはJ-POINTがたまり、ANA JCB法人カード(一般)はJ-POINT1ポイントを2マイルへ移せます。アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブは100円で1ポイントで、加盟店によっては加算されない取引がある点も覚えておきましょう。

法人カードの還元を3段階で確かめる手順を示した図。1つめは付与レートの原文でAirカードは200円で3ポイントの1.5%、2つめは光熱費が対象外や税金公共料金が0.5%になる除外条件、3つめは請求額に充当する出口。
還元は原文、除外条件、出口の順に確かめる。

会計ソフトとの連携は、対応方式と対応製品を公式で確かめる

会計連携で見るのは、明細をAPIで自動取り込みできるか、対応する会計ソフトの製品名が公式に載っているかの2点です。バクラクビジネスカードは、freee会計やマネーフォワード クラウド会計と明細・仕訳のAPI連携に対応し、それ以外はCSVで取り込めます。freeeカード Unlimitedならfreee会計に最短数秒で明細が入り、繰り返しの支払いは自動で仕訳されます。UPSIDERカードも、freeeやマネーフォワードなど複数の会計ソフトとのAPI連携を公式に案内していました。

JCB系のカードは、MyJCBの外部接続サービスで会計ソフトへ明細を取り込む方式です。JCB Biz ONE ゴールドは、マネーフォワード クラウド会計・弥生・freee・ソリマチといった製品名を公式に挙げています。「対応」の一言で片付けず、自社が使うソフトの名前が載っているかを見てください。明細の反映が速いほど、月末の締めや経費精算の待ち時間は短くなります。連携の有無だけでなく、どの製品まで対応するかを公式ページで確かめておくと安心です。

連携の方式は、明細を自動で取り込むAPIと、ファイルを書き出して読み込ませるCSVに分かれます。APIなら手作業がほぼ要らず、CSVは対応するソフトの幅が広いのが持ち味です。証憑の画像を明細にひも付けられるか、仕訳の候補まで作ってくれるかも、実務では効いてきます。使う会計ソフトと経理担当の人数を思い浮かべながら選ぶと、導入したあとで後悔しません。

法人カードの会計連携の方式と対応製品を比べた表。freeeカード Unlimitedは最短数秒で取り込み、バクラクビジネスカードはAPIとCSV、UPSIDERカードはAPI連携、JCB Biz ONE ゴールドはMyJCBの外部接続。
連携は方式と、対応製品名まで公式で確かめる。

個人事業主・設立直後は、申込対象と必要書類を先に絞る

個人事業主や設立直後の会社は、まず申込対象と必要書類でカードを絞るのが近道です。個人事業主やフリーランスも対象にするのは、三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)・JCB Biz ONE 一般・ライフカードビジネスライトプラス・ダイナースクラブ ビジネスカードなど。このうち三井住友カード ビジネスオーナーズとダイナースクラブ ビジネスカードは、登記簿謄本や決算書の提出が不要と公式に明記していました。

法人だけを対象にするカードもあります。UPSIDERカードとバクラクビジネスカードは個人事業主が利用できず、freeeカード Unlimitedはfreee会計のアカウントと預貯金口座の同期がある法人が対象です。マネーフォワード ビジネスカードは、法人の申し込みで登記事項証明書が必要と案内しています。

申し込んでから対象外とわかると時間の無駄になるため、対象と書類は最初に確かめましょう。設立直後で決算書がまだない会社でも、独自の与信で審査するフィンテック系なら申し込める場合があります。実績が薄いうちは総枠の小さいカードから始め、運用しながら枠を育てる考え方も現実的でしょう。

発行枚数1,214万枚。法人カードが広がる背景と制度を確かめる

法人カードの発行枚数は1,214万枚に達し、経費のキャッシュレス化は会社の規模を問わず進んでいます。まずは、法人カードを取り巻く状況が分かる公的データをまとめました。

いずれも公的機関が公表しているデータです。なお、法人カードの利用額そのものを示す統計ではありません。

指標 数値 出典・時点
キャッシュレス決済比率 58.0%(162.7兆円)。うちクレジットカードは82.7%(134.6兆円) 経済産業省・2025年
中小企業・小規模事業者数 中小企業は全企業の99.7%、小規模事業者は84.5% 中小企業庁・2021年6月時点
法人カード発行枚数 1,214万枚(前年比3.8%増) 日本クレジット協会・2025年3月末

日本クレジット協会の統計では、クレジットカード利用額に法人カード分は含まれていません。そのため、発行枚数と決済額を単純に結び付けて市場規模を推計することはできません。

そのため、ここでは発行枚数を普及状況の目安として紹介しています。

法人カードが広がる背景を示す公的データ4件の図。キャッシュレス決済比率は58.0%で162.7兆円、うちクレジットカードが82.7%、中小企業は全企業の99.7%、法人カード発行枚数は1,214万枚で前年比3.8%増。
経理のキャッシュレス化を示す公的データ4件。

法人カードを導入するなら、インボイス制度と電子帳簿保存法も押さえておきましょう。

インボイス制度は2023年10月に始まった消費税の仕入税額控除に関する制度で、電子帳簿保存法は税務関係の帳簿や書類を電子データで保存するためのルールです。

法人カードを使えば利用明細が自動で残るため、経費精算や会計処理の効率化につながります。ただし、カードの利用明細だけで適格請求書の要件を満たすとは限りません。取引によっては、請求書や領収書、ETC利用証明書などの保存が必要になるため、それぞれのルールに沿って管理することが大切です。

また、電子帳簿保存法では電子取引データの保存方法にも要件があります。法人カードは経理業務を効率化する便利なツールですが、法令で必要とされる書類の保存まで代替できるわけではありません。カードの機能と保存ルールは分けて考えておくと安心です。

法人カードの明細機能でできることと、肩代わりされないことを分けた図。カード払いをそろえると明細と証憑が1か所に集まり転記が減る一方、利用明細だけで適格請求書の記載事項をすべて満たすとは限らず保存義務も残る。
カードの機能と、制度が求める保存は別に考える。

年会費をかけずに始める。無料・フィンテック系の7枚

無料・フィンテック系の7枚は、コストをかけずに経費のカード払いと会計連携を始めたい会社に向いています。共通するのは、追加カードの負担が軽く、明細が会計ソフトへ流れる作りです。

利用枠や還元の方式には差があるため、自社の決済額と使う会計ソフトで見比べてください。

年会費無料の法人カード4枚で追加カードの扱いが違うことを示した図。UPSIDERカードは何枚でも無料、三井住友カード ビジネスオーナーズはパートナーカードが18枚まで、ライフカードビジネスライトプラスは従業員カード最大3枚まで無料。
無料でも、配れる枚数はカードで違う。

UPSIDERカード

年会費も発行手数料もゼロで、リアルカードとバーチャルカードを何枚でも無料で追加できます。従業員や部署ごとにカードを配り、利用先や金額で制限をかけたい会社に合う作りです。スタートアップからでも申し込めます。

独自の与信モデルで1か月あたり最大10億円まで枠を出すため、広告費や仕入れなど高額な支払いが多い企業でも使いやすいカードです。1取引あたり最大749,999USD、限度額の足りない月は前払いの併用もできます。ポイントは基本1.0%からで、一部の利用先は対象外です。たまった分は毎月の請求額から自動で差し引かれます。広告出稿の大きい会社なら、媒体ごとの月間決済額が3,000万円以上で1.2%、5,000万円以上で1.5%まで上がります。

一方で注意するのは、個人事業主が申し込めない点です。申込時には法人口座のネットバンキングや独自ドメインのメールアドレスなどが必要です。旅行傷害保険は付かないため、出張の備えを重視するならゴールド以上との組み合わせで考えてください。

会計ソフトはfreeeやマネーフォワード、勘定奉行や弥生などとAPIで連携し、明細のCSV出力にも対応します。利用通知や証憑の回収、明細管理まで一元化できるため、経理業務を効率化しやすいのが特徴です。カードごとに使える相手先や上限を細かく決められるため、部署単位での利用管理にも向いています。

年会費(税込) 永年無料(発行手数料も無料)
基本還元 ポイント1.0%〜(一部利用先除く・請求額に充当)
国際ブランド Visa
利用限度額 独自与信で最大10億円(1取引最大749,999USD)
追加カード・ETC リアル・バーチャルとも無料で枚数無制限(ETCは公式に記載なし)
申込対象 法人(個人事業主は対象外)

三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)

個人事業主が最初の1枚に選びやすい定番です。本会員もパートナー会員も永年無料で、パートナーカードは18枚まで持てます。副業やフリーランスでも申し込める間口の広さが持ち味です。

基本のポイントは200円で1ポイントのVポイントで、対象の特約店では条件を満たすと200円につき3ポイント、還元率1.5%になります。利用枠は総枠で〜500万円、所定の審査で決まります。本会員が持つ個人カードと利用枠を合算するため、限度額を見積もるときはその点も意識してください。

弱点は保険の薄さです。国内旅行傷害保険は対象外で、海外旅行傷害保険は最高2,000万円の利用付帯にとどまります。備えを厚くしたいなら、後で紹介するゴールドやプラチナプリファードへ上げる選択になります。

登記簿謄本や決算書の提出は不要で、満18歳以上の法人代表者や個人事業主が対象です。対象の三井住友カードと2枚持ちすると、Amazonなど対象の特約店での還元が伸びる仕組みも用意されています。まずは無料で利用し、必要に応じて上位カードを検討するとよいでしょう。

年会費(税込) 本会員・パートナー会員とも永年無料
基本還元 200円で1ポイント(特約店は3ポイント)
国際ブランド Visa/Mastercard
利用限度額 総枠〜500万円(審査あり・個人カードと合算)
追加カード・ETC パートナー18枚まで永年無料/ETC無料(前年未利用で翌年550円)
申込対象 満18歳以上の法人代表者・個人事業主

JCB Biz ONE 一般

200円ごとにJ-POINTが2ポイントたまり、年会費無料の法人カードのなかでは還元率が高めです。永年無料でこの還元率なので、コストをかけずに1枚目を持ちたい法人や個人事業主に向いています。優待店ではポイントが最大21倍になる特典もあります。

モバ即入会なら審査は最短5分で、カード番号がアプリに表示されます。
現物カードは約1週間で届き、利用可能枠は10万〜500万円。ただし旅行傷害保険は付帯していないため、出張が多い場合は注意しておきたいポイントです。

ETCカードは1枚まで発行でき、初年度は無料です。2年目以降も利用状況によって無料になりますが、条件を満たさない場合は年会費550円(税込)がかかります。使用者カードは追加できないため、複数人で利用する予定がある場合は、追加カードを発行できる別の法人カードとの使い分けも検討できます。年会費無料で始めやすい一方、保険や利用可能枠は年会費のある上位カードのほうが充実しています。

年会費(税込) 永年無料
基本還元 200円でJ-POINT2ポイント(優待店最大21倍)
国際ブランド JCB
利用限度額 総枠10万〜500万円
追加カード・ETC 使用者カードなし/ETC1枚(初年度無料・以降は条件付き無料、条件外550円)
申込対象 法人代表者・個人事業主(使用者18歳以上)

ライフカードビジネスライトプラス(スタンダード)

従業員カードとETCカードを無料で発行できるのが魅力です。従業員カードは最大3枚まで追加でき、利用額は代表者カードの利用可能枠の範囲内で管理されます。書類の提出は不要で、最短3営業日で発行できます。

ポイントはLIFEサンクスプレゼントが1,000円につき1ポイントたまり、L-Mallを経由したショッピングでは最大25倍までアップします。国際ブランドはVisa・Mastercard・JCBの3種類に対応し、利用可能枠は最大500万円。少人数の会社で経費をまとめて管理したい場合に使いやすいカードです。

注意したいのは、利用がない場合にカードサービス手数料が発生することです。入会月から翌年の入会月末日まで一度も利用しなかった場合は、1,650円(税込)のカードサービス手数料がかかります。一方で、年に1回でも利用すれば手数料は発生せず、年会費無料のまま利用できます。

旅行傷害保険は付帯していないため、出張時の補償を重視するなら、保険付きのカードもあわせて検討するとよいでしょう。

年会費(税込) 無料(1年間利用がないと手数料1,650円)
基本還元 1,000円で1.0ポイント(L-Mall最大25倍)
国際ブランド VISA/Mastercard/JCB
利用限度額 〜500万円(従業員カードは代表者の枠内)
追加カード・ETC 従業員カード最大3枚・無料/ETC無料
申込対象 法人代表者・個人事業主(決算資料不要)

バクラクビジネスカード

利用額の1.0%が自動でキャッシュバックされる法人カードです。ETC利用分や一部の加盟店は対象外ですが、ポイント交換の手間がなく、キャッシュバック分は請求額から自動で差し引かれます。法人カード・ETCカードともに年会費は無料で、発行枚数にも制限はありません。

会計ソフトとの連携に強く、freee会計やマネーフォワード クラウド会計とは明細と仕訳をAPIで連携できます。その他の会計ソフトもCSVで取り込み可能です。利用可能枠は連携した銀行口座の情報をもとに審査され、最大5億円超の利用枠が設定された実績もあります。リアルカードには最高3,000万円の海外旅行傷害保険も付帯しています。

対象は法人のみで、個人事業主は申し込めません。また、リアルカードは1枚1,540円(税込)、ETCカードは1枚550円(税込)の発行手数料がかかります。領収書の保存やAIによる自動仕訳などの機能を利用するには機能拡張オプションへの加入が必要で、月間決済額が30万円以上なら無料、30万円未満の月は月額1万3,000円(税抜)がかかります。

カードごとに利用先を設定できるため、部署や車両ごとの経費管理にも向いています。決済額が大きい会社ほどキャッシュバックのメリットを活かしやすいカードです。

年会費(税込) 無料(リアル発行1,540円/枚、ETC発行550円/枚)
基本還元 キャッシュバック1.0%(ETC等一部対象外)
国際ブランド Visa
利用限度額 個別与信(5億円以上の実績)
追加カード・ETC 無料・枚数無制限(発行手数料は上記)
申込対象 法人(個人事業主は対象外)

マネーフォワード ビジネスカード

マネーフォワード クラウド会計を利用している会社なら、特に使いやすい法人カードです。利用明細は仕訳候補としてリアルタイムで連携され、添付した証憑の画像も自動で取り込まれます。入会費は無料で、年に1回以上利用すれば年会費もかかりません。

通常は100円につき1ポイント(還元率1.0%)が付与され、マネーフォワード クラウドなど対象サービスの支払いでは3%、税金や通信費、公共料金は0.5%の還元となります。利用可能枠は1取引あたり最大1億円で、与信枠は最大10億円。チャージ用口座へ入金すれば、与信枠を超える金額も決済できます。

一方で、1年間まったく利用がない場合は年会費1,100円(税込)が発生します。リアルカードは1枚目が無料、2枚目以降は1枚990円(税込)です。また、2026年8月1日以降は、バーチャルカードを大量に発行する一部の利用者を対象に、1枚あたり年間110円(税込)の維持手数料が導入される予定です。法人で申し込む場合は、登記事項証明書の提出が必要になります。

年会費(税込) 年1回利用で無料(未利用時1,100円)
基本還元 通常1%(対象サービス3%・税金等0.5%)
国際ブランド Visa
利用限度額 1取引1億円・最大10億円の与信
追加カード・ETC バーチャル無料・リアル2枚目以降990円/ETC発行990円
申込対象 法人・個人事業主(法人は登記事項証明書が必要)

freeeカード Unlimited

freee会計を使う法人なら、決済した明細が最短数秒で会計に取り込まれます。毎月の繰り返しの支払いは自動で仕訳され、経費の入力から証憑の保存までを1つの流れでまとめられます。年会費も発行手数料も無料で、追加カードは何枚でも無料です。

ポイントはひと月の利用額で変わります。月50万円以上なら0.5%、50万円未満なら0.3%が、freeeサービスの支払いに充てられます。利用枠は最大5億円で、入力情報やfreee会計のデータをもとに決まる仕組みです。バーチャルカードは申し込みから最短3時間で使えます。

ETCカードは発行できないため、社用車でETCを利用する場合は別のカードとの併用が必要です。また、申し込めるのはfreee会計のアカウントを持ち、預貯金口座を1つ以上連携している法人に限られます。

freee会計を使っている会社向けの法人カードなので、ほかの会計ソフトを利用している場合はメリットを活かしにくいでしょう。一方で、freeeを日常的に利用している会社なら、決済から仕訳、証憑の保存までをまとめて管理でき、経理業務の効率化につながります。

年会費(税込) 0円(発行手数料も無料)
基本還元 月50万円以上0.5%/未満0.3%
国際ブランド Visa
利用限度額 最大5億円
追加カード・ETC 追加無料・枚数無制限/ETCは発行不可
申込対象 freee会計利用の法人(口座同期が必要)

旅行保険や優待もほしい。低年会費からゴールドの6枚

低年会費帯からゴールドまでの6枚は、年会費無料のカードでは物足りないと感じる会社向けのラインアップです。条件を満たせば年会費が無料になるカードや、還元率や付帯サービスを強化したカードを紹介しています。

出張時の旅行傷害保険を重視したい会社や、ポイント還元を少しでも高めたい会社は、この中から選ぶと候補を絞りやすいでしょう。

低年会費からゴールド帯の法人カードの旅行傷害保険を比べた図。JCB一般法人カードは海外・国内とも最高3,000万円、三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)は最高2,000万円、JCB Biz ONE ゴールドは付きません。
低年会費帯でも、補償額はカードで差がある。

JCB一般法人カード

初年度は無料で、2年目以降も年1,375円(税込)に収まる、負担の軽い法人カードです。オンライン入会なら初年度の年会費はかかりません。無料に近いコストで、旅行傷害保険まで付けたい会社に向きます。

ポイントは200円で1ポイントのJ-POINTで、優待店なら最大20倍まで上がります。旅行傷害保険は海外・国内とも利用付帯で、死亡・後遺障害はそれぞれ最高3,000万円です。ショッピングガード保険は海外で最高100万円が付きます。

使用者カードは複数枚を発行でき、1枚目が無料なら追加も無料です。ETCカードも複数枚を年会費無料で持てます。利用枠は総枠で10万〜500万円のため、億円単位の高額決済にはフィンテック系のほうが向きます。

無理のないコストで基本をそろえたい会社に、過不足のない1枚です。会計連携はMyJCBの外部接続サービスで、クラウド会計ソフトへ明細をAPIで取り込めます。年会費を抑えながら、旅行傷害保険も備えたい会社に向いているカードです。

年会費(税込) 1,375円(オンライン入会は初年度無料)
基本還元 200円でJ-POINT1ポイント(優待店最大20倍)
国際ブランド JCB
利用限度額 総枠10万〜500万円
追加カード・ETC 使用者1名1,375円(1枚目無料なら追加も無料)/ETC複数無料
旅行保険 海外・国内とも最高3,000万円(利用付帯)

三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)

年間100万円の利用で、翌年以降の年会費が永年無料になるゴールドです。年会費は5,500円(税込)ですが、条件を満たせば実質の負担がゼロになります。ねらいは、無料の一般カードへ保険と特約店の還元を足すことです。

パートナー会員は永年無料で、18枚まで持てます。ポイントは200円で1ポイント、特約店では条件達成で3ポイント、最大2.0%です。海外・国内の旅行傷害保険は利用付帯で最高2,000万円、お買物安心保険は年間300万円までが付きます。

年間100万円に届かない年は5,500円(税込)の負担です。利用額が読みにくいうちは、無料の一般カードから始めて、額が伸びてから切り替える手もあります。登記簿謄本や決算書の提出は不要で、満18歳以上の法人代表者や個人事業主が対象です。

年会費(税込) 5,500円(年間100万円利用で翌年以降永年無料)
基本還元 200円で1ポイント(特約店3ポイント・最大2.0%)
国際ブランド Visa/Mastercard
利用限度額 総枠〜500万円
追加カード・ETC パートナー18枚まで永年無料/ETC無料(前年未利用で翌年550円)
旅行保険 海外・国内とも最高2,000万円(利用付帯)

JCB Biz ONE ゴールド

無料版と同じ200円で2ポイントの還元に、ゴールドならではのショッピングガード保険が加わります。年会費は5,500円(税込)ですが、初年度は無料。年間100万円以上利用すれば翌年度以降も年会費は無料です。還元率を維持しながら、ショッピング保険も備えたい会社に向いています。

ショッピングガード保険は国内・海外ともに最高500万円。優待店ではポイントが最大21倍までアップします。ETCカードは1枚まで無料で発行でき、MyJCBの外部接続を利用して、マネーフォワードや弥生、freee、ソリマチなどの会計ソフトとも連携できます。

一方、旅行傷害保険は付帯していません。出張時の補償を重視するなら、JCBゴールド法人カードも候補になります。モバ即入会なら最短5分で審査が完了し、スピーディーに利用を始められるのも魅力です。

年会費(税込) 5,500円(初年度無料・年間100万円利用で翌年無料)
基本還元 200円でJ-POINT2ポイント(優待店最大21倍)
国際ブランド JCB
利用限度額 総枠50万〜500万円
追加カード・ETC ETC1枚無料(使用者カードは発行不可)
ショッピング保険 海外・国内とも最高500万円

EX Gold for Biz M

オリコが発行するゴールドで、初年度は無料、2年目以降も年3,300円(税込)と軽い負担です。コストを抑えながら、保険や優待を充実させたい会社に向いています。メンバーカードは1枚1,100円(税込)で最大3名まで持てます。

ポイントは暮らスマイルで、1,000円につき1スマイルたまり、EX Gold for Biz会員なら20%ずつ上乗せです。国際ブランドはMastercard・Visa・JCBから選べます。海外旅行傷害保険は利用付帯で最高2,000万円、国内は最高1,000万円で、いずれも旅行代金をカードで払うことが条件です。

利用枠は審査で個別に決まり、新規入会時の枠はカード送付時に知らされます。ショッピングガードは年間最高100万円です。申し込みは法人代表者が対象で、本人確認資料があれば決算書は不要です。利用可能枠は審査後に通知されるため、事前に確認することはできません。

年会費(税込) 初年度無料・2年目以降3,300円
基本還元 1,000円で1スマイル(暮らスマイル)
国際ブランド Mastercard/Visa/JCB
利用限度額 審査で個別に決定
追加カード・ETC メンバーカード最大3名(1枚1,100円)/ETC無料
旅行保険 海外最高2,000万円・国内最高1,000万円(利用付帯)

Airカード

還元率を重視する会社に向いている法人カードです。200円につき3ポイントのリクルートポイントが貯まり、基本還元率は1.5%と法人カードのなかでも高めです。利用額が大きいほど、高い還元率のメリットを活かしやすくなります。

年会費は5,500円(税込)で、使用者カードは1枚3,300円(税込)です。利用枠は総枠で10万〜最大500万円、入会時は100万円までが上限で、一定期間の利用後に増額を申し込めます。ETCカードとQUICPayも追加可能。会計連携はMyJCBの外部接続で、マネーフォワード・freee・弥生・ソリマチに対応します。

光熱費など一部の支払いは還元率が異なり、加算の対象外になる利用もあります。1.5%はすべての決済に一律で付くわけではない点を押さえてください。カードは申し込みから3週間前後で届くため、急ぎで使いたい場合は発行の早いカードと使い分けるのが現実的です。

年会費(税込) 5,500円(使用者3,300円)
基本還元 1.5%(200円で3ポイント・リクルートポイント)
国際ブランド JCB
利用限度額 総枠10万〜500万円(入会時100万円)
追加カード・ETC 使用者3,300円/ETC・QUICPay追加可
申込対象 法人・個人事業主(使用者18歳以上)

ANA JCB法人カード(一般)

出張でANAをよく使う会社なら、決済でためたポイントをマイルに回せます。年会費は2,475円(税込)で、初年度は無料です。出張費の決済がマイルとして戻る流れを作りたい会社に向きます。

ポイントは200円で1ポイントのJ-POINTで、1ポイントを2マイルへ移せます。海外旅行傷害保険は最高1,000万円で、国内旅行傷害保険は付きません。使用者カードは1名825円(税込)で、1枚目が無料なら追加も無料、ETCカードは複数枚を無料で発行できます。

利用枠は総枠で10万〜500万円のため、高額決済の主役というよりは出張の決済に向くカードです。申し込みには、日本国内の金融機関の法人口座が必要になります。マイルを活用しないなら、年会費無料のJCB法人カードを選ぶほうがコストを抑えられます。

年会費(税込) 2,475円(初年度無料)
基本還元 200円でJ-POINT1ポイント(1ポイント2マイル)
国際ブランド JCB
利用限度額 総枠10万〜500万円
追加カード・ETC 使用者825円(1枚目無料なら追加も無料)/ETC複数無料
旅行保険 海外最高1,000万円/国内はなし

出張や接待の多い会社に向く。上位グレードからプラチナの7枚

ここからは、上位グレード〜プラチナの7枚を紹介します。出張や接待が多く、旅行傷害保険や付帯サービスを重視する会社向けのカードです。利用可能枠も個別与信で大きく設定されるものが多く、高額な決済が多い会社にも向いています。年会費とサービス内容のバランスを見ながら選ぶとよいでしょう。

JCBゴールド法人カード

海外で最高1億円、国内で最高5,000万円の旅行傷害保険が、このカードの大きな特徴です。年会費は11,000円(税込)で、オンライン入会なら初年度は無料。プラチナまでは不要でも出張の備えは厚くしたい会社に、ちょうどいい選択肢です。

旅行傷害保険はいずれも利用付帯で、海外は死亡・後遺障害が最高1億円、国内は最高5,000万円です。ポイントは200円で1ポイントのJ-POINTで、優待店なら最大20倍まで上がります。ショッピングガード保険も海外・国内とも最高500万円が付きます。

使用者カードは1名3,300円(税込)で、1枚目が無料なら追加分も無料です。ETCカードは複数枚を無料で発行できます。利用可能枠は50万〜500万円のため、高額決済が多い会社なら、より利用枠の大きい法人カードも候補になるでしょう。

年会費(税込) 11,000円(オンライン入会は初年度無料)
基本還元 200円でJ-POINT1ポイント(優待店最大20倍)
国際ブランド JCB
利用限度額 総枠50万〜500万円
追加カード・ETC 使用者3,300円(1枚目無料なら追加も無料)/ETC複数無料
旅行保険 海外最高1億円・国内最高5,000万円(利用付帯)

JCBプラチナ法人カード

年会費33,000円(税込)で、JCBの法人カードのなかではいちばん上のグレードにあたります。コンシェルジュや手厚い付帯サービスまで含めて、出張と接待をまとめて底上げしたい会社向けの1枚。ゴールドとの差は、枠の大きさと付帯サービスの厚みに出ます。

旅行傷害保険は利用付帯で、海外・国内とも死亡・後遺障害が最高1億円です。ショッピングガード保険は海外・国内とも最高500万円が付きます。ポイントは200円で1ポイントのJ-POINTで、お気に入りの店を登録すると最大20倍まで伸びる仕組みです。

利用枠は総枠で150万円からと、ゴールドより一段上が期待できます。使用者カードは1名6,600円(税込)、ETCカードも複数枚が無料です。会計連携はMyJCBの外部接続で、弥生やfreee、ソリマチなどに明細を取り込めます。年会費に見合う出張や接待の頻度があるかで、ゴールドとの線引きを考えてください。

年会費(税込) 33,000円
基本還元 200円でJ-POINT1ポイント(登録店で最大20倍)
国際ブランド JCB
利用限度額 総枠150万円〜
追加カード・ETC 使用者6,600円/ETC複数無料
旅行保険 海外・国内とも最高1億円(利用付帯)

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード

アメックスのビジネス・カードでは、年会費を抑えたスタンダードな1枚です。100円につき1ポイントのメンバーシップ・リワードが貯まり、経営者や個人事業主が申し込めます。ステータス性を重視しつつ、年会費はできるだけ抑えたい会社に向いています。

利用できる金額に一律の制限がなく、利用状況に合わせて個別に設定される方式です。海外・国内の旅行傷害保険は利用付帯で最高5,000万円、ショッピング・プロテクションは年間最高500万円まで。ETCカードは年会費も発行手数料も無料で、基本カード会員は20枚まで持てます。

追加カードは最大99枚まで発行でき、付帯特典なしなら年会費は無料です。ただし、判定期間中に利用がない追加カードには管理手数料3,300円(税込)が発生する場合があります。追加カードは年会費無料でも、利用状況によっては管理手数料がかかる点には注意が必要です。会計ソフトは弥生、freee、MoneytreeとAPIで連携できます。

年会費(税込) 13,200円
基本還元 100円で1ポイント(メンバーシップ・リワード)
国際ブランド American Express
利用限度額 一律の制限なし・個別設定
追加カード・ETC 最大99枚(特典なしは無料・未利用時管理手数料3,300円)/ETC20枚まで無料
旅行保険 海外・国内とも最高5,000万円(利用付帯)

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

グリーンより利用可能枠や付帯保険を充実させたい会社に向いています。年会費は49,500円(税込)で、利用できる金額に一律の制限はなく、利用状況に合わせて個別に設定されます。高額の利用が続くときは、増額の審査も用意されています。

旅行傷害保険は利用付帯で、海外は旅行代金をカードで払うと最高1億円、国内は最高5,000万円です。ポイントは100円で1ポイントのメンバーシップ・リワード。ETCカードは無料で20枚まで、追加カードは最大99枚で、付帯特典なしは年会費無料になります。

付帯特典ありの追加カードは1枚13,200円(税込)です。グリーンと同様、判定期間中に利用がない追加カードには管理手数料3,300円(税込)が発生する場合があります。追加カードを多く発行する予定がある場合は、この条件も確認しておきたいところです。会計ソフトは弥生、freee、Moneytreeと連携できます。カードの発送は個人事業主で約1週間、法人は約3週間が目安です。急ぎで利用したい場合は、発行スピードの早い法人カードも候補になります。

年会費(税込) 49,500円
基本還元 100円で1ポイント(メンバーシップ・リワード)
国際ブランド American Express
利用限度額 一律の制限なし・個別設定
追加カード・ETC 最大99枚(特典あり13,200円/特典なし無料)/ETC20枚まで無料
旅行保険 海外最高1億円・国内最高5,000万円(利用付帯)

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

出張や接待向けの付帯サービスが充実したプラチナカードです。年会費は165,000円(税込)と今回紹介する20枚のなかでも高額ですが、そのぶんサービス内容も充実しています。付帯サービスを活用する機会が多い会社に向いています。

旅行傷害保険の海外は、旅行代金のカード決済で最高1億円、決済しない場合も最高5,000万円です。国内は最高5,000万円になります。ショッピング・プロテクションは年間最高500万円まで。利用枠は一律の制限がなく、利用状況に応じて個別に設定され、ポイントは100円で1ポイントたまります。

追加カードは付帯特典ありが4人まで無料で、5人目以降は1枚13,200円(税込)です。ETCカードは無料で、基本カード会員は20枚まで発行できます。会計ソフトは弥生、freee、Moneytreeと連携しています。年会費は高めですが、出張や会食が多く、付帯サービスを活用する機会が多い会社ほどメリットを感じやすいカードです。

年会費(税込) 165,000円
基本還元 100円で1ポイント(メンバーシップ・リワード)
国際ブランド American Express
利用限度額 一律の制限なし・個別設定
追加カード・ETC 特典あり4人まで無料・5人目以降13,200円/ETC20枚まで無料
旅行保険 海外最高1億円(カード決済なしでも5,000万円)・国内最高5,000万円

ダイナースクラブ ビジネスカード

接待や会食が多い会社に向いている、ダイナースクラブの法人カードです。年会費は33,000円(税込)で、利用可能枠に一律の制限はなく、支払い実績などに応じて個別に設定されます。加盟店での優待やグルメサービスが充実しているのも特徴です。

海外・国内の旅行傷害保険は利用条件付きで、基本会員は最高1億円、追加会員は最高5,000万円まで補償されます。ポイントは100円につき1リワードポイントが貯まり、一部の加盟店ではポイント加算の対象外となる取引があります。国際ブランドはダイナースクラブで、付帯するビジネス コンパニオンカードはMastercardです。

追加カードは4枚まで発行でき、3枚目と4枚目は1枚あたり年5,500円(税込)の維持手数料がかかります。ETCカードは基本カード1枚につき5枚まで、追加カードは1枚につき1枚まで発行可能です。会計ソフトはfreee会計と連携し、利用履歴を自動で取り込めます。決算書や登記事項証明書の提出は不要で、法人の代表者・役員のほか個人事業主も申し込めます。接待や会食の機会が多く、ダイナースクラブならではの優待を活用したい会社に向いている1枚です。

年会費(税込) 33,000円
基本還元 100円で1ポイント(リワードポイント)
国際ブランド Diners Club(Mastercard付帯)
利用限度額 一律の制限なし・個別設定
追加カード・ETC 追加4枚まで無料(3・4枚目は年5,500円)/ETCは基本カード1枚につき5枚(追加カードは1枚)
旅行保険 基本会員最高1億円・追加会員最高5,000万円(利用条件付き)

三井住友カード ビジネスオーナーズ(プラチナプリファード)

特約店で最大10%のポイント還元を受けられるのが、このプラチナカードの大きな特徴です。年会費は33,000円(税込)で、通常の還元率は1.0%。高い還元率を重視する会社や、利用可能枠の大きいカードを探している会社に向いています。

ビジネスオーナーズ特約店では対象店舗で最大2.5%、プラチナプリファード特約店では対象店舗で最大10%までポイント還元がアップします。利用可能枠はカードショッピングで最大9,999万円と、このシリーズのなかでも大きく設定されています。パートナー会員は永年無料で、18枚まで発行できます。

海外・国内の旅行傷害保険は利用付帯で最高5,000万円、お買物安心保険は年間最高500万円です。旅行傷害保険は、いずれも旅費などをカードで支払うことが補償の条件となります。ETCカードは無料で発行できますが、前年度に一度も利用がない場合は翌年度に550円(税込)の年会費がかかります。特約店での利用が多い会社ほど、高い還元率を活かしやすい1枚です。

年会費(税込) 33,000円
基本還元 通常1%(特約店で最大2.5%・限定特約店で最大10%)
国際ブランド Visa
利用限度額 総枠〜9,999万円
追加カード・ETC パートナー18枚まで永年無料/ETC無料(前年未利用で翌年550円)
旅行保険 海外・国内とも最高5,000万円(利用付帯)

従業員1名・3名・10名・20名で年間コストを計算した

従業員が増えると、法人カードの年間コストは追加カードの料金しだいで大きく変わります。本会員だけを見て選ぶと、10名や20名に配ったときに差が開きます。代表的な5枚について、本会員と追加カードの公式の税込年会費だけで年間コストを計算しました。

従業員数 UPSIDERカード 三井住友BO(一般) 三井住友BO(ゴールド)※1 Airカード JCBゴールド法人カード
1名 0円 0円 5,500円 5,500円 11,000円
3名 0円 0円 5,500円 12,100円 17,600円
10名 0円 0円 5,500円 35,200円 40,700円
20名 0円

– ※2

-※2

68,200円 73,700円

※1 三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)は年間100万円の利用で翌年以降の年会費が無料です。表は条件を満たさない場合の額を示します。※2 三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般・ゴールド)はパートナーカードが18枚までのため、1枚の商品だけで20名分を配ることはできません(本会員とパートナー18枚で最大19名)。ETCなどの別費用は含みません。

表でわかるのは、追加カードが無料の系統は人数が増えてもコストが動かない点です。UPSIDERカードは追加カードが無制限で、従業員が20名でも年会費の総額は変わりません。三井住友カード ビジネスオーナーズもパートナー会員は永年無料ですが、1枚で配れるのは18枚までで、本会員を含めて19名までになります。

一方、使用者カードに課金するAirカードやJCBゴールド法人カードは、人数に比例して伸びていきます。JCBゴールド法人カードは本会員11,000円に使用者3,300円が人数分だけ加わり、20名なら年73,700円です。少人数で高い還元や保険がほしいなら、有料カードでも1枚あたりの負担は軽く収まります。

大人数へ配るほど、効いてくるのは追加カードが無料の系統です。自社の従業員数を先に置いて、この表の縦の列で見比べると、年会費で損をしにくい選び方ができます。戻ってくるポイントの分だけ、実質の負担はさらに軽くなるでしょう。


追加カードが無料の系統は、人数が増えても動かない。

法人カードのよくある質問9つに答える

法人カードとビジネスカードに違いはありますか?

A. ほぼ同じ意味で使われています。もともとは、大企業向けの「コーポレートカード」と中小企業・個人事業主向けの「ビジネスカード」を分ける呼び方がありました。ただし、その線引きは発行会社ごとに異なります。この記事では、法人や個人事業主が後払いで使うカードをまとめて法人カードと呼んでいます。呼び名より、年会費や限度額・還元・会計連携の中身で選ぶほうが実用的です。

法人カードの年会費は経費にできますか?

A. 事業のために使うカードなら、年会費は経費として計上できるのが一般的です。勘定科目は「諸会費」や「支払手数料」などが使われます。ただし、個別の処理は事業の実態や税務の判断によります。詳しくは顧問税理士や税務署に確認してください。私用と兼ねる場合は、事業分と私用分の区別が必要になります。

社長以外の従業員も法人カードを使えますか?

A. 使えます。多くの法人カードで、本会員とは別に従業員用の追加カードを作れる仕組みです。三井住友カード ビジネスオーナーズはパートナーカードを18枚まで、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは追加カードを最大99枚まで発行できます。カードごとに利用先や金額の制限をかけられる商品もあり、経費の統制に向いています。

法人カードの名義は個人名ですか、会社名ですか?

A. 多くは会社名と個人名の併記です。券面には会社名と、実際に使う人の氏名が入るのが一般的で、支払いは法人の口座から引き落とされます。従業員用の追加カードは、その従業員の名前で発行されます。名義の細かい扱いは発行会社で異なるため、複数人で使う予定があるなら申し込み前に確かめてください。

引き落とし口座は法人口座と個人口座のどちらですか?

A. 法人カードは法人口座、個人事業主向けは屋号や個人の口座を指定するのが基本です。ANA JCB法人カードのように、日本国内の金融機関の法人口座を条件にする商品もあります。フィンテック系には、チャージ用の口座に入金して使う方式のカードもあります。口座の要件は審査にも関わるため、公式の申込条件で確かめてください。

法人ETCカードは複数枚つくれますか?

A. カードによります。JCBの法人カードやANA JCB法人カード(一般)なら、ETCカードは複数枚とも年会費無料。ダイナースクラブ ビジネスカードは基本カード1枚につきETCカードを5枚まで発行できます。一方、freeeカード UnlimitedのようにETCを発行できないカードもあるため、社用車の台数に足りるかを先に確かめてください。

法人カードのETC発行枚数の上限を示した図。アメリカン・エキスプレスは20枚まで無料、ダイナースクラブは基本カード1枚につき5枚まで、JCB Biz ONE 一般は1枚まで、freeeカード Unlimitedは発行できません。
ETCの発行枚数は、カードで上限が大きく違う。

法人カードで税金を払えますか?

A. 多くのカードで納税に使えますが、ポイントの扱いには注意が必要です。国税の「国税クレジットカードお支払サイト」などを通じて、カードで税金を払えます。ただし決済手数料がかかり、税金の支払いはポイントの対象外だったり還元率が下がったりするカードがあります。手数料と還元を差し引きして、現金での納付と比べてから使ってください。

法人カードでためたポイントやマイルは個人で使えますか?

A. 原則として、事業で得たポイントは事業のために使うのが基本です。法人カードのポイントやマイルは会社の経費で得た対価にあたるため、私的な流用は税務や社内規程の面で問題になり得ます。ANA JCB法人カードのマイルのように、規約で使い道や移行の条件が決まっている商品もあります。個人利用の可否は、各カードの規約と自社のルールで確認してください。

法人カードの利用代金は、どう仕訳すればいいですか?

A. 利用した時点と口座から引き落とされた時点を分けて記帳するのが基本です。利用時に「未払金」で計上し、引き落とし時に口座から消し込む流れが一般的です。多くの法人カードは会計ソフトと明細を連携でき、freeeカード Unlimitedのように仕訳まで自動化できる商品もあります。電子帳簿保存法に沿った証憑の保存とあわせて、顧問税理士に処理方法を確認してください。

まとめ

法人カードは、年会費だけでなく、利用可能枠や追加カード、会計ソフトとの連携など、重視するポイントによって選ぶカードが変わります。最後に、この記事のポイントを振り返ります。

  • 法人カードは順位ではなく、年会費の総額・利用枠の型・還元の原文・会計連携・申込条件の5点で選ぶ
  • 年会費は本会員だけでなく、追加カードとETCまで足した総額で見る。条件付き無料は条件まで確かめる
  • 高額決済が多いなら個別与信で大きな枠を出すフィンテック系、保険や優待を重視するならゴールド以上が向く
  • 会計連携は「対応」で終わらせず、自社が使うソフトの製品名が公式に載っているかを見る
  • 個人事業主や設立直後は、申込対象と必要書類でまず絞る。数値や条件は申し込み直前に公式で再確認する

法人カードは、会社ごとに最適な1枚が異なります。まずは決済額の大きい支出や、カードを利用する人数を整理したうえで、条件に合うカードを2〜3枚まで絞り込むと選びやすくなります。

申し込む前には、年会費や利用条件などの最新情報を公式サイトで確認しておきましょう。制度やサービス内容は変更されることがあるため、最終的には公式情報を基準に判断するのが安心です。

年会費無料のカードから始めて、決済額や利用人数の増加に合わせて上位カードへ切り替える方法も選択肢の一つです。法人カードは後から追加や見直しもできるため、現在の使い方に合ったカードを選ぶことが大切です。

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