ゴールドカードおすすめ7枚を比較|年会費・年間利用特典・空港ラウンジ

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ゴールドカードを選ぶとき、多くの人が最後に迷うのは費用の部分です。この年会費を、自分は取り返せるのか。空港ラウンジも旅行保険も魅力的に見えますが、年に一度も空港へ行かない人にとっては費用だけが残ります。逆に、年間の支払いをカード1枚にまとめている人なら、条件を満たして年会費の請求そのものがなくなることもあります。

もちろん、ラウンジや保険、家族での使い方を優先する選び方もあります。この記事では費用の条件を先に整理したうえで、還元率・ラウンジ・保険・家族カードの順に見ていきます。

判断の分かれ目になるのは、各社が用意している「年間◯万円を使えば年会費が変わる」という条件です。ところがこの条件、同じ「年間100万円」という言葉でも、中身が3種類に分かれます。一度達成すればずっと無料になるもの、毎年達成しないと受け取れないもの、そして年会費自体は下がらずポイントで戻ってくるもの。この違いを踏まえずに金額だけを比べると、申し込んだあとで話が違うということになりかねません。

本記事で比較するのは、発行会社がゴールドとして位置づけていて、招待を待たずに申し込める7枚です。年会費と、その年会費が変わる条件を同じ基準で並べたうえで、還元率・空港ラウンジ・旅行保険・家族カードの費用を順に見ていきます。順位はつけません。条件が合うかどうかは、使う人によって変わるからです。

目次

おすすめのゴールドカード7枚を条件で比較

まず全体を見渡します。本記事で取り上げる7枚を、年会費、年会費が変わる条件、基本還元率、国内空港ラウンジで並べました。

カード 年会費(初年度) 年会費(2年目以降) 年会費が変わる条件 基本還元率 空港ラウンジ
三井住友カード ゴールド(NL) 通常の新規申込は5,500円(税込) 5,500円(税込) 年間100万円の利用で翌年以降永年無料。対象カードの利用実績にもとづく案内メール経由の切替なら初年度から永年無料 0.5% 国内主要空港とホノルルの対象ラウンジ
JCBゴールド 無料(オンライン入会のみ。切替は対象外) 11,000円(税込) 初年度が無料 最大0.5%相当 国内主要空港とホノルルの対象ラウンジ
楽天ゴールドカード 2,200円(税込み) 2,200円(税込み) 1.0% 国内とダニエル・K・イノウエ国際空港の対象ラウンジを年2回
エポスゴールドカード 5,000円(税込) 5,000円(税込) 申し込み後1年間で50万円以上の利用なら翌年以降永年無料。招待なら永年無料。エポスゴールド・プラチナ会員である家族からの紹介なら、新規申込は初年度から、既存のゴールド会員は翌年以降が永年無料 0.5% 国内主要空港と公式掲載の海外対象施設
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD 1,986円(税込) 1,986円(税込) 1.0% 公式の対象カード一覧に含まれない
Orico Card THE GOLD PRIME 無料(Web申込限定) 11,000円(税込) 初年度が無料 1.0% 国内主要空港とダニエル・K・イノウエ国際空港
三菱UFJカード ゴールド 無料(WEB入会対象) 11,000円(税込) WEB入会なら初年度無料。次年度以降は登録型リボ「楽Pay」の所定条件を満たすと11,000円から8,000円へ減額(入会初年度は優遇の対象外)。楽Payに登録すると以後のショッピング1回払いは自動的にリボ払いになり、指定額を超えて繰り越した残高には手数料率(実質年率)18.00%がかかる 最大0.5%相当 国内主要空港とホノルルの対象ラウンジ

※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。

表の「—」は、他の6枚と同じ基準では並べられない項目です。その特典がないという意味ではありません。基本還元率のうち「最大」と付いているものは、ポイント1点あたりの価値に上限がある書き方をしているカードで、交換先によって実際の価値は下がります。使い方から先に絞りたい場合は、記事の後半にある利用目的別の整理から読んでも構いません。

年会費だけを見ると、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDと楽天ゴールドカードが低く、JCBゴールドとOrico Card THE GOLD PRIME、三菱UFJカード ゴールドが11,000円台で並びます。ただしこの3枚は初年度が無料なので、1年目だけを比べると印象が変わります。三井住友カード ゴールド(NL)は通常の新規申込なら初年度から5,500円かかりますが、条件を満たせば2年目以降がゼロになります。

つまり、どの年に注目するかで順序が入れ替わります。ここが、ゴールドカードの比較がややこしくなる最初の理由です。

年会費の決まり方を4通りに整理した図。JCBはオンライン入会のみ、オリコのGOLD PRIMEはWeb申込限定、三菱UFJはWEB入会が対象で初年度が無料になること、三井住友とエポスは利用額で翌年以降が無料になること、三井住友の切替案内は年間100万円・満18歳以上・カードレター受取設定の3条件で届くこと、三菱UFJは年間100万円以上でポイントが戻るがこの特典では年会費が下がらないことを示す
年会費は通常申込・利用額・切替経路で決まり方が違う

同じ「年間100万円」でも、一度でいい条件と毎年必要な条件がある

本記事でいちばん伝えたいのはこの点です。年間の利用額に応じた特典は、カードによって、さらに同じカードの中でも、達成が必要な頻度が違います。

一度達成すれば、翌年以降ずっと無料になる条件

三井住友カード ゴールド(NL)の年会費は通常5,500円(税込)です。ここに、年間100万円を利用すると翌年以降の年会費が永年無料になるという条件がついています。以下は、通常の新規申込で入った場合の話です。別の入り方については後述します。

重要なのは、この100万円が毎年必要なわけではないことです。公式に示されている適用の流れでは、初年度に条件を達成した人は、翌年度の達成状況にかかわらず3年目以降の年会費も永年無料と案内されています。つまり、一度どこかの年度で100万円に届けば、そのあとは使う金額が減っても年会費は戻ってきません。

一度きりでよい、というのは実際にはかなり大きな条件です。カード払いが可能な大型支出がある年や、日常の固定費を対象カードへまとめられる年があれば、その1年だけで条件を満たせる可能性があります。以降は年間の利用額が少なくなっても、年会費は無料のままです。ただし支払い先によってはカード払いに対応していない場合があるので、まとめられるかどうかは事前に確認しておくことになります。

ただし、退会すると達成状況はリセットされます。いったん解約して入り直した場合、以前の実績は引き継がれません。

毎年達成しないと受け取れない特典

同じ三井住友カード ゴールド(NL)には、継続特典として10,000ポイントを受け取れる仕組みもあります。こちらは年会費とは別の制度で、毎年、年間100万円を利用することが条件です。

付与の時期にも決まりがあります。ポイントは毎年、カード加入月の末日までに付与されますが、初年度は付与されません。年会費の条件を初年度に達成しても、その年に10,000ポイントが届くわけではない、ということです。

整理すると、同じカードの中で次のように分かれます。

制度 条件 必要な頻度 初年度の扱い
年会費が永年無料になる 年間100万円の利用 一度達成すればよい 通常の新規申込では、達成しても初年度の年会費5,500円(税込)は必要
継続特典10,000ポイント 年間100万円の利用 毎年達成が必要 付与されない

金額の条件が同じなので一括りにされがちですが、片方は一度でよく、もう片方は毎年必要です。10,000ポイントを毎年受け取るつもりで申し込むなら、100万円を毎年使い続けられるかを先に考えることになります。

年会費の無料化とは別に、年間利用のボーナスがあるカードもある

エポスゴールドカードには、年間の利用額に応じたボーナスポイントが用意されています。年間50万円以上で2,500ポイント、年間100万円以上で10,000ポイントと案内されています。

このカードは年間50万円以上を使えば翌年以降の年会費が永年無料になります。ボーナスポイントのほうも年間50万円が最初の区切りですが、同じ金額でも判定する期間は別に決められています。

制度 集計する期間 効果
年会費が永年無料になる条件 ゴールドカードの申し込み後1年間 年間50万円以上で翌年以降の年会費が永年無料
年間ボーナスポイント 初年度は申し込み受付日から翌年当月末日まで。以降は毎年1年間 年間50万円以上で2,500ポイント、100万円以上で10,000ポイント

年会費の条件は一度達成すればその後も無料が続きますが、ボーナスポイントは毎年の期間ごとに判定されます。金額の水準が同じでも、期間の区切りと効果の続き方が違うということです。

年間100万円まで使う場合は、2,500ポイントに10,000ポイントが積み上がるのではなく、その年のボーナスが10,000ポイントになります。なお公式が案内している「最大1万円分」という金額は、ポイントをVJAギフトカードに交換した場合の相当額です。交換先によって受け取れる価値は変わります。

どちらの制度でも、tsumiki証券での積立額とエポスVisaプリペイドカードへの入金分は年間利用金額の対象になります。金額は税込・割引後で判定され、運転免許や引越しのクレジットなど対象外になる商品もあります。

ただし積立については、年間ボーナスポイントのほうに条件が追加されています。2024年4月以降に始まる集計期間では、tsumiki証券の積立分を引き出すと、その集計期間中の積立額から引き出し分が減算されると案内されています。

減算されるのは積立額の側だけです。公式の例では、ショッピング利用が100万円で積立がマイナス10万円になった場合でも、ショッピング利用分からマイナス分は差し引かれず、年間ボーナスポイントの対象金額は100万円として扱われます。積立額がマイナスになっても、その分は集計期間が終わればリセットされ、次の年度は0円から始まります。

ただし、それぞれの制度で利用額を数える期間の起点は公式の案内で確認したうえで判断してください。年会費の条件とボーナスの条件は別の制度です。

三井住友カード ゴールド(NL)の継続特典10,000ポイントと金額の条件は同じですが、年会費が無料になる金額の水準が違います。三井住友カード ゴールド(NL)は100万円で年会費が無料になり、エポスゴールドカードは50万円で無料になります。

JCBゴールドは50万円ごとにボーナスポイントが付く

JCBゴールドには、年間の利用額に応じてポイントが付くJ-POINTボーナスがあります。当年の利用金額50万円(税込)ごとに、通常のポイントとは別に進呈される仕組みです。

JCBゴールドはプレミアム会員にあたり、進呈されるポイント数は次のように案内されています。

到達した金額 その時点で追加されるポイント
50万円達成 1,000ポイント
以降50万円ごと(250万円まで) 2,000ポイント
300万円達成 6,000ポイント
以降50万円ごと(上限なし) 2,500ポイント

表の数字は累計ではなく、その金額に到達したときに追加で進呈されるポイント数です。

集計期間は毎年12月16日から翌年12月15日までの1年間で、達成した翌月に進呈されると案内されています。家族会員の利用分は本会員の分と合計して集計されます。カード年度ではなく決まった暦の期間で区切られるので、年の途中で入会した場合は最初の期間が短くなります。

ただし、すべての支払いが50万円の集計に入るわけではありません。年会費、ショッピングのリボ払い・分割払い・スキップ払いの手数料、キャッシングサービスの利用分、電子マネーへのチャージ分などは、ポイントの付与も集計の対象にもならないと案内されています。

年会費が無料になるのか、ポイントで戻ってくるのかは別の話

年間の利用額で優遇が受けられるカードは他にもありますが、優遇の中身が違います。

三菱UFJカード ゴールドは、WEB入会を対象に初年度の年会費が無料で、2年目以降は11,000円(税込)です。このカードにも年間100万円以上の利用に応じた優遇がありますが、これは11,000円相当のポイントを受け取れるという内容で、年会費そのものが無料になるわけではありません。年間100万円を使っても年会費そのものが無料になるわけではなく、WEB入会による初年度無料を除けば2年目以降は年会費がかかり、そこにポイントが戻ってくる、という関係です。

この年間100万円は、12ヵ月(初年度は最大13ヵ月)のショッピング利用額を集計して判定すると案内されています。ただし年会費、キャッシングやカードローン、分割払い・リボ払いの手数料、クレジットカード決済による積立などは集計の対象外です。積立を続けていても、その分は100万円には入りません。付与されるのは2,200ポイントで、11,000円相当という金額は1ポイントを5円相当として使った場合の数字です。交換先によって1ポイントの価値は変わるため、年会費と必ず同額が相殺されるわけではありません。なお、この優遇の対象は2022年7月1日以降に三菱UFJカード ゴールドへ新規入会またはランクアップで入会した人と案内されています。

受け取る側から見た金額が近く見える場合もありますが、性質は違います。年会費が無料になる場合は請求そのものが止まります。ポイントで戻る場合は、いったん年会費を支払ったうえで、条件を満たした年だけポイントを受け取ることになります。条件を満たせなかった年は、年会費だけが残ります。

なお三菱UFJカード ゴールドには、登録型リボの「楽Pay」による年会費優遇も用意されています。これは年会費がゼロになる制度ではなく、通常11,000円(税込)の年会費が8,000円(税込)へ減額されるものです。

条件は、登録するだけでは足りません。「楽Pay」の利用分が翌月以降へ繰り越され、優遇判定期間の間にリボ払い手数料を支払うことが必要と案内されています。優遇判定期間は、前年度のカード年会費請求月から当年度のカード年会費請求月の前月までです。

集計されるのは、支払日に支払口座から引き落とされたリボ払い手数料に限られます。事前返済などで振り込んだ手数料は条件の対象になりません。また、入会初年度のカード年会費は優遇の対象外で、家族会員の年会費も対象外です。楽Payを解除している場合も優遇の対象になりません。

ここで押さえておきたいのは、楽Payが登録型のリボ払いだという点です。登録すると、その後のショッピング1回払いの利用分は自動的にリボ払いになると案内されています。買い物のたびに支払方法を選び直す仕組みではありません。

毎月の支払額はあらかじめ自分で指定します。指定した金額の範囲に収まっていればリボ払い手数料はかかりません。指定額を超えた分が翌月以降へ繰り越され、その繰り越した金額に対して手数料率(実質年率)18.00%の手数料がかかります。なお、カードの種類によって手数料率が異なる場合があると案内されています。

指定できる金額には決まりがあります。3千円以上1万円までは1千円単位、1万円以上は5千円単位で、上限は10万円です。月の利用が10万円を超える人は、指定額だけで全額を払い切る設定にはできません。

指定額は口座から引き落とされる総額の上限でもありません。ボーナス一括払い、2回払い、分割払い、キャッシング、カードローンの利用分、それにカード年会費は、この指定額と合算して請求されます。指定額を3万円にしていても、引き落とし額が3万円で収まるとは限りません。

登録の影響は本人だけにとどまりません。本人会員が登録すると、家族会員の利用分も楽Payの対象になります。家族が1回払いのつもりで使った分も含めて、世帯全体の利用が指定額の判定に入ります。登録前からリボ払いの残高がある場合は、その毎月の支払額も楽Payで指定した金額へ変わります。

手数料の計算にも注意点があります。支払方式は元利定額(ウィズイン)と元金定額(ウィズアウト)の2つから選べます。元利定額は指定額の中に手数料を含める方式、元金定額は指定した元金に手数料を上乗せして払う方式で、毎月の請求額と元本の減り方が変わります。元利定額(ウィズイン)方式では、残高によって手数料が指定額を上回ることがあります。その場合は超過分を含めた手数料の全額を支払うことになり、以降は手数料だけの請求が続いて元本が減らない状態になり得ると案内されています。公式もこの状態では指定額の変更を勧めています。

やめるときも一度で終わりません。登録を解除しても、対象になっていた利用分は解除後もリボ払いのまま支払いが続き、毎月の支払額も登録中に指定していた金額のままになります。解除日までの1回払い利用分も同じ扱いです。解除すれば残りが一括払いに戻る仕組みではありません。

なお、登録後のショッピング1回払いは「リボ・分割ご利用可能枠」の範囲内で扱われます。この枠には2種類あり、楽Payの利用可能枠は、カードの利用可能枠内の「内リボ/分割」枠と「割賦取引利用可能枠」のうち少ないほうになると案内されています。利用可能枠そのものを超えるとカードは使えません。割賦取引利用可能枠の範囲内でも「内リボ/分割」枠を超えた分は、毎月の指定金額に加算して支払うことになります。新規の利用分については、利用日から初回支払日の前日まで手数料はかからないとされています。

つまりこの優遇は、リボ払いの手数料を実際に負担することと引き換えに、年会費が3,000円下がる仕組みです。年会費が下がる金額だけを見て判断できるものではありません。毎月の支払額をどう指定するか、指定額を超える買い物をする月があるかどうか、家族の利用がどれくらいあるかで、負担する手数料は変わります。

初年度無料の条件にも注意点があり、入会後に国際ブランドを切り替えた場合は初年度年会費無料の対象外になると案内されています。

同じ年間100万円でも制度によって扱いが違うことを4通りに整理した図。通常の新規申込は初年度5,500円で年間100万円により翌年以降が永年無料になること、年会費の無料化は一度達成すればよいこと、案内メール経由の切替は所定の3条件を満たすと案内が届き期限内の申込と審査を経て初年度から永年無料になること、継続特典の10,000ポイントは毎年達成が必要で加入初年度中は付与されないことを示す
同じ年間100万円でも入る経路と制度で扱いが違う

年間利用額の集計は、思っているより範囲が狭い

「年間100万円」という条件を見たとき、多くの人は1月から12月までの支払い合計を思い浮かべます。実際にはそうではありません。集計の起点も、対象になる支払いも、公式に細かく決められています。

集計期間はカードを作った月が起点になる

三井住友カード ゴールド(NL)の場合、利用対象期間は本会員のカード加入月の11ヵ月後末までです。初年度はカード加入日から11ヵ月後の末日まで、翌年度以降は加入月の1日から11ヵ月後の末日まで、という区切りになります。

暦年ではないので、たとえば7月にカードを作った人は、翌年6月末が最初の区切りです。年末に慌てて使っても、区切りを過ぎていれば次の期間の集計に入ります。自分のカードがいつ始まったのかは、カード到着時の台紙やWEB明細で確認できます。

ここを勘違いすると、あと少しで届くと思っていた金額が、実は別の期間にまたがっていた、ということが起こります。

集計に入らない支払いがある

もうひとつ見落とされやすいのが、集計の対象外になる支払いです。三井住友カード ゴールド(NL)では、次のような利用が年間利用額の集計対象になりません。

  • 年会費(クレジットカード、ETCカード、PiTaPaカード)
  • 三井住友カードつみたて投資(SBI証券)
  • キャッシングリボ、海外キャッシュサービス、その他ローンの返済金
  • リボ払い・分割払いの手数料
  • 交通系およびその他一部の電子マネーへのチャージ
  • クレジットカードおよびApple Pay経由でのモバイルSuicaへのチャージ(定期券・特急券・Suicaグリーン券の購入分を含む)。ただしGoogle Pay経由でのモバイルSuicaへのチャージと定期券類の購入は対象になります
  • クレジットカードおよびApple Pay経由でのモバイルPASMOへのチャージ、SMART ICOCAへのチャージ。こちらも定期券類の購入分は対象になります
  • モバイルICOCAへのチャージと定期券購入
  • 国民年金保険料。切替案内の判定では、提携会社から収納事務を委託された一部の保険料も対象外と案内されています
  • PiTaPa(ポストペイおよびオートチャージ)の利用分
  • nanaco、WAON、楽天Edy、au PAY、ANA Pay、JAL Pay、VポイントPayへのチャージ
  • Kyash、バンドルカード、同社発行プリペイドカードへのチャージ。VポイントPayアプリとTOYOTA Walletへのチャージも対象外
  • ANA Payへのチャージ、ミャクペ!へのチャージ
  • 同社発行プリペイドカードへのチャージ、VポイントPayアプリへのチャージ
  • 国民年金保険料
  • 三井住友銀行外貨自動積立サービス(クレジットカード決済)
  • au PAY、Kyash、JAL Pay、バンドルカードへのチャージ

対象になるかどうかは支払いの種類ごとに決まっています。同じ電子マネー関連でも扱いが分かれる場合があるので、条件を使うつもりなら、自分がよく使う支払い方法が対象かどうかを申込前に確認しておくと確実です。日々の買い物や公共料金のように、通常のカード払いとして通るものが集計の中心になります。

交通系電子マネーは、同じ商品でも通した経路で扱いが変わります。モバイルSuicaはクレジットカードから直接チャージした分とApple Pay経由の分が対象外で、定期券や特急券、Suicaグリーン券をその経路で買った分も同じ扱いです。一方、Google Pay経由のチャージと定期券類の購入は対象になると案内されています。同じ金額を同じ用途に使っても、どのアプリを通したかで集計に入るかどうかが変わります。

この経路の区別は、通常申込のあとに年間100万円で翌年以降の年会費が永年無料になる条件と、対象カードからゴールドへ年会費永年無料で切り替える案内条件の、どちらについても同じ内容で公式に案内されています。

支払方法そのものは制限されません。対象外の利用を除けば、2回払い、ボーナス一括払い、リボ払い、分割払いで買った分も集計に入ります。対象外なのはそれらの手数料であって、買い物の元金は含まれます。

判定の時点にも条件があります。利用判定のときにカードを退会していたり会員資格が停止されていたりすると、その期間の利用は集計されません。キャンペーンなどでキャッシュバックを受けた場合、その分が累計額から差し引かれることがあるとも案内されています。表示上は100万円に届いていても、判定で未達になる場合があるということです。

また、加盟店から売上票が届くのが遅れて対象期間を過ぎてしまった場合、その分は集計に入りません。公共料金やETCカードの利用分は売上票の到着が遅れやすいと案内されています。期限ぎりぎりで金額を調整するやり方は、集計に間に合わない場合があります。

家族カードの利用分が合算されるカードもある

集計の範囲は本人の支払いだけとは限りません。三井住友カード ゴールド(NL)では、家族カードおよび子カード(ETCカード、iD専用カードなど)の利用分は合算して集計されます。

家族で使う金額をまとめれば、1人では届かない金額にも近づきます。家族カードの年会費は永年無料なので、発行して支払いを寄せること自体に費用はかかりません。

年間利用額の集計範囲を4つに整理した図。集計に入るもの、家族カードとETC・iD専用カードの合算、一部の電子マネーへのチャージや三井住友カードつみたて投資が入らないこと、起点が加入月であることを示す
年間利用額の集計に入るものと入らないもの

年会費の差は、初年度と2年目以降で見え方が変わる

比較表でも触れましたが、初年度と2年目以降を分けて見ると、印象がはっきり変わります。

初年度が無料になる条件にはただし書きがある

通常の新規申込で初年度の年会費が無料になるカードは、本記事で比較する7枚のうち3枚です。ただし、いずれも条件つきです。なお、この3枚以外にも、あとで説明する切替の案内や招待の経路であれば初年度から年会費がかからないカードがあります。

  • JCBゴールドは、オンライン入会の場合のみ初年度年会費が無料。他のJCBカードからの切り替えは対象外。2年目以降は11,000円(税込)
  • Orico Card THE GOLD PRIMEは、Web申込限定で初年度年会費が無料。次年度以降は11,000円(税込)
  • 三菱UFJカード ゴールドはWEB入会が対象で初年度年会費が無料。2年目以降は11,000円(税込)。入会後に国際ブランドを切り替えた場合は初年度無料の対象外

申込方法によって条件が変わる点に注意が必要です。Web以外の経路で申し込んだ場合や、すでに同じカードを持っていた場合には、初年度無料が適用されないことがあります。

通常の新規申込では、初年度の年会費はかかる

もうひとつ、見落とされやすい条件があります。三井住友カード ゴールド(NL)に通常の新規申込で入った場合、年間100万円を使ったかどうかにかかわらず、初年度の年会費は5,500円(税込)がかかります。

「年間100万円で永年無料」という条件は、翌年以降の年会費に対して働きます。初年度に条件を達成しても、その年に支払った5,500円が戻ってくるわけではありません。無料になるのは2年目からです。

ただし、これは通常の新規申込で入った場合の話です。次に説明する切替の経路であれば、初年度から年会費がかからない形になります。

通常の新規申込で1年目の支出だけを比べれば、初年度が無料になる3枚のほうが安く済みます。2年目以降まで含めて考えると、条件を達成できる人にとっては三井住友カード ゴールド(NL)の負担が軽くなります。どちらが有利かは、カードを何年使うつもりかで変わります。

案内メール経由の切替なら、初年度から年会費がかからない

三井住友カード ゴールド(NL)には、新規に申し込む以外の入り方があります。対象の三井住友カードをすでに持っている場合、その利用実績にもとづいて切替の案内が届くという経路です。

公式に案内されている主な条件は、対象のカードで年間100万円(税込)以上を利用していること、満18歳以上(高校生を除く)であること、メールサービスの「三井住友カードレター」を「受け取る」設定にしていることです。これらを満たした人へ案内メールが届き、そのメールから期限内に切替を申し込むと、通常5,500円(税込)の年会費が永年無料でゴールドへ切り替えられます。切替にあたっては審査があります。対象となるカードの種類や、案内の対象から外れる場合の条件も定められているので、実際に該当するかどうかは公式の案内で確認することになります。

この経路では、初年度から年会費がかかりません。通常の新規申込で入った場合とは扱いが違います。

ただし、案内メールを受け取るために切替前のカードで使った100万円は、切替後のゴールド(NL)の継続特典10,000ポイントには引き継がれません。継続特典を受け取るには、切替後にあらためて対象期間内で100万円を使う必要があります。

注意したいのは、この「切替の時点から年会費が永年無料になる」という扱いが、案内メールから切り替えた場合に限られる点です。自分でアップグレードの手続きをした場合や、案内の期限を過ぎた場合は、この扱いの対象になりません。その場合でも、通常の新規申込と同じように年間100万円を使えば翌年以降の年会費は永年無料になります。すでに対象のカードを持っていて年間100万円に届きそうなら、カードレターを受け取る設定にしておくかどうかで、無料になる時期が変わることになります。

申込の経路によって年会費が変わるカードがある

年会費は、使い方だけでなく「どうやって申し込んだか」でも変わります。申込の経路によって条件が変わるカードは複数あります。ここでは、通常申込・招待・家族紹介・年間利用という複数の経路があるエポスゴールドカードを取り上げます。三井住友カード ゴールド(NL)の切替案内、JCBゴールドのオンライン入会限定、Orico Card THE GOLD PRIMEのWeb申込限定、三菱UFJカード ゴールドのWEB入会対象も、いずれも経路によって条件が変わる例です。

通常の申込と、招待や紹介による申込

エポスゴールドカードの年会費は、経路によって次のように分かれます。

申込の経路 年会費 補足
通常の申込 5,000円(税込) 自分の意思で申し込める
通常の申込後、年間50万円以上を利用 翌年以降永年無料 使った金額で条件を満たせる
エポスカードからの招待 永年無料 無料での申込には有効期限がある
エポスゴールド・プラチナ会員である家族からの紹介 紹介専用URLから新規に申し込むと初年度から永年無料。すでに年会費5,000円を払っているゴールド会員がファミリー登録した場合は翌年以降が永年無料 紹介を受けるのは紹介者から見て二親等以内の家族で、日本国内在住・18歳以上(高校生を除く)。生計を同一にする同性パートナーも配偶者として対象。別姓・別居でも対象。審査あり

同じカードでも、経路によって5,000円かかるか、ずっと無料かが変わります。ただし、招待や紹介は自分だけで選べる経路ではありません。招待は発行会社側から届くものです。

紹介のほうは、エポスファミリーゴールドという仕組みで、条件が細かく決まっています。紹介できるのはエポスゴールドカード会員またはエポスプラチナカード会員で、紹介した人がそのグループの代表会員になります。代表会員は1グループにつき1名で、1グループは代表会員を含めて11人までです。

紹介を受けられるのは、紹介者から見て二親等以内の家族で、日本国内在住・18歳以上(高校生を除く)の人です。別姓や別居でも対象になり、生計を同一にする同性パートナーも配偶者として対象に含まれると案内されています。申込には審査もあります。

無料になる時期は、どの状態から登録するかで変わります。紹介専用のURLから新たにゴールドカードを申し込んだ場合は、初年度から年会費が永年無料です。すでに年会費5,000円(税込)を払っているゴールド会員が紹介を受けてファミリー登録した場合は、翌年以降が永年無料になります。紹介した側も、年会費5,000円のゴールド会員であれば翌年以降が永年無料になると案内されています。

注意したいのは、紹介を受けてファミリー登録された家族会員は、そのままでは別の家族を紹介できないという点です。紹介する側に回るにはファミリー登録の解除が必要ですが、解除した場合はそれまでの利用分もファミリーボーナスポイントの対象外になると案内されています。解除には不利益がある、ということです。

自分の使い方で条件を満たせるのが、年間の利用額による無料化です。通常の年会費5,000円(税込)で申し込んだ場合でも、年間のご利用額が50万円以上になれば翌年以降の年会費が永年無料になると案内されています。招待が届くのを待たなくても、使う金額で条件に届く道があるということです。

三井住友カード ゴールド(NL)の100万円と比べると、金額の水準は半分です。年間50万円であれば、日常の支払いをこのカードにまとめている人なら現実的な範囲に入ってきます。

カード会社からの招待による無料の申込には、有効期限が設定されています。期限はエポスNetのマイページで確認できると案内されているので、招待が届いている場合は放置しないほうがよいことになります。

年会費の金額だけを他社と並べると5,000円のカードに見えますが、条件が整えば無料で持てるカードでもあります。招待も紹介もない場合は、通常の申込として5,000円(税込)で持つことになります。その場合でも、年間50万円以上を使えば翌年以降は永年無料です。

エポスゴールドカードの年会費が変わる経路を4通りに整理した図。通常申込は5,000円、年間50万円以上の利用で翌年以降永年無料、発行会社からの招待は永年無料で申込に有効期限があること、家族からの紹介は紹介URLでの新規申込なら初年度から無料で既存のゴールド会員は翌年以降が無料になることを示す
エポスゴールドカードは申込経路や年間利用額で年会費が変わる

ポイントの貯まり方は、基本の還元率で比べる

ポイント還元は各社が力を入れている部分ですが、比較の入口を間違えると実態が見えなくなります。広告で目立つのは特定の店舗や決済方法を組み合わせたときの数字で、日常の買い物すべてに効くわけではないからです。

まず見るべきは、通常のカードショッピングに対する基本の付与率です。カードをまたいで比べる出発点になります。ただしどのカードにも、ポイントの対象外になる利用先や、付与率が異なる利用先があります。実際の手取りは自分がよく使う店やサービスによって変わります。

基本還元率で見たときの位置関係

カード 基本の付与レート 還元率
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD 100円につき1オリコポイント 1.0%
Orico Card THE GOLD PRIME 100円につき1オリコポイント 1.0%
楽天ゴールドカード 100円につき1ポイント 1.0%
三井住友カード ゴールド(NL) 200円(税込)につき1ポイント 0.5%
JCBゴールド 200円(税込)につき1ポイント 最大0.5%相当
エポスゴールドカード 200円(税込)につき1ポイント 0.5%
三菱UFJカード ゴールド 1,000円につき1ポイント 最大0.5%相当

※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。

基本の付与率だけで見ると、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD、Orico Card THE GOLD PRIME、楽天ゴールドカードの3枚が1.0%です。三井住友カード ゴールド(NL)とエポスゴールドカードが0.5%、JCBゴールドと三菱UFJカード ゴールドが最大0.5%相当です。「最大」と付いているカードは、ポイント1点あたりの価値に上限がある書き方をしているもので、交換先によって実際の価値は下がります。

ただし、ポイントの価値は交換先で変わります。JCBゴールドで貯まるポイントは、1ポイントが最大1円相当として使えると案内されています。「最大」と書かれているとおり、交換先によって1ポイントあたりの価値は下がることがあります。還元率の数字だけでなく、自分が実際に使う交換先での価値まで見ないと、手取りの比較にはなりません。

期間限定の高還元には上限がある

Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDには、入会後6ヵ月間はポイント還元率が2.0%にアップする特典があります。基本の1.0%が倍になる計算です。

ここで確認しておきたいのが上限です。この特典は、期間中の利用金額50万円(5,000オリコポイント)が上限と案内されています。6ヵ月で50万円を超えて使った分は、上乗せの対象にはなりません。

期間限定の高還元は、こうした上限や対象期間とセットで見る必要があります。上限を無視して計算すると、実際に受け取れる金額より大きな数字が出てしまいます。

還元率の考え方をもう少し詳しく知りたい場合は、高還元率クレジットカードの記事でも扱っています。

空港ラウンジは「ゴールドなら使える」わけではない

ゴールドカードの特典として真っ先に挙がるのが空港ラウンジですが、使える範囲も回数もカードによって違います。同じ「空港ラウンジが使える」という一文でも、中身は同じではありません。

回数に制限があるカードがある

楽天ゴールドカードの空港ラウンジは、年2回まで無料で利用できます。この「年」は暦年ではなく、毎年9月1日から翌年8月31日までを1年として、その期間中に2回という区切りです。

一方、回数の数え方が年単位ではないカードもあります。JCBゴールドは1回の搭乗につき、出発地または到着地のいずれかのラウンジを1回だけ利用できる形で、同じ搭乗で複数のラウンジは使えません。乗り継ぎがある場合は各搭乗区間につき1回です。年に何回という上限ではなく、搭乗ごとの回数で決まっています。

三井住友カード ゴールド(NL)については、回数の制限なく無料で利用できると案内されています。

年に何度も飛行機に乗る人にとっては、2回で足りるかどうかが判断の分かれ目になります。逆に、年に1、2回の利用に収まるなら2回の枠で足ります。

利用のときには、本人名義のカードと、当日の搭乗が確認できるもの(航空券または半券)が必要になります。

使える空港の範囲もカードごとに違う

JCBゴールドは、国内の主要空港とハワイ ホノルルの国際空港内にあるラウンジを無料で利用できると案内されています。国内だけでなく、渡航先の空港が含まれるかどうかも確認するポイントです。

エポスゴールドカードは、国内の主要空港に加えて、公式に掲載されている海外の対象施設が使えると案内されています。海外であればどこでも使えるという意味ではないので、渡航先が対象かどうかは公式の一覧で確認することになります。三菱UFJカード ゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)は、いずれも国内の主要空港とハワイ・ホノルルの空港内にあるラウンジが対象です。

一方で、同じゴールドカードでもラウンジの対象になっていないものがあります。オリコの空港ラウンジサービスは、対象カードが会員限定で列挙されており、そこにOrico Card THE GOLD PRIMEは含まれますが、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDは含まれていません。名前にゴールドと付いていても、ラウンジが使えるとは限らないということです。

「ゴールドカードならどれでもラウンジが使える」とまとめてしまうと、回数制限や対象空港の違いが消えてしまいます。空港での利用を目的に選ぶなら、自分が使う空港が対象に入っているか、年に何回まで使えるかを、カードごとに確認することになります。

空港ラウンジそのものを重視する場合は、プライオリティ・パスが付くカードの記事もあわせて読んでみてください。

空港ラウンジの条件を4通りに整理した図。回数上限があるカード、対象空港が決まっているカード、国内と公式掲載の海外施設が対象のカード、ゴールドでも対象外のカードがあることを示す
空港ラウンジは使える範囲も回数もカードごとに違う

海外旅行保険は、持っているだけで始まるとは限らない

旅行保険は補償金額の大きさで語られがちですが、その前に確認すべきなのは「どうすれば補償が始まるか」です。ここを外すと、いざというときに補償の対象外だったということが起こります。

利用付帯と自動付帯の違い

クレジットカードの旅行保険は、カードを持っているだけで補償が始まるものと、決められた支払いをそのカードで済ませることで補償が始まるものに分かれます。後者が利用付帯と呼ばれる形です。さらに、同じカードのなかで自動付帯の部分と利用付帯の部分を組み合わせているものもあります。

エポスゴールドカードの海外旅行傷害保険は利用付帯です。対象になる支払いは、宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か、公共交通乗用具の料金と案内されています。ホテル代など旅行にかかる支出すべてが条件を満たすわけではありません。

支払いの時期にも幅があります。出国後にこのカードで公共交通乗用具の料金をはじめて支払った場合は、支払った時から90日間(かつ旅行期間中)が補償の対象期間になると案内されています。出発前に済ませていないと必ず対象外、というわけではありません。

JCBゴールドの海外旅行傷害保険は、次の3つのうちいずれかを満たした時点から、それ以降の旅行期間が補償の対象になります。1つ目は日本出国前に、航空機・電車・船舶・タクシー・バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金をこのカードで支払うこと。2つ目は日本出国前に、宿泊を伴う募集型企画旅行の旅行代金をこのカードで支払うこと。3つ目は日本出国後に、乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金をはじめてこのカードで支払うことです。支払う金額に定めはなく、全額でも一部でも適用されると案内されています。補償は日本を出国した日から90日後までが限度です。

どの支払いを、どのカードで、いつ済ませたかによって補償が働くかどうかが変わります。複数枚を持っている場合は、補償を期待しているカードで対象の支払いをしているかを確認しておくと確実です。

また、自動付帯と利用付帯を組み合わせているカードもあります。三菱UFJカード ゴールドの海外旅行傷害保険は、傷害死亡・後遺障害の最高額が5,000万円で、その内訳は自動付帯分が最高1,000万円、利用付帯分が最高4,000万円の合計と案内されています。持っているだけで補償されるのは自動付帯分の1,000万円までです。

上乗せされる4,000万円分には支払いの条件があります。日本を出国する前に、搭乗する公共交通乗用具の料金か、参加する募集型企画旅行の費用を、このカードで支払うことが条件です。出国してから支払った場合はこの条件を満たしません。ここは前に触れたエポスゴールドカードと扱いが違う部分で、エポスは出国後にこのカードで公共交通乗用具の料金をはじめて支払った時点から補償が始まると案内されています。同じ利用付帯という言葉でも、支払う時期の条件が同じとは限りません。

なお、5,000万円という金額はあくまで傷害死亡・後遺障害の最高額です。傷害による治療費用は300万円、疾病による治療費用は300万円、賠償責任は5,000万円、携行品損害は1旅行につき50万円、救援者費用は500万円というように、補償項目ごとに別の限度額が決められています。治療費が5,000万円まで出るという意味ではありません。

携行品損害にはさらに細かい条件があります。限度額は1旅行につき50万円、保険期間中は合計100万円です。さらに1回の事故につき携行品1個、1組または1対あたり10万円が限度で、1回の事故ごとに損害額のうち3,000円は自己負担になります。高価なカメラやパソコンを壊した場合、50万円の枠が残っていても受け取れる額は10万円までです。

このカードには、家族カードを持っていない家族にも適用される家族特約があります。対象は本人会員の配偶者、生計を共にする同居の両親(義親を含む)、生計を共にする未婚の子です。ただし補償額は本人会員と同じではなく、傷害による死亡・後遺障害は最高1,000万円、治療費用は傷害・疾病とも200万円、賠償責任は2,000万円、救援者費用は200万円と、それぞれ低く設定されています。保険金を請求する際に、扶養家族であることを公的証明書の写しなどで確認される場合があるとも案内されています。なお家族カードを持っている家族は、家族会員として本人会員と同じ保険内容が適用されます。

買い物の補償には対象期間がある

旅行保険とは別に、カードで買った商品の破損や盗難を補償する保険が付くカードもあります。JCBゴールドのショッピングガード保険(国内/海外)は利用付帯で、補償は購入日から90日間と案内されています。1事故あたりの自己負担額や、年間の補償限度額、対象にならない商品も決められているので、高額な買い物で使うつもりなら条件を確認しておくことになります。

購入からしばらく経ってから壊れた場合は対象外になります。高額な買い物をカードで支払うときに、補償の期間がどれくらいあるかを知っておくと判断しやすくなります。

ここまで個別に触れてきましたが、7枚それぞれの付帯方式と、補償が始まるために必要な支払いを整理しておきます。ここで扱うのは海外旅行傷害保険の条件です。国内旅行傷害保険は別に条件が決められているカードがあるので、国内の補償を重く見るなら各社の案内を別途確認してください。

持っているだけで補償が始まるのは、Orico Card THE GOLD PRIMEと三菱UFJカード ゴールドの一部です。THE GOLD PRIMEは自動付帯で、傷害による死亡・後遺障害は最高5,000万円と案内されています。三菱UFJカード ゴールドは自動付帯分が最高1,000万円で、残りの4,000万円分は日本出国前の支払いが条件です。

支払いが必要なのは残りです。三井住友カード ゴールド(NL)の海外旅行傷害保険は最高2,000万円です。適用条件は、日本を出国する前に、航空機・電車・船舶・タクシー・バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金を決済するか、日本を出国する前に募集型企画旅行の旅行代金を決済することです。以前は日本出国後に公共交通乗用具の代金を決済した場合も対象でしたが、2025年10月16日以降に出発する旅行からこの条件は廃止されています。ホテル代など任意の旅行費用を払っただけでは条件を満たしません。

このカードにはもう一つ注意点があります。入会後に「選べる無料保険」で別の補償プランへ変更すると、旅行傷害保険は適用されなくなると案内されています。初期設定は旅行傷害保険ですが、変更したままだと対象の旅行代金を払っても補償されません。プランを変えた覚えがあるなら、出発前に現在の設定を確認しておく必要があります。JCBゴールドの海外旅行傷害保険は、次の3つのうちいずれかを満たした時点から、それ以降の旅行期間が補償の対象になります。1つ目は日本出国前に、航空機・電車・船舶・タクシー・バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金をこのカードで支払うこと。2つ目は日本出国前に、宿泊を伴う募集型企画旅行の旅行代金をこのカードで支払うこと。3つ目は日本出国後に、乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金をはじめてこのカードで支払うことです。支払う金額に定めはなく、全額でも一部でも適用されると案内されています。補償は日本を出国した日から90日後までが限度です。Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDは利用付帯で、傷害による死亡・後遺障害は最高2,000万円です。ここでいう旅行代金とは、日本を出国する前に海外旅行を目的として利用した公共交通乗用具またはパッケージツアーの料金か、日本出国後に海外旅行を目的として利用した公共交通乗用具の料金です。出国後に支払った場合はその時点から補償が始まり、補償期間は出国日から90日となります。ただし出国後にパッケージツアーを決済した場合は対象外です。なお公共交通乗用具に、タクシー・ハイヤー・レンタカー・社用車は含まれません。ホテル代だけを払っても条件を満たしません。

楽天ゴールドカードは条件がやや狭くなります。日本を出国する以前に、募集型企画旅行の料金に該当する代金をこのカードで支払っていることが条件で、航空券だけの購入は含まれないと明記されています。ツアーではなく個人手配で航空券を買う人は、この条件を満たしません。

エポスゴールドカードも利用付帯ですが、対象になるのは宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か公共交通乗用具の料金で、出国後にこのカードで公共交通乗用具の料金をはじめて支払った場合はその時点から補償が始まると案内されています。同じ利用付帯でも、楽天とは支払う時期の条件が違います。

補償される期間にも上限があります。三菱UFJカード ゴールドは1回の旅行につき日本を出国した翌日から90日間が限度、オリコの自動付帯も原則として1旅行につき最長90日と案内されています。長期の滞在では、途中から補償が切れることになります。

なお、Orico Card THE GOLD PRIMEの空港ラウンジサービスは、国内主要空港とハワイの空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用できると案内されています(一部空港を除く)。同伴者の扱いはカードごとに条件が違うので、家族や連れと一緒に使う予定があるなら、申込前にそのカードの案内を確認しておくと確実です。

旅行保険の条件を3段階で整理した図。海外旅行保険では付帯方式の確認、エポスゴールドカードでは対象になる支払いが宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か公共交通乗用具の料金に限られること、三菱UFJカード ゴールドは傷害死亡・後遺障害が自動付帯1,000万円と利用付帯4,000万円の併用型であることを示す
海外旅行保険は付帯方式と支払い条件で決まる

旅行保険の条件をより詳しく比べたい場合は、海外旅行保険が付くクレジットカードの記事で扱っています。

家族カードにかかる費用

本会員の年会費だけを見て決めると、家族の分で費用が変わることがあります。家族カードの扱いはカードによってはっきり差が出る部分です。

カード 家族カードの年会費
三井住友カード ゴールド(NL) 永年無料
JCBゴールド 1名は永年無料。2人目以降は1枚につき1,100円(税込)。本会員の年会費が無料の場合は家族会員も無料
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD 550円(税込)。本会員の年会費が無料となる年度は家族カードも無料
Orico Card THE GOLD PRIME 1,100円(税込)。本会員の年会費が無料となる年度は家族カードも無料
楽天ゴールドカード 550円(税込み)
エポスゴールドカード 一般的な家族カードなし。エポスファミリーゴールドは家族ごとに個別カード・個別利用枠を設定
三菱UFJカード ゴールド 無料

三井住友カード ゴールド(NL)は家族カードが永年無料です。しかも家族カードや、ETCカード・iD専用カードといった子カードの利用分は、年間利用額の集計に合算されます。家族の支払いを1つにまとめれば、年会費が永年無料になる100万円という条件にも届きやすくなります。費用をかけずに集計を増やせるという点で、この2つの条件は噛み合っています。

エポスゴールドカードには、他社と同じ形の追加家族カードがありません。かわりにエポスファミリーゴールドという仕組みがあり、家族それぞれに個別のカードと個別の利用枠が設定されます。本会員のカードに紐づく追加カードとは扱いが違うので、家族カードの年会費として他社と横並びに比べることはできません。

JCBゴールドは1名まで無料で、2人目からは1枚あたり1,100円(税込)です。家族2人にカードを持たせるなら、この分を年会費に足して考えることになります。なお、本会員の年会費が無料になる年は家族会員の年会費も無料と案内されているので、初年度は家族の分もかかりません。

オリコの2枚には、基本の1.0%に上乗せされる加算特典が3つあります。オリコモールの利用で1.0%、iDとQUICPayの利用で0.5%、そしてショッピングリボ払いの利用で0.5%が特別加算されます。ただし3つ目はリボ払いを使うことが条件で、繰り越した残高には所定の手数料がかかります。0.5%の上乗せと手数料のどちらが大きいかは利用額と返済の仕方で変わるので、還元率だけを見て選ぶ使い方にはなりません。オリコモールにも一部対象外の店舗があります。

オリコの2枚は、貯めたポイントの扱いにも条件があります。オリコポイントの交換にはeオリコの利用登録(無料)が必要で、カード利用とオリコモール利用で得たポイントの有効期限は、ポイント加算月を含めて12ヵ月後の月末です。交換は500ポイントからと案内されています。還元率が1.0%でも、登録をしないまま置いておくと期限で消えます。年間の利用額が少ない人ほど、交換の最低単位に届く前に期限が来ないかを見ておく必要があります。

オリコの2枚は、通常の家族カード年会費がOrico Card THE POINT PREMIUM GOLDで550円(税込)、Orico Card THE GOLD PRIMEで1,100円(税込)です。ただしオリコは、本会員の年会費が無料の場合は家族カードの年会費も無料と案内しています。THE GOLD PRIMEはWeb申込限定で初年度の年会費が無料なので、その年度は家族カードの分もかかりません。次年度以降、本会員に11,000円(税込)の年会費が請求される年度になると、家族カードにも1,100円(税込)がかかります。

補償の面でも、家族カードを作るかどうかで差が出ます。Orico Card THE GOLD PRIMEでは、本会員と家族会員は傷害による死亡・後遺障害が最高5,000万円ですが、家族カードを持たない家族特約の対象者は最高1,000万円、携行品損害は50万円、賠償責任は1,000万円と低くなります。

家族特約の対象になる範囲にも決まりがあります。対象は本会員(家族会員を除く)と生計を共にする親族で、ここでいう親族は6親等内の血族と3親等内の姻族です。ただし同居している家族であっても、勤めに出ている場合などは対象にならないことがあると案内されています。家族なら誰でも補償されるという仕組みではありません。家族の補償を重く見るなら、年会費1,100円を払って家族カードを作るかどうかが判断材料になります。

これは「ずっと無料」という意味ではなく、本会員の年会費が無料になる年度に限った扱いです。家族の枚数を含めた費用は、初年度と次年度以降で分けて見ておくと見誤りません。

直接は申し込めないゴールドカードもある

ゴールドカードのなかには、申込方法そのものが他と違うものがあります。イオンゴールドカードがその例です。

このカードは、公式にランクアップカードとして案内されています。対象となるイオンカードを先に持ち、所定の条件を満たしたうえで対象になる仕組みです。条件を満たすと自動的に発行される場合と、切替の案内を受けて自分で手続きする場合があると案内されています。いずれにしても、他の7枚のように申込フォームから直接手続きを始める形ではありません。

本記事の比較表にイオンゴールドカードを入れていないのは、この入手方法の違いによるものです。年会費や特典だけを同じ表に並べると、今すぐ選べる候補のひとつに見えてしまいます。実際には、まず対象のカードを使い続けるところから始まります。

いま持っているイオンカードから条件を目指す、という進み方であれば選択肢になります。ただ、これから1枚選びたいという段階の人にとっては、比較の対象が違うことになります。

利用目的から候補を絞る

ここまでの条件を、使い方に置き換えて整理します。順位はつけません。条件が合うかどうかは人によって変わります。

年間100万円くらい使う見込みがある

三井住友カード ゴールド(NL)、エポスゴールドカード、JCBゴールド、三菱UFJカード ゴールドが候補になります。三菱UFJカード ゴールドは年間100万円以上の利用で2,200ポイントの年間利用ボーナスがあります。ただしこのカードは年会費そのものが無料になる仕組みではなく、WEB入会による初年度無料を除けば2年目以降は11,000円(税込)がかかります。JCBゴールドは50万円ごとにボーナスポイントが付くため、100万円を使う人なら年間で複数回の到達が見込めます。年会費については初年度が無料で、2年目以降は11,000円(税込)がかかります。エポスゴールドカードは年間50万円以上で翌年以降の年会費が永年無料になり、100万円以上まで使えば10,000ポイントのボーナスも受け取れます。年間100万円に届く人なら、どちらも条件を満たせます。

三井住友カード ゴールド(NL)は、一度でも年間100万円に届けば、翌年以降の年会費が永年無料になります。カード払いにできる支出をまとめられる年があれば、その1年で条件を満たせる可能性があります。家族カードや子カードの利用分も合算されるので、世帯でまとめる使い方とも相性がよいカードです。

集計期間は、通常申込後の特典と切替案内とで別物です。切替案内のほうは、2023年9月30日までに加入した人なら毎年10月1日から翌年9月30日まで、2023年10月1日以降に加入した人なら初年度は加入日から加入月の12ヵ月後の末日までが集計されると案内されています。通常申込後の特典とは起点が違うので、同じ期間だと思って計画すると外れます。

案内メールにはもう少し条件があります。受信できなかった場合、メールの再配信はできません。また2023年10月以降に一度でも条件を達成して案内メールが配信された人は、以降の集計期間では集計対象外になり、案内メールは配信されません。案内メール以外から切替を申し込んだ場合は年会費が永年無料になりません。対象カードと同じ国際ブランドのゴールドをすでに持っている人にも配信されません。

すでに対象の三井住友カードを持っていて年間100万円に届いている場合は、切替の案内メールが届く経路もあります。その経路なら初年度から年会費がかかりません。カードレターを受け取る設定にしているかどうかで扱いが変わるので、心当たりがあれば設定を確認しておくとよいでしょう。

ただし、集計の対象外になる支払いがあることは頭に入れておく必要があります。一部の電子マネーへのチャージや、三井住友カードつみたて投資は集計に入りません。どの支払いが対象になるかはカードごとに決まっているので、条件を使うつもりなら申込前に確認しておくと確実です。

年間の利用額はそれほど多くない

年間の利用額が読めない場合は、年会費そのものが低いカードのほうが計算しやすくなります。Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDは年会費1,986円(税込)で、基本の還元率が1.0%です。楽天ゴールドカードは年会費2,200円(税込み)です。年会費が抑えられている分、毎年の負担が読みやすくなります。

まず1年試してから決めたい

初年度の年会費が無料になる3枚が候補になります。JCBゴールドはオンライン入会の場合のみが対象で、他のJCBカードからの切り替えは対象外です。Orico Card THE GOLD PRIMEはWeb申込限定、三菱UFJカード ゴールドはWEB入会が対象です。いずれも2年目以降は11,000円台です。1年使ってみて、特典が自分に合うかを確かめてから続けるかどうかを決められます。

ただし2年目からは年会費が発生します。1年目の無料期間だけで判断せず、2年目以降も払い続ける価値があるかを、更新前に考えておくことになります。

日常の買い物でポイントを貯めたい

基本の付与率が1.0%のOrico Card THE POINT PREMIUM GOLD、Orico Card THE GOLD PRIME、楽天ゴールドカードが候補になります。ただしポイントの対象外になる利用先はカードごとにあるので、自分がよく使う店が対象かどうかは申込前に確認しておくと確実です。入会後6ヵ月間の還元率アップを活用するなら、上限が50万円までであることを踏まえて使い方を決めることになります。

家族でまとめて使いたい

三井住友カード ゴールド(NL)は家族カードが永年無料で、家族の利用分が年間利用額の集計に合算されます。費用をかけずに枚数を増やせて、条件の達成にも近づきます。三菱UFJカード ゴールドも家族会員の年会費は無料です。JCBゴールドは1名までが無料です。オリコの2枚は通常550円(THE POINT PREMIUM GOLD)と1,100円(THE GOLD PRIME)ですが、本会員の年会費が無料となる年度は家族カードも無料になります。

空港ラウンジを使いたい

使う空港と、1回の旅行で何回使うかから考えます。楽天ゴールドカードは毎年9月1日から翌年8月31日までの間に2回まで無料で、対象には国内の空港に加えてダニエル・K・イノウエ国際空港の対象ラウンジも含まれています。三井住友カード ゴールド(NL)は、回数の制限なく無料で利用できると案内されています。

JCBゴールドは年間の上限ではなく、搭乗ごとの決まりです。1回の搭乗につき、出発地または到着地のいずれかのラウンジを1回だけ利用でき、同じ搭乗で複数のラウンジは使えません。乗り継ぎがある場合は、各搭乗区間につき1回利用できると案内されています。

三菱UFJカード ゴールドは国内主要空港とダニエル・K・イノウエ国際空港の対象ラウンジを無料で利用できます。エポスゴールドカードは国内の主要空港に加えて、公式に掲載された海外の対象施設が使えます。オリコで選ぶ場合は、空港ラウンジサービスの対象になっているOrico Card THE GOLD PRIMEが該当し、国内主要空港とダニエル・K・イノウエ国際空港が対象です。

よくある質問

年間100万円は毎年使わないといけませんか

A. 制度によって違います。三井住友カード ゴールド(NL)の年会費が永年無料になる条件は、一度達成すればそれ以降の達成状況にかかわらず無料が続くと案内されています。一方、同じカードの継続特典10,000ポイントは毎年、年間100万円の利用が必要です。同じ金額の条件でも、必要な頻度が違います。

年会費が無料になるのはいつからですか

A. 三井住友カード ゴールド(NL)に通常の新規申込で入った場合、無料になるのは翌年以降の年会費です。年間100万円を使ったかどうかにかかわらず、初年度の年会費5,500円(税込)はかかります。ただし、対象の三井住友カードの利用実績にもとづく案内メールから切り替えた場合は、初年度から年会費が永年無料になると案内されています。どの経路で入るかで扱いが変わります。

電子マネーへのチャージは年間利用額に入りますか

A. 三井住友カード ゴールド(NL)では、交通系およびその他一部の電子マネーへのチャージは集計の対象になりません。ANA Pay、ミャクペ!、VポイントPayアプリ、au PAY、Kyash、JAL Pay、バンドルカードへのチャージも対象外です。同社のつみたて投資や国民年金保険料も集計されません。

オリコの家族カード年会費は本会員が無料なら無料になりますか

A. オリコは、本会員の年会費が無料の場合は家族カードの年会費も無料と案内しています。通常の家族カード年会費はOrico Card THE POINT PREMIUM GOLDが550円(税込)、Orico Card THE GOLD PRIMEが1,100円(税込)です。THE GOLD PRIMEはWeb申込限定で初年度が無料なので、その年度は家族カードもかかりません。本会員に年会費が請求される年度になると家族カードの分も発生します。年度単位で切り替わる条件だと考えてください。

モバイルSuicaへのチャージは年間100万円の集計に入りますか

A. 経路によって変わります。三井住友カード ゴールド(NL)では、クレジットカードから直接チャージした分とApple Pay経由の分が対象外で、その経路で買った定期券・特急券・Suicaグリーン券も対象外です。一方、Google Pay経由のチャージと定期券類の購入は対象になると案内されています。モバイルSuicaがすべて対象外というわけではありません。

楽Payに登録すると支払方法はどうなりますか

A. 登録後のショッピング1回払いの利用分が自動的にリボ払いになると案内されています。毎月の支払額は自分で指定でき、その範囲に収まっていれば手数料はかかりません。指定額を超えた分は翌月以降へ繰り越され、繰り越した金額に手数料率(実質年率)18.00%の手数料がかかります。カードの種類によって手数料率が異なる場合があるとされています。年会費が3,000円下がることだけを見て決められる仕組みではありません。

楽Payを解除すれば残高は一括払いに戻りますか

A. 戻りません。解除後も、対象になっていた利用分はリボ払いのまま支払いが続くと案内されています。解除日までの1回払い利用分も同じ扱いです。また、本人会員が登録すると家族会員の利用分も対象になり、登録前からリボ払い残高がある場合はその毎月の支払額も指定した金額へ変わります。元利定額方式では残高によって手数料が指定額を上回ることがあり、その状態が続くと手数料だけの請求になって元本が減らなくなる場合があるとされています。

三菱UFJカード ゴールドの保険は家族も対象になりますか

A. 家族カードを持っていない家族にも適用される家族特約があります。対象は配偶者、生計を共にする同居の両親(義親を含む)、生計を共にする未婚の子です。ただし補償額は本人会員と同じではなく、傷害による死亡・後遺障害は最高1,000万円、治療費用は傷害・疾病とも200万円です。家族カードを持っている家族は、家族会員として本人会員と同じ内容が適用されます。

家族カードの利用分は合算されますか

A. カードによります。三井住友カード ゴールド(NL)では、家族カードおよび子カード(ETCカード、iD専用カードなど)の利用分は合算して集計されると案内されています。

ゴールドカードなら空港ラウンジは必ず使えますか

A. カードごとに条件が違います。楽天ゴールドカードは年2回まで、期間は毎年9月1日から翌年8月31日までという区切りです。JCBゴールドは国内の主要空港とハワイ ホノルルの国際空港が対象と案内されています。使える空港と回数はカードごとに確認が必要です。

海外旅行保険は持っているだけで使えますか

A. そうとは限りません。エポスゴールドカードの海外旅行傷害保険は利用付帯で、対象になるのは宿泊を伴う募集型企画旅行の代金か公共交通乗用具の料金です。出国後にこのカードで公共交通乗用具の料金をはじめて支払った場合は、その時点から補償が始まると案内されています。JCBゴールドの海外旅行傷害保険は、次の3つのうちいずれかを満たした時点から、それ以降の旅行期間が補償の対象になります。1つ目は日本出国前に、航空機・電車・船舶・タクシー・バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金をこのカードで支払うこと。2つ目は日本出国前に、宿泊を伴う募集型企画旅行の旅行代金をこのカードで支払うこと。3つ目は日本出国後に、乗客として搭乗する公共交通乗用具の利用代金をはじめてこのカードで支払うことです。支払う金額に定めはなく、全額でも一部でも適用されると案内されています。補償は日本を出国した日から90日後までが限度です。一方で三菱UFJカード ゴールドのように、自動付帯分と利用付帯分を組み合わせているカードもあります。持っているだけで補償されるのは自動付帯分の最高1,000万円までで、上乗せの最高4,000万円分は、日本を出国する前に搭乗する公共交通乗用具の料金か参加する募集型企画旅行の費用をこのカードで支払うことが条件です。エポスとは支払う時期の条件が違う点に注意してください。三菱UFJカード ゴールドの上乗せ4,000万円分は、日本出国前に対象の旅行代金をこのカードで支払うことが条件です。

招待が届かないと申し込めませんか

A. カードによります。エポスゴールドカードは通常の申込もでき、その場合の年会費は5,000円(税込)です。年間50万円以上の利用でも翌年以降が永年無料になり、招待による申込であれば永年無料です。エポスゴールド・プラチナ会員である家族からの紹介では、紹介専用URLから新規に申し込めば初年度から永年無料、すでに年会費を払っているゴールド会員がファミリー登録した場合は翌年以降が永年無料になります。紹介の対象は、紹介者から見て二親等以内で日本国内在住・18歳以上(高校生を除く)の家族です。生計を同一にする同性パートナーも配偶者として対象で、審査もあります。三井住友カード ゴールド(NL)にも、対象カードの利用実績にもとづいて切替の案内が届く経路があります。一方、イオンゴールドカードは新規に直接申し込むことができず、対象のカードで条件を満たすと自動的に発行される場合と切替の案内を受ける場合があります。

三菱UFJカード ゴールドの楽Pay優遇で年会費は無料になりますか

A. 無料にはなりません。通常11,000円(税込)の年会費が8,000円(税込)へ減額される制度です。「楽Pay」に登録したうえで、利用分が翌月以降へ繰り越され、優遇判定期間の間にリボ払い手数料を支払うことが条件です。判定期間は前年度のカード年会費請求月から当年度の請求月の前月までで、集計されるのは支払口座から引き落とされた手数料に限られます。事前返済などで振り込んだ分は対象外です。入会初年度の年会費と家族会員の年会費も優遇の対象外です。楽Payを解除している場合も優遇されません。

tsumiki証券の積立を引き出すと年間利用額はどうなりますか

A. エポスゴールドカードの年間ボーナスポイントでは、2024年4月以降に始まる集計期間について、積立分を引き出すとその集計期間中の積立額から引き出し分が減算されると案内されています。減算されるのは積立額の側だけで、ショッピングの利用分から差し引かれることはありません。積立額がマイナスになっても集計期間の終了後にリセットされ、次の年度は0円から始まります。

解約するとどうなりますか

A. 三井住友カード ゴールド(NL)では、退会すると年会費永年無料の達成状況はリセットされます。再入会した場合、以前の実績は引き継がれません。

まとめ

本記事で比較した7枚を通して見ると、ゴールドカード選びの判断材料は次のように整理できます。

  • 同じ「年間100万円」でも、一度達成すればよい条件、毎年達成が必要な特典、年会費は下がらずポイントで戻る仕組みの3種類がある。さらに、入る経路によって初年度の年会費が変わるカードもある
  • 年間利用額の集計期間と対象外の支払いはカードごとに違う。三井住友カード ゴールド(NL)は加入月が起点で、交通系およびその他一部の電子マネーへのチャージや、同社のつみたて投資が対象外
  • 初年度が無料になるカードには、オンライン入会限定やWeb申込限定といった条件が付いており、他のカードからの切り替えは対象外になる場合がある
  • 空港ラウンジは回数制限や対象空港がカードごとに違い、「ゴールドなら使える」とはまとめられない
  • 海外旅行保険は利用付帯のものがあり、決められた支払いをそのカードで済ませることが条件になる。自動付帯分と利用付帯分を組み合わせているカードもあり、三菱UFJカード ゴールドの上乗せ分は日本出国前の支払いが条件。表示されている最高額は傷害死亡・後遺障害のもので、治療費や携行品は別の限度額になる
  • 年会費が下がる制度には負担が伴うことがある。三菱UFJカード ゴールドの楽Pay優遇は、登録後の1回払いが自動的にリボ払いになり、繰り越した残高に実質年率18.00%の手数料がかかる仕組みで、解除しても残高はリボ払いのまま残る

次にやることは、カードを選ぶより先に自分の支払いを数えることです。1年間でカード払いにしている金額を出します。そのうえで、候補にしたカードの集計対象外の支払いが自分にどれだけあるかを確認し、その分を差し引いて考えます。対象外の範囲はカードごとに違うので、条件を使うつもりのカードの案内で確かめることになります。

出した金額を、この記事で確認した条件の水準に当てはめます。年間50万円に届かない場合は、年会費そのものが低いカードか、初年度が無料になるカードのほうが計算しやすくなります。初年度無料には、オンライン入会限定やWeb申込限定といった条件が付いている点に注意してください。

年間50万円前後を使う場合は、エポスゴールドカードの条件が視野に入ります。申し込み後1年間で50万円以上を使えば翌年以降の年会費が永年無料になり、これは一度達成すれば続きます。ボーナスポイントのほうは別の期間で毎年判定されます。なお年間ボーナスの集計では、tsumiki証券の積立分を引き出すとその分が積立額から減算されます。

年間100万円以上を使う場合は、三井住友カード ゴールド(NL)の年会費永年無料(通常申込では一度達成すればよく、初年度の年会費は別途かかります)、エポスゴールドカードの10,000ポイント、JCBゴールドの50万円ごとのボーナス、三菱UFJカード ゴールドの2,200ポイントが対象になります。ただし年会費が無料になるのか、年会費は変わらずポイントで戻るのかはカードによって違います。すでに対象の三井住友カードを持っている場合は、切替の案内メールという別の経路もあります。

どの段階でも、年会費が無料になる条件と、毎年達成が必要なポイント特典は別のものとして数えてください。

年会費をかけずに持てるカードから検討したい場合は年会費無料のクレジットカードの記事、カード全体の選び方はクレジットカードの記事一覧もあわせてご覧ください。

各カードの公式ページ

条件は各社の公式ページで最新のものを確認できます。

条件を確認したうえで申し込む場合は、各カードの公式ページで最新の適用条件をご確認ください。

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