アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】マルティネス選手

ケガから復帰、ブランクを優位に変える

日本語習得、北海道弁の「わや」

斉藤 来日2年目の昨シーズンはケガによって、一軍戦未登板でした。久しぶりの札幌ドームはいかがですか?(取材日・2月28日)

マルティネス 本拠地に戻って来られて、すごくうれしいです。自分の中で、札幌ドームが日本で一番すばらしい球場だと思っていますから。

斉藤 今年は春季キャンプを沖縄で1カ月間おこないました。

マルティネス キャンプ期間の1カ月まるまる、同じ場所に滞在するということはすごく新鮮でした。昨年まではアリゾナに2週間滞在し、荷物をまとめてから沖縄入りする日程でしたからね。練習に集中でき、とても心地よく過ごすことができました。

斉藤 食事に誘ってくれたり、積極的に声をかけてくれる日本人チームメートは誰ですか?

マルティネス 基本的に若手選手はよく話しかけてくれます。ほかには西川遥輝選手、杉谷拳士選手、村田透投手の3人が多いですかね。

斉藤 2年前、シーズン開幕前に札幌ドームを訪れた際、マルティネス投手とすれ違ったときに「お疲れさまです」と、挨拶してもらい、ビックリしたのを覚えています。あのときから日本語はとてもお上手でしたね。

マルティネス アリガトウゴザイマス!(練習)ガンバッテイル。

斉藤 最近覚えた日本語は何ですか?

マルティネス イッテラッシャイ。イッテキマス。マタネ。あとは、「ワヤ」です。

斉藤 北海道の方言のですか!?(笑)

いろいろな方々に話を聞くと、マルティネス投手の人柄のよさ、マナーのよさを褒める方が多いです。人と付き合う上で何か心がけていることなどはありますか?

マルティネス 小さいころから、訪れるすべての機会に感謝して接しなさいということを教えられてきました。それがいきているのかなと思います。

斉藤 昨年1年間はケガに悩まされ、つらい思いをされたのではないですか?

マルティネス やっぱりつらかったです。どのスポーツの、どの選手にとっても、ケガをしてシーズンを棒に振ってしまうというのは苦しいことだと思います。でも、ケガを通じて、学んだこともありました。この経験を糧にして頑張っていきたいと考えています。

(構成・竹内)

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1990年8月5日生まれ、アメリカ合衆国生まれ。185cm、90kg。右投げ左打ち。フォーダム大学卒。14年テキサス・レンジャースでメジャーデビューを果たす。18年北海道日本ハムファイターズに加入。来日1年目で先発ローテションの一角を担い、二桁勝利(10勝)を達成。19年シーズンはケガにより、一軍戦の登板はなし。20年シーズンは復活を期す。背番号27