財界さっぽろ 2019年7月号のさわり

財界さっぽろ 2019年7月号

官邸・知事・札幌市長との距離 北洋銀行をおびやかす道銀の学閥人脈

「そのうち北洋は道庁の指定金融機関を道銀に取られてしまうんじゃないか」――そんな話題が最近、金融界隈でされている。背景にあるのが、北海道銀行の“学閥人脈”だ。新知事の鈴木直道氏は法政大学出身で、同窓には菅義偉官房長官、堰八義博道銀会長がおり、その関係は強固。さらに北海道大学の同窓ラインを見ると、実は秋元克広札幌市長と道銀の……

イオン北海道、コープさっぽろ、アークス 道内3強トップに聞く、 未来のスーパー

30年以上前を思い出してほしい。多くの小売店のレジでは商品の値段を一つ一つ打ち込んでいた。それがいつの間にか商品のバーコードを読む方式になり、いまでは客が自分で清算をするセルフレジも。時代や技術の発展とともに変容を遂げている小売業。最近では日本でも大手コンビニなどが無人店舗を始めた。地域の暮らしを支えるスーパーは今後、どうなっていくのか。道内スーパー3強のトップに展望を聞いた。

“沈思黙考”の末 知事・鈴木直道、特別職・幹部人事の巧妙さ

人事はトップにとって組織掌握の要であり、自らの方向性を内外に示すツールでもある。新知事の鈴木直道氏が1期目の組閣を終えた。発表された特別職・幹部人事の舞台裏をレポート。そこから垣間見えるのは、新知事の意図とは。

JA道厚生連・西一司会長に身内から「今すぐ辞めろ」

北海道厚生連で起きた職員の個人情報漏えい事件が、尾を引いている。漏えいした張本人は西一司会長だ。西会長は役員報酬減額処分となったものの、第3者委員会は設置されておらず、各地の農協から「対応も処分も甘すぎる」との批判が噴出中。対応に苦慮するJA北海道グループの幹部らから、空気を読んで総会までに西会長は身を引いてほしい、との声が上がっている。

JR北海道、国交省、札幌市 新幹線駅ビルの“主導権争い”

北海道新幹線の札幌延伸に伴い、エスタ周辺の再開発構想が進んでいる。エスタはJR北海道グループ、隣接街区は札幌市がそれぞれ地権者だ。さらに国土交通省もバスターミナルの再構築に絡み、ある意向を抱いており、3者がそれぞれ思い描く構想は微妙にトーンが違う。巨額の再開発事業に三者三様の思惑が絡む中、JR北海道の担当幹部に国土交通省OBが就任した。その人事の狙いを読み解く。

特集・参院選”土壇場の攻防”

夏の参院選まであとわずか。定数3の北海道選挙区では2議席奪取が与野党の勝敗の分岐点となる。自民党が2人、立憲民主党、国民民主党、共産党がそれぞれ1人を擁立する予定だ。ただ、政治通の間では「すでに当落の決着はついた」との声が漏れる。大どんでん返しはあり得るのか。それとも……最新情報をお届けする。

“議場ジャック”からの土下座謝罪 松浦忠79歳(札幌市議)“暴れん坊ヒストリー”

5月13日に開かれた札幌市議会臨時会。4月の統一地方選後、初めての本会議は怒号が乱れ飛び、8時間以上にわたり空転した。騒動の主が「臨時議長」を務めた当選9期の大ベテラン、松浦忠氏(白石区選出)だ。5月27日、松浦氏は本会議場で土下座をして謝罪し、その様子は全国ネットのテレビでも報じられたが、そもそも渦中の松浦氏は“暴れん坊”として数々の“武勇伝”を持つ異色市議なのだ。

「すすきの祭り」でサンバカーニバル

夏のススキノを彩る新たな注目イベントが誕生する。サンバカーニバルだ。そう、あでやかな装飾を身につけた艶っぽい女性たちが腰をふりふりする、あのイベントである。弊誌編集部の男性陣は異口同音に「見たい」と生唾ごっくん。8月2、3日の開催日を待ちきれず、一足早く記事化した。