淹れ方で変わる日本茶と老舗の和菓子を堪能


秋の上生菓子「コスモス」とともに。日本茶と和菓子のセットは煎茶1480円、ほうじ茶1380円

単一種の「チャノキ」からとれる葉が世界各地でさまざまな手法によって加工、多彩な味わいが生まれて今日に至っている茶。

9月11日にオープンした「f(エフ)」は、日本茶インストラクターの資格を持つ店主が、日本茶をさまざまな淹れ方で楽しめる専門店だ。

数年前まで大手商社のグループ会社で役員を務めていたという店主の福澤秀明さんは、これまで旅行で訪れたのみという北海道での生活に憧れ、退職後に移住。接客業にも興味があったことから、札幌には数少ない日本茶の店を出そうと考え、円山エリアのど真ん中に念願の店を開いた。

福澤さんの実家は長野県で70年あまり続く和菓子店。「エフ」でも季節に応じた和菓子を実家から仕入れて提供する。

60〜70種類もあるという日本茶は、茶葉の特性に合わせて淹れ方を吟味。同じ品種の茶でも淹れ方によってさまざまな味わいがあることを実感できる。
日本茶や和菓子のテイクアウトも可能だ。

営業時間は平日午後1時30分〜同6時、土・日・祝日午前11時〜。定休日は水曜と月1回の不定休。


一軒家を改造した手づくりの店


グラスや器にもこだわる


日本茶と和菓子f(エフ)

札幌市中央区大通西25丁目2番12号 ☎011・600・2826