クレジットカード2枚目おすすめ7枚|1枚目との組み合わせと役割分担を比較

クレジットカード2枚目おすすめ7枚を比較した記事のアイキャッチ画像。役割分担・国際ブランド・発行会社・引落日の4つの軸を示している

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クレジットカードの2枚目を探すとき、「2枚目におすすめのカード」を1枚だけ決めようとすると、たいてい行き詰まります。2枚目に何が向くかは、1枚目に何を持っているかで変わるからです。1枚目がコンビニに強いカードなら、2枚目に同じ強みを足しても重なるだけです。

この記事では、公式サイトで年会費・申込資格・ポイントの付与単位・2枚目として押さえておく条件まで確認できた7枚を、役割ごとに並べました。組み合わせを1通りに決める書き方はしていません。1枚目で埋まっている役割と、まだ空いている役割を見比べて選べる形にしています。

1枚目で埋まっている役割と空いている役割を並べ、2枚目に持たせる役割を1つか2つに絞る考え方を示した図
2枚目は良いカードを足すのではなく、1枚目の空白を埋める形で選ぶ

目次

2枚目は「足りない役割」から選ぶ

2枚目を足す目的は、支払いの回数を増やすことではなく、1枚目でカバーできていない場面を埋めることです。まずはその場面を書き出すところから始めます。

1枚目で埋まっている役割を書き出す

役割はおおまかに、基本の付与、よく行く店、交通、海外、ネット通販、共通ポイントの入口、予備の6つに分かれます。1枚目がどれを埋めているかを書き出すと、空いている場所が見えます。たとえば1枚目が100円につき1ポイントのカードなら基本の付与は埋まっていますが、海外旅行の備えは空いているかもしれません。

ここで大事なのは、埋まっているかどうかを印象ではなく条件で判断することです。「保険が付いている」と思っていても、条件を読むと旅行代金をそのカードで支払わないと始まらない、という場合があります。

2枚目に持たせる役割は1つか2つに絞る

2枚目にいくつも役割を求めると、どの場面でどちらを出すか迷うようになります。迷いが出ると、結局1枚目ばかり使うことになり、2枚目の意味が薄れます。役割を1つか2つに絞ると、財布の中で出番が決まります。

決め打ちの2枚を探すより、重ならない組み合わせを作る

組み合わせの良し悪しは、持っている1枚目によって変わります。同じ2枚目でも、1枚目がJCBの人とVisaの人では意味が違います。この記事で特定の2枚を最良として示していないのはそのためで、役割の一覧から選ぶ形にしています。1枚目をこれから決める段階なら、クレジットカードおすすめ30枚の比較のほうが目的に合います。

比較した7枚の基本条件と役割【2026年8月時点】

公式サイトで条件を確認できた7枚を、2枚目として補える役割とあわせて並べます。数字はすべて各社の公式ページの記載に合わせています。

カード 発行会社 年会費 基本のポイント付与 2枚目として補える役割 押さえておく条件
三井住友カード(NL) 三井住友カード 永年無料 200円(税込)につき1ポイント コンビニ・飲食店の支払いを寄せる 7%はスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーが条件
JCBカード W ジェーシービー 永年無料 200円(税込)につき2ポイント JCBブランドと基本の付与を足す 入会は18歳以上39歳以下に限られる
JCBカード S ジェーシービー 永年無料 200円(税込)につき1ポイント 優待とスマートフォン保険を足す 公式の条件によりJCBカード Wとは重複して保有することはできません
楽天カード 楽天カード 永年無料 100円につき1ポイント 基本の付与単位を100円に寄せる 公共料金・税金・国民年金保険料は500円ご利用につき1ポイント
エポスカード エポスカード 永年無料 200円(税込)につき1ポイント 海外旅行の備えを足す 保険の対象はVisa付のエポスカード本人のみで家族は対象外
dカード NTTドコモ・フィナンシャルグループ 永年無料 100円(税込)につき1ポイント dポイントの入口を足す 付帯保険は終了している
SAISON CARD Digital クレディセゾン 無料 1,000円ごとに1ポイント すぐ使える予備の1枚を足す 同一ブランドでの複数枚お申し込みはできません

この表の読み方

「発行会社」の列を最初に見てください。1枚目と同じ発行会社を選ぶと、支払い口座の管理はまとまります。一方で、システムの不具合など片方が止まる場面では、条件によってはもう片方も同時に止まる可能性が残ります。逆に分けると管理は増えますが、備えとしては強くなります。

「押さえておく条件」の列は、その役割を実際に使うために必要な手続きや制限です。ここを読まずに役割だけで選ぶと、期待した場面で使えないことがあります。

同じ会社・同じカードを2枚持てるとは限らない

2枚目を検討するとき、いちばん最初に確認したいのがここです。「気に入ったカードをもう1枚」「同じ会社で揃えたい」と思っても、商品ごとに扱いが違います。

重複して保有できない組み合わせがある

公式には、JCB カード W、JCB カード W plus LとJCB カード Sは重複して保有することはできませんと書かれています。さらに、本カードを申し込みの場合、現在お持ちのカードは退会となり自動的に切り替えになりますという注記が続きます。すでにJCBカード Wを持っている人がJCBカード Sを2枚目として申し込むと、2枚にはならず、切り替わって1枚のままになります。

同一ブランドでの複数枚申し込みができない商品がある

SAISON CARD Digitalの公式ページには、SAISON CARD Digital は同一ブランドでの複数枚お申し込みはできませんと書かれています。ブランドを変えれば申し込める余地がある一方、同じブランドで枚数を増やす使い方は、この条件により選べません。

追加で発行できると案内されている商品もある

三井住友カード(NL)の公式ページには、すでに三井住友カードをお持ちの方も、追加でカードを発行できますと書かれています。枚数の上限を明記している例もあり、PayPayカードの公式ページには、お一人様につき、PayPayカードは合計3枚、PayPayカード ゴールドは1枚で最大4枚発行できますと書かれています。同じ発行会社でも扱いが違うので、「同じ会社だから2枚持てる」「同じ会社だから持てない」のどちらの決めつけも当てはまりません。

カード 公式に書かれている複数枚保有の扱い 2枚目を考えるときの意味
JCBカード W/JCBカード S 重複して保有することはできません。申し込むと現在お持ちのカードは退会となり自動的に切り替えになります どちらか一方を選ぶ。2枚目には別の発行会社を検討する
SAISON CARD Digital 同一ブランドでの複数枚お申し込みはできません 同じブランドで枚数を増やす使い方はできない
三井住友カード(NL) すでに三井住友カードをお持ちの方も、追加でカードを発行できます 同じ発行会社のまま枚数を増やす選択肢がある
楽天カード 公式ページに「2枚目のカードの作成でもっと便利に」というセクションがあり、引き落とし口座を分けられると案内されている 2枚目の申し込みを想定した案内がある
(参考)PayPayカード お一人様につき、PayPayカードは合計3枚、PayPayカード ゴールドは1枚で最大4枚発行できます 枚数の上限を明記している例。比較対象には入れていない
エポスカード/dカード 複数枚保有の可否について公式ページで記載を確認できなかった 申込前にカード会社の案内で確認する

重複して保有できない組み合わせ、同一ブランドでの複数枚申し込みができない商品、追加で発行できると案内されている商品の3つに分けた図
同じ会社・同じカードを2枚持てるかは、商品ごとに書き方が違う

分けるのは国際ブランドだけではない

2枚目の話になると「1枚目がVisaならJCBを」という説明をよく見かけます。方向としては正しいのですが、これだけでは備えとして足りない場合があります。分けられる要素は4つあります。

国際ブランドを分ける

使える店舗の範囲が変わるので、いちばん分かりやすい分け方です。公式ページで確認できた範囲では、三井住友カード(NL)はVisa、Mastercardから選べます。JCBカード WとJCBカード SはJCBです。楽天カードは、公式の保険案内でVisa、JCB、Mastercard、American Expressのいずれも対象と書かれています。エポスカードはVisaです。SAISON CARD Digitalは選べる国際ブランドと案内されています。

dカードについては、公式の海外緊急サービスの案内で、Mastercardブランドのカードをお持ちの方とVISAブランドのカードをお持ちの方が区別して案内されています。選べるブランドの一覧そのものは公式ページの本文から確認できなかったので、申込画面で確認してください。

発行会社を分ける

ブランドが違っても発行会社が同じなら、システム障害や引き落とし口座の問題が起きたときに両方が同時に止まる可能性があります。比較した7枚の発行会社は、三井住友カード、ジェーシービー、楽天カード、エポスカード、NTTドコモ・フィナンシャルグループ、クレディセゾンの6社です。2枚目を選ぶときは、1枚目の発行会社と違う社を選ぶほうが備えになります。

決済手段と付帯サービスを分ける

店頭での出し方も分けられます。スマホのタッチ決済が使える場面、カードを差し込む場面、電子マネーで払う場面はそれぞれ別です。三井住友カード(NL)の7%還元はスマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済またはモバイルオーダーが条件で、カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。加えて、Google Pay、Samsung PayでMastercardのタッチ決済は利用できないという注記と、一定金額(原則1万円)を超えるとタッチ決済にならず、その分は加算の対象にならないという注記もあります。分けたつもりでも、支払い方が同じだと同じ条件に引っかかります。

分ける対象 分けると何に効くか この記事の7枚での例
国際ブランド 使える店舗の範囲が広がる Visa・MastercardとJCBを組み合わせる
発行会社 片方が止まった場合の備えになる 6社に分かれているので選びやすい
決済手段 店頭での出し方の選択肢が増える スマホのタッチ決済とカードの差し込みを分ける
付帯サービス 保険や優待の空白を埋められる 海外旅行の備えとスマートフォンの備えを分ける


国際ブランド・発行会社・決済手段・付帯サービスの4つを分ける対象として並べ、それぞれ何に効くかを示した図
分けられる要素は4つある。ブランドだけを分けても備えとしては足りない場合がある

引落日を分けるとどうなるか

2枚目を足すと、引き落としの日が増えます。同じ日に集中させるか、分けるかで、口座の残高管理の負担が変わります。

公式で確認できた締め日と支払日

比較した7枚のうち、公式ページで締め日と支払日を確認できたのは3枚です。

カード 公式に書かれている締め日と支払日
三井住友カード(NL) 15日締め翌月10日払い/月末締め翌月26日払い
dカード 毎月15日締め切りで、翌月10日(金融機関休業日の場合は翌営業日)支払い
楽天カード 支払日は27日(土・日・祝日の場合は翌営業日)

残りの4枚は、取得できた公式ページの本文に締め日と支払日の記載を確認できませんでした。申込前に各社の公式ページで確認してください。

引落日を分けるときに確認すること

引落日を分けると、給料日との間隔を調整しやすくなります。一方で、口座からの引き落としが月に2回になるため、残高を見る回数も増えます。2枚とも同じ口座にするのか、分けるのかは先に決めておくほうが管理しやすくなります。

三井住友カード(NL)のように、締め日と支払日の組み合わせを選べる商品もあります。1枚目の支払日と近すぎると分けた意味が薄れるので、選べる場合は間隔を意識して選ぶといいでしょう。

保険の重複は会社ごとに扱いが違う

2枚目を足す理由として多いのが、旅行の備えです。ただし、保険金の扱いは会社ごとに決められていて、2枚持てば単純に足し算になるとは限りません。ここは公式の書き方をそのまま読む必要があります。今回条件を確認できたのはエポスカードと楽天カードの2社で、この2社だけでも仕組みが違います。

合算されるものと按分されるものがある

エポスカードの公式ページには、複数のカードを持っている場合について、死亡・後遺障害は合算されず按分、それ以外は合算されて按分されると案内されています。つまり、補償の種類によって扱いが分かれます。金額の大きい死亡・後遺障害を2枚分足して考えるのは、実態と合いません。

楽天カードは書き方が違います。公式ページには、この保険と同様の保険が付保されているクレジットカードを複数枚お持ちの場合には、死亡保険金については、それぞれのカードに付保されている傷害死亡・後遺障害保険金額のうち最も高い額を限度として保険金が支払われますと書かれています。エポスカードの按分とは仕組みが異なるため、「複数枚持つと按分される」と一般化して覚えるのは危険です。

この扱いはカード会社ごとに決められているため、1枚目のカード会社の案内もあわせて読む必要があります。保険の中身をもう少し詳しく見たい場合は、海外旅行保険付きクレジットカードの比較で補償条件を扱っています。

利用付帯は2枚とも条件を満たす必要がある

比較した7枚のうち、海外旅行傷害保険の付帯を公式で確認できたのは5枚で、いずれも利用付帯です。三井住友カード(NL)は最高2,000万円で、事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提と書かれています。JCBカード WとJCBカード Sは、公式の商品情報に旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合)として海外 最高2,000万円と記載があり、保険案内では海外旅行傷害保険がカード利用条件ありと示されています。エポスカードは利用付帯で傷害死亡・後遺障害は最高3,000万円、対象となる旅行代金は宿泊を伴う募集型企画旅行の代金または公共交通乗用具の料金です。

楽天カードも利用付帯です。公式ページには、楽天カード、楽天ゴールドカードには自動付帯はありませんと明記されており、日本を出国する以前に『募集型企画旅行の料金』に該当する代金を利用条件のある楽天カードで支払っていることが条件で、航空券のみのご購入は含まれません。傷害死亡・後遺障害は最高2,000万円です。

ここが2枚持ちで見落としやすいところです。2枚とも利用付帯なら、旅行代金を1枚で払った時点で、もう1枚の条件は満たされていません。旅行の備えを厚くするつもりで2枚持っても、支払いを分けなければ片方は動かない可能性があります。

なお、dカードについては、公式の保険案内に年会費永年無料のdカードの付帯保険終了の告知が出ています。付帯保険は終了しているため、旅行の備えを目的に選ぶ1枚ではありません。SAISON CARD Digitalは、公式の基本情報から旅行に関する補償の記載を確認できなかったため、この記事では備えとして扱っていません。

複数枚のカードを持つ場合の保険金の扱いを、エポスカードは按分、楽天カードは最も高い額を限度と会社別に分けて示し、利用付帯は旅行代金を払ったカードだけが条件を満たすことを添えた図
重複の扱いは会社ごとに違い、利用付帯は支払ったカードだけが動く

2枚持ちで増える固定費

2枚目を足すと、費用も増える可能性があります。年会費の欄が「無料」でも、条件が付いている場合があります。

年会費が無料でも手数料がかかる場合がある

SAISON CARD Digitalの年会費は無料です。ただし公式ページには、ご入会月から翌年同月までにカードのご利用がない場合、カードサービス手数料1,650円(税込)がかかりますと書かれています。予備として持っておくつもりで作り、1年間まったく使わないと費用が発生する形です。予備のカードほど出番が少ないので、この条件は先に知っておく価値があります。

ほかの6枚は、三井住友カード(NL)、JCBカード W、JCBカード S、楽天カード、エポスカード、dカードのいずれも年会費が永年無料と案内されています。年会費無料の型そのものを詳しく見たい場合は、年会費無料のクレジットカードの比較で分類しています。

ETCカードの費用は商品ごとに違う

ETCカードを2枚目に付ける場合、年会費の条件は商品ごとにかなり違います。「無料」と書かれていても、無条件の無料と、使わなければ有料になる条件付きの無料が混ざっています。公式ページで確認できた条件を並べます。

カード ETCカードの年会費 年会費の条件 有料になる場合の金額
三井住友カード(NL) 初年度無料 入会翌年度以降、前年度に一度もETC利用の請求がない場合 550円(税込)
JCBカード W 無料(2026年8月時点) 2026年11月10日お振替分からの改定後、入会後2回目以降の年会費が対象。前年1年間に「ETCスルーカードの支払いが1回以上」または「ショッピング利用合計50万円(税込)以上」のどちらかを満たせば無料 550円(税込)
JCBカード S 無料(2026年8月時点) JCBカード Wと同じ。改定後は入会後2回目以降が条件付き無料になる 550円(税込)
楽天カード 550円(税込) 楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード・楽天ブラックカードに付帯する場合は無料。会員ランクによる免除は、初年度がカード発行日時点、次年度以降は年会費請求月時点でダイヤモンド会員・プラチナ会員であることが条件 550円(税込)
エポスカード 永年無料 公式に条件の記載なし
dカード カード番号の先頭で条件が異なる 「4980」「5302」「5334」始まりは初回無料、2回目以降は所定期間にETCの引き落としがないと有料。「4363」「5344」「5365」始まりは初回から条件付きで、ETCカード入会日からdカード年会費基準月までに引き落としがないと有料 550円(税込)
SAISON CARD Digital 追加機能としてETCカードの案内あり 取得できた公式ページの本文から年会費の条件を確認できず

三井住友カード(NL)。公式のETCカード案内には年会費「無料」と書かれたうえで、「入会翌年度以降、前年度に一度もETC利用のご請求がない場合は、ETCカード年会費550円(税込)のお支払いが必要となります」と注記されています。つまり初年度は無料、2年目からは前年度に1回でも使っていれば無料という形です。なお同じ案内には、Visa Infinite会員、プラチナ会員(三井住友カード プラチナプリファードは除く)、Amazon Mastercardなど一部のカードはETC利用の有無にかかわらず無料と書かれています。ここで見落としやすいのが、何を「利用」と数えるかです。公式には「無料区間のご走行分やETCマイレージの無料ご走行分は、ETCカードのご請求回数の集計対象となりません」と注記されています。無料区間しか走っていない年は、走った実感があっても条件を満たしません。ETCカードは本カード1枚につき1枚のみの発行で、年会費の支払い月は支払い用カードの年会費と同じ月です。

JCBカード WとJCBカード S。ここは時期で条件が変わるので分けて読んでください。2026年8月時点の現在の条件は、よくある質問に「ETCスルーカード・ETCスルーカードNの年会費は無料です」と書かれているとおり無料です。2026年11月10日のお振替分から改定されます。改定後も入会後初回は無料で、変わるのは入会後2回目以降です。JCBゴールド以上のプレミアムカードに付帯する場合は改定後も無料のままですが、それ以外のカードでは、前年1年間で「ETCスルーカードのお支払いが1回以上」または「クレジットカードでのショッピング利用合計金額が50万円(税込)以上」のどちらかを満たさないと550円(税込)がかかります。JCBカード WとJCBカード Sはプレミアムカードではないため、この条件付き無料の対象です。集計期間はETCスルーカードの有効期限月の翌月10日請求分から翌年の有効期限月の10日請求分までで、改定後の初回判定に使われるのは改定前の1年間です。振替日そのものも有効期限月の3ヵ月後なので、いつ最初の判定を受けるかは人によって違います。各種年会費、ショッピングリボ払い・分割払い・スキップ払いの各手数料、キャッシングサービス利用分、電子マネーチャージ利用分などはショッピング利用額に含まれません。ETC利用の回数についても「明細に記載されない利用分(無料区間、ETCマイレージでの無料走行)は利用回数に含まれません」と注記されています。ETCスルーカードNは改定の対象外で、公式に「ETCスルーカードNの年会費は改定いたしません。引き続き無料で利用できます」と案内されています。

楽天カード。楽天ETCカードの年会費は550円(税込)です。ただし公式ページには、楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード・楽天ブラックカードに付帯して持つ場合は無料と書かれています。また、楽天PointClubの会員ランクによる免除もあります。初年度は「所定の審査後のカード発行日時点(カード契約日)の会員ランク」で判定され、ダイヤモンド会員・プラチナ会員なら無料です。次年度以降は「ETCカード年会費請求月(ETCカード入会月の翌月)の会員ランク」がダイヤモンド会員・プラチナ会員であれば、その1年間の年会費が免除されると案内されています。ランクを維持していれば継続して無料になり得ますが、判定の時点が初年度と次年度以降で違うため、ランクが切り替わるタイミングによっては年会費がかかる可能性があると公式にも注記されています。なお、クレジットカード1枚に対して付帯できる楽天ETCカードは1枚で、クレジットカードを2枚作れば1人あたり2枚まで持てると案内されています。

dカード。ここは手元のカード番号で条件が変わります。公式ページは、クレジットカード番号が「4980」「5302」「5334」のいずれかで始まる場合と、「4363」「5344」「5365」のいずれかで始まる場合を分けて説明しています。前者は初回が無料で、2回目以降は「dカード年会費基準月から翌年のdカード年会費基準月の前月までに、一度もETCカードのお引き落としがなかった場合」に550円(税込)がかかります。後者は初回から条件が付き、「ETCカード入会日からdカード年会費基準月までに一度もETCカードのお引き落としがなかった場合」に550円(税込)、2回目以降は「dカード年会費基準月までの1年間の間に一度もETCカードのお引き落としがなかった場合」に550円(税込)と案内されています。つまり「dカードのETCは初年度必ず無料」とは言い切れません。上位券種の扱いも系列で書き分けられていて、「4980」「5302」「5334」で始まる場合は「dカード GOLD会員の方はご利用の有無にかかわらず、2年目以降も無料」、「4363」「5344」「5365」で始まる場合は「dカード GOLD U/dカード GOLD/dカード PLATINUM会員の方はご利用の有無にかかわらず無料」と案内されています。なお同じページの見出しには両系列とも「初年度無料」と書かれており、年会費発生の条件の欄と読み合わせないと条件を取り違えます。ETCカードは本会員および家族会員につき各1枚のみ発行できます。

エポスカードとSAISON CARD Digital。エポスETCカードは公式に年会費永年無料と案内されています。ただし前提があり、「エポスETCカードは、Visaのついたエポスカードをお持ちのかたのみお申し込みいただけます」と書かれています。Visaのついていないエポスカードや赤いカードを持っている場合は、Visaのついたエポスカードへの切り替えが案内されています。発行はエポスカード1枚につき1枚です。セゾンカードのETCカードについては、公式のETCカード案内ページに年会費無料で追加できると案内されています。ただしSAISON CARD Digitalという商品単位での条件は、取得できた公式ページの本文から確認できなかったため、この記事では金額を断定していません。

2枚目にETCを付けるときに効いてくるのは、金額そのものより「使わないと有料になるかどうか」です。三井住友カード(NL)とdカードはこの型そのもので、予備として持つほど条件を外しやすくなります。JCBカード WとJCBカード Sは改定後にこの型に近づきますが、条件が「ETCの支払いが1回以上」または「ショッピング利用合計50万円(税込)以上」のどちらかなので、ETCを使わない年でもカードを普通に使っていれば無料になり得ます。エポスカードは永年無料と明記されていて条件が付かず、楽天カードははじめから有料で、無料になる条件のほうが定められています。

利用可能枠は別枠とは限らない

2枚持てば使える金額が単純に増える、と考えるのは早計です。三井住友カード(NL)の公式ページには、弊社カードを複数枚(VisaとMastercard両方など)お持ちになる場合、カードのご利用枠は弊社が定める総利用枠を超えない範囲といたしますと書かれています。同じ発行会社で2枚持っても、枠が単純に増えるわけではないという意味です。三井住友カード(NL)の総利用枠は~100万円と案内されています。会社としての上限額は公式ページから確認できていません。

この扱いは発行会社ごとに決められています。ほかの6枚については、取得できた公式ページの本文から複数枚持ったときの枠の扱いを確認できませんでした。同じ発行会社で2枚目を作る場合はとくに、申込前にカード会社の案内で確認してください。

2枚持ちで増える固定費を整理した図解。ETCカードの年会費は、三井住友カード(NL)が初年度無料で入会翌年度以降は前年度に一度もETC利用の請求がないと550円(税込)、JCBカード WとJCBカード Sは2026年8月時点は無料で2026年11月10日のお振替分から入会後2回目以降が条件付きになり前年1年間にETC利用1回以上またはショッピング50万円(税込)以上で無料となり未達は550円(税込)でETCスルーカードNは改定対象外で無料のまま、楽天カードは550円(税込)でゴールド・プレミアム・ブラックへの付帯なら無料かつダイヤモンド・プラチナ会員は免除され初年度はカード発行日時点、次年度以降は年会費請求月時点のランクで判定、エポスカードは永年無料で年会費の条件はないがVisaのついたエポスカードを持つ人のみ申し込める、dカードは番号系列で条件が異なり4980・5302・5334始まりは初回無料で2回目以降は所定期間にETCの引き落としがないと550円(税込)、4363・5344・5365始まりは初回から条件付き、SAISON CARD DigitalはセゾンのETC案内が年会費無料だが商品単位の条件は公式本文から確認できず。年会費が無料でもSAISON CARD Digitalは入会月から翌年同月までに利用がないとカードサービス手数料1,650円(税込)がかかる。利用可能枠は別枠とは限らず、三井住友カード(NL)は複数枚持っても総利用枠を超えない範囲と案内され、ほかの6枚は公式本文から確認できない。無料区間やETCマイレージの無料走行は利用回数に数えられない。
年会費の欄が無料でも、条件と追加の費用まで数える

7枚それぞれの条件

ここからは1枚ずつ、公式に書かれている条件と、2枚目としての位置づけを整理します。

三井住友カード(NL)

年会費は永年無料、家族カード年会費も永年無料です。申込資格は満18歳以上の方(高校生は除く)で、国際ブランドはVisa、Mastercardから選べます。基本のポイントは200円(税込)につき1ポイントです。

2枚目としての役割は、コンビニ・飲食店の支払いを寄せることです。対象のコンビニ・飲食店で、スマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済またはモバイルオーダーで支払うと7%ポイント還元という条件があります。この7%は通常のポイント分を含んだ還元率です。ただし商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があり、カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。一定金額(原則1万円)を超えるとタッチ決済にならず、その分は加算の対象になりません。

支払日は15日締め翌月10日払い/月末締め翌月26日払いから選べます。1枚目と引落日を分けたい場合に使える選択肢です。海外旅行傷害保険は最高2,000万円の利用付帯で、事前に旅費などを当該カードでクレジット決済することが前提です。

JCBカード W

年会費は永年無料で、家族カード、QUICPayカードの追加も無料です。申込対象は18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方です。国際ブランドはJCBです。

2枚目としての役割は、JCBブランドと基本の付与を足すことです。ポイントは200円(税込)につき2ポイントで、1ポイント=最大1円相当で利用できます。1枚目がVisaやMastercardなら、ブランドと発行会社の両方を同時に分けられます。

年齢の条件があるため、入会のタイミングは限られます。ただし40歳以降も年会費無料のまま継続できると案内されているので、条件を満たすうちに作っておくという考え方もできます。海外旅行傷害保険は利用付帯で、旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合)として海外 最高2,000万円と記載されています。

JCBカード S

年会費は永年無料です。申込対象は18歳以上で、本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上で学生の方です。国際ブランドはJCBです。ポイントは200円(税込)につき1ポイントで、1ポイント=最大1円相当で利用できます。

2枚目としての役割は、優待とスマートフォン保険を足すことです。JCB カード S 優待 クラブオフが付き、JCBスマートフォン保険は補償対象がディスプレイ破損で、年間最高30,000円(1事故につき自己負担額10,000円)です。この保険には条件があり、保険事故発生時点で、補償対象スマートフォンの通信料を直近3ヵ月以上連続してJCBカードSでお支払いされている場合に適用され、購入後24ヵ月以内のスマートフォンが対象です。

2枚目として検討するうえで最も重要なのは併用の可否です。公式には、JCB カード W、JCB カード W plus LとJCB カード Sは重複して保有することはできませんと書かれており、本カードを申し込みの場合、現在お持ちのカードは退会となり自動的に切り替えになりますと続きます。1枚目がJCBカード Wなら、これは2枚目にはなりません。

楽天カード

年会費は永年無料で、ポイントは100円につき1ポイントです。申込については、18歳未満、海外在住の方はカードをお申し込みいただけませんと案内されています。国際ブランドは、公式の保険案内でVisa、JCB、Mastercard、American Expressのいずれも対象と書かれています。

2枚目としての役割は、基本の付与単位を100円に寄せることです。1回ごとの付与単位が細かいので、少額の支払いを寄せる先として分かりやすい1枚です。ただし例外があり、公共料金・税金・国民年金保険料は500円ご利用につき1ポイント、保険料は200円ご利用につき1ポイントと案内されています。固定費をまとめて寄せる使い方には向きません。

支払日は27日(土・日・祝日の場合は翌営業日)です。ETC年会費は550円(税込)です。上位カードに付帯する場合や、会員ランクの条件を満たす場合は免除されます(詳しくは固定費の章で扱っています)。海外旅行傷害保険は利用付帯で、傷害死亡・後遺障害は最高2,000万円です。

エポスカード

入会金・年会費永年無料で、2年目以降も年会費は無料です。申込資格は日本国内在住の満18歳以上(高校生を除く)です。国際ブランドはVisaです。ポイントは1回のカード利用金額200円(税込)以上の取引につき200円ごとに1ポイントで、利用金額の端数は切り捨てられます。一部、加算対象外または還元率が異なる利用先があります。

2枚目としての役割は、海外旅行の備えを足すことです。海外旅行傷害保険は利用付帯で、傷害死亡・後遺障害は最高3,000万円です。対象はVisa付のエポスカード本人のみで、家族は対象外となります。対象となる旅行代金は、宿泊を伴う募集型企画旅行の代金または公共交通乗用具の料金です。

2枚持ちの観点で押さえておきたいのが保険金の扱いです。複数のカードを持っている場合、死亡・後遺障害は合算されず按分され、それ以外は合算されて按分されると案内されています。ETCカードの年会費は無料です。

dカード

年会費は永年無料です。入会条件は満18歳以上であること(高校生を除く)で、個人名義であること、本人名義の口座を支払い口座として設定することが条件に含まれます。ポイントは100円(税込)につき1ポイントです。

2枚目としての役割は、dポイントの入口を足すことです。支払いを寄せることでdポイントが貯まります。締め日と支払日は、毎月15日締め切りで、翌月10日(金融機関休業日の場合は翌営業日)支払いです。1枚目が月末締めの商品なら、引落日を分けやすくなります。

備えの面では注意が必要です。公式の保険案内には、年会費永年無料のdカードの付帯保険終了の告知が出ています。付帯保険は終了しているため、旅行の備えは別の手段で用意することになります。キャッシング利用分・年会費など一部の支払いはポイント対象になりません。

SAISON CARD Digital

申込対象は、18歳以上のご連絡が可能な方で、当社の提携する金融機関に決済口座をお持ちの方と案内されています。国際ブランドは選べる国際ブランドと書かれています。ポイントは1,000円ごとに1ポイントの永久不滅ポイントです。

2枚目としての役割は、すぐ使える予備の1枚を足すことです。お申し込み後、最短5分で公式スマホアプリにデジタルカードを発行と案内されており、必要になってから作るという使い方に向きます。公式には、永久不滅ポイントに期限はありませんと書かれているため、使う頻度が低くても貯めたポイントが消えにくい点も予備向きです。

費用の条件は必ず確認してください。年会費は無料ですが、ご入会月から翌年同月までにカードのご利用がない場合、カードサービス手数料1,650円(税込)がかかりますと書かれています。予備として持つほど出番が少なくなるので、年に一度は使うといった運用を決めておくほうが安全です。

ポイントの価値にも幅があります。永久不滅ポイントは1ポイント=最大5円相当ですが、交換商品によっては1ポイントの価値は5円未満になり、請求充当の場合は4.5円相当(200ポイント=900円分)と案内されています。単純に何円分と決めつけずに見てください。なお、公式には、SAISON CARD Digital は同一ブランドでの複数枚お申し込みはできませんと書かれています。

1枚目の型から2枚目を選ぶ

ここまでの条件を、1枚目の型ごとに当てはめます。どれか1つに決めるのではなく、空いている役割から選んでください。

ここで先に整理しておきたいことがあります。「100円につき1ポイント」「200円につき1ポイント」という付与単位だけを見て、どちらが有利かは決まりません。同じ200円単位でも、毎月の利用金額を合計してから換算する商品と、1回の支払いごとに換算する商品があるからです。集計の単位が違えば、少額の支払いが多い人にとっての結果も変わります。公式ページで確認できた内容を分けて並べます。

カード 付与単位 集計の単位 対象外・還元率が異なる取引
三井住友カード(NL) 200円(税込)につき1ポイント 毎月の利用金額の合計。集計期間は毎月1日〜末日 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーを使うと、通常のポイント分を含んだ7%。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
JCBカード W 200円(税込)につき2ポイント 1ヵ月のカード利用合計金額。集計期間は毎月16日〜翌月15日。換算時の小数点以下は切り捨て 公式のポイント案内に集計対象外の利用分についての記載あり
JCBカード S 200円(税込)につき1ポイント JCBカード Wと同じ(1ヵ月の合計、毎月16日〜翌月15日) 同上
楽天カード 100円につき1ポイント 2023年11月請求分より、1回のカードショッピング(お買い物ごと)の利用金額に対して換算。100円未満の利用分は切り捨て 公共料金・税金・国民年金保険料は500円ご利用につき1ポイント、保険料は200円ご利用につき1ポイント
エポスカード 200円(税込)につき1ポイント 1回のカード利用金額200円以上の取引につき200円ごと。利用金額の端数は切り捨て ポイント規約に、一部ショッピングの利用、キャッシング、クレジット手数料、エポスVisaプリペイドカードへのチャージ、年会費などが対象外と記載
dカード 100円(税込)につき1ポイント 取得できた公式ページの本文から集計の単位を確認できず キャッシング利用分・年会費など一部の支払いはポイント対象外
SAISON CARD Digital 1,000円につき1ポイント(永久不滅ポイント) 1回の買い物が1,000円未満でも、1ヵ月分の利用金額の合計に対して換算 公式のポイント案内に、一部ポイント対象外および還元率が異なるサービス・加盟店があると記載

この表からわかることは3つあります。ひとつめは、付与単位が大きいことが、そのまま取りこぼしにつながるわけではないということです。JCBカード WとJCBカード Sは1回の利用が200円未満でも月の合計に対して換算されます。SAISON CARD Digitalも同じ考え方で、1回の買い物が1,000円未満でも月合計に対して貯まります。三井住友カード(NL)も、1回の利用が200円未満でも集計期間の合計が200円以上ならポイントが付くと公式のQ&Aに書かれています。

ふたつめは、付与単位が小さくても、集計が取引単位なら端数はそのつど切り捨てられるということです。楽天カードは2023年11月請求分から、月合計ではなく1回の買い物ごとの計算に変わっています。エポスカードも規約に「1回のカード利用金額200円以上の取引につき、200円毎に1ポイント」「利用金額の端数は切り捨てます」と書かれています。

みっつめは、対象外の取引と、還元率が変わる取引を先に見ておくことです。楽天カードは公共料金・税金・国民年金保険料が500円ごと、保険料が200円ごとと、通常の100円単位から外れます。三井住友カード(NL)の高い還元率はスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーが条件で、カード現物のタッチ決済やiD、差し込み、磁気取引は対象外です。ここを見ずに付与単位だけで並べると、実際の結果とずれます。

1枚目がコンビニや飲食店に強い場合

同じ役割を足しても重なります。基本の付与単位を下げる(楽天カード、dカード)か、旅行の備えを足す(エポスカード)ほうが空白を埋められます。付与単位を下げる場合は、楽天カードが1回ごと、三井住友カード(NL)やJCBが月合計と、集計の単位も違う点をあわせて見てください。dカードは公式の本文から集計の単位を確認できなかったため、付与単位だけで判断しないでください。

1枚目が楽天カードやdカードなど100円単位の場合

基本の付与は埋まっています。ただし楽天カードは1回の買い物ごとの計算なので、少額の支払いが多いと端数はそのつど切り捨てられます。dカードは集計の単位を公式の本文から確認できていません。付与単位が小さいことと、取りこぼしが少ないことは同じではありません。次に効くのは特定の場面での上乗せで、対象のコンビニ・飲食店の条件がある三井住友カード(NL)や、200円(税込)につき2ポイントのJCBカード Wが候補になります。

1枚目がJCBブランドの場合

2枚目にJCBカード SやJCBカード Wを選ぶと、重複して保有することはできませんという条件に当たる可能性があります。Visa、Mastercardを選べる三井住友カード(NL)や、Visaのエポスカードを選ぶほうが、ブランドと発行会社の両方を分けられます。

1枚目に旅行の備えがない場合

エポスカードが候補になります。ただし利用付帯なので、旅行代金をエポスカードで払う運用に変える必要があります。1枚目でも利用付帯の保険が付いているなら、どちらで旅行代金を払うかを先に決めておきましょう。

予備の1枚がほしい場合

SAISON CARD Digitalは最短5分でデジタルカードを発行できるため、予備として持ちやすい商品です。ただし、ご入会月から翌年同月までにカードのご利用がない場合、カードサービス手数料1,650円(税込)がかかりますという条件があるので、まったく使わない前提では持てません。

よくある質問

2枚目は1枚目と同じ発行会社でもいいですか

A. 商品によって扱いが違います。三井住友カード(NL)は、すでに三井住友カードをお持ちの方も追加でカードを発行できますと案内されています。一方で、公式の条件によりJCBカード WとJCBカード Sは重複して保有することはできませんと書かれています。同じ会社だから持てる、あるいは持てないと決めつけられないので、商品ごとの記載を必ずご確認ください。

2枚持つと海外旅行保険の金額は単純に足し算になりますか

A. 会社によります。少なくとも今回条件を確認できた2社は、単純な足し算ではありません。エポスカードの公式ページには、複数のカードを持っている場合、死亡・後遺障害は合算されず按分され、それ以外は合算されて按分されると案内されています。楽天カードは、死亡保険金について、それぞれのカードの傷害死亡・後遺障害保険金額のうち最も高い額を限度として支払われると案内されています。会社ごとに書き方が違うので、金額を単純に足して考えないでください。

2枚とも利用付帯なら、旅行代金はどちらで払えばいいですか

A. 条件を満たしたいほうのカードで払うことになります。利用付帯は、そのカードで旅行代金を払うことが条件です。2枚に分けて払える場合の扱いは商品ごとに違うため、出発前に各社の案内で確認してください。楽天カードのように、対象が募集型企画旅行の料金と決まっていて航空券のみのご購入は含まれませんという商品もあります。

2枚持つと利用できる金額は増えますか

A. 単純には増えません。三井住友カード(NL)の公式ページには、弊社カードを複数枚(VisaとMastercard両方など)お持ちになる場合、カードのご利用枠は弊社が定める総利用枠を超えない範囲といたしますと書かれています。ほかの6枚については複数枚持ったときの枠の扱いを公式ページの本文から確認できなかったため、申込前にカード会社の案内で確認してください。

国際ブランドを分ければ十分ですか

A. ブランドを分けるのは有効ですが、それだけでは足りない場合があります。発行会社が同じなら片方が使えないときに両方止まる可能性がありますし、支払い方が同じだと同じ条件に引っかかります。ブランド・発行会社・決済手段・付帯サービスの4つに分けて考えてください。

2枚目の年会費は無料のものを選べば費用は増えませんか

A. 商品によります。SAISON CARD Digitalは年会費無料ですが、ご入会月から翌年同月までにカードのご利用がない場合、カードサービス手数料1,650円(税込)がかかりますと書かれています。ETCカードを付ける場合も費用がかかることがあります。楽天ETCカードの年会費は550円(税込)で、楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード・楽天ブラックカードに付帯する場合は無料です。会員ランクによる免除もあり、初年度はカード発行日時点、次年度以降は年会費請求月時点でダイヤモンド会員・プラチナ会員なら、その1年間が免除されると案内されています。三井住友カード(NL)とdカードは、所定の期間にETCの利用請求がないと550円(税込)がかかります。JCBカード W・JCBカード SのETCスルーカードは2026年8月時点では無料ですが、2026年11月10日のお振替分から入会後2回目以降が条件付き無料に変わります。

引落日は分けたほうがいいですか

A. 目的によります。分けると給料日との間隔を調整しやすくなりますが、口座の残高を見る回数は増えます。三井住友カード(NL)のように締め日と支払日の組み合わせを選べる商品もあるので、選べる場合は1枚目との間隔を意識して決めてください。

まとめ

2枚目のクレジットカードは、良いカードを1枚足すのではなく、1枚目の空白を埋める形で選ぶと決めやすくなります。

  • 1枚目で埋まっている役割を書き出し、空いている役割から2枚目を選ぶ
  • 同じ会社・同じカードを2枚持てるかは商品ごとに違う。重複して保有することはできませんという記載がある組み合わせを先に外す
  • 分けるのは国際ブランドだけではなく、発行会社・決済手段・付帯サービスの4つで考える
  • 保険は2枚持っても単純な足し算にならない。今回条件を確認できたエポスカードと楽天カードの2社だけを見ても、按分するか最も高い額を限度にするかが違い、利用付帯は条件を満たしたカードだけが動く
  • 年会費が無料でも、利用がないと手数料がかかる商品がある。ETCカードは三井住友カード(NL)とdカードが「使わないと有料になる」型。JCBカード W・JCBカード Sは2026年8月時点では無料で、2026年11月10日のお振替分から入会後2回目以降が「ETC利用1回以上またはショッピング50万円(税込)以上」の条件付きに変わる。楽天カードは通常550円(税込)で無料になる条件のほうが定められ、エポスカードは永年無料。SAISON CARD Digitalは商品単位の条件を確認できず。金額よりも条件の型で数える
  • 同じ発行会社で2枚持っても利用枠が単純に増えるとは限らない。総利用枠を超えない範囲と案内している会社がある

次にやることは3つです。1つ目は、いま持っている1枚目の年会費・ポイントの付与単位・保険の付帯条件・締め日と支払日を公式ページで確認すること。2つ目は、この記事の表で空いている役割に当たるカードを2枚まで絞ること。3つ目は、絞ったカードの公式ページで、複数枚保有の可否と費用の条件を自分の目で確かめることです。この記事の数字は2026年8月時点で各社の公式ページに書かれていた内容なので、申し込む直前にもう一度確認してください。

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