ポイント還元率が高いクレジットカード6枚を比較|基本還元率と最大還元率の条件

還元率が高いクレジットカード4枚を基本と最大の還元率で比較するアイキャッチ画像

クレジットカードの比較記事を読むと「最大◯%」という数字が並びます。この数字だけで選ぶと、実際の明細を見て首をかしげることになりかねません。

広告に出る数字と、普段の買い物で戻ってくる数字は別物です。本記事では、付与単位と対象外の条件がそろう6枚を比較しました。

目次

基本還元率と最大還元率は別の数字

還元率には2つの層があります。条件を満たさなくても付く分と、店舗やサービスの条件を満たしたときだけ乗る分です。

広告に出るのは後者を含めた合計値であることが多く、前者との差は数倍になります。ここを分けて見ないと、月々貯まる量を読み違えます。

還元率が2つの層に分かれることを示した図。1つ目は条件なしで付く分で、付与単位から決まり、200円につき1ポイントなら0.5パーセント。2つ目は条件を満たしたときだけ乗る分で、対象店舗の上乗せか別サービスの利用分。広告に出るのは両者の合計値であり、日常の買い物すべてに当てはまる率ではないことを示している。
還元率は条件なしで付く分と条件つきで乗る分に分かれる。

基本還元率は付与単位から決まる

基本の還元率は「いくら使うと何ポイント付くか」という付与単位から計算されます。200円につき1ポイントなら0.5%、200円につき2ポイントなら1.0%です。

同じ1ポイントでも付与単位が違えば還元率は倍変わります。カード名の横の%だけでなく、その下の付与単位まで見ておく価値があります。

最大値は中身が3つに分かれる

最大値と呼ばれるものは、何を足し上げた数字かでまったく意味が変わります。比較した6枚には次の3つがありました。

  • カードの還元に、対象店舗での上乗せを足した値
  • カードの還元に、別サービスの利用で付くポイントを足した値
  • 「最大◯%」という形の数字を掲げていないもの

2つ目は、カード1枚では到達しません。サービス側の利用が前提になるためです。

比較した6枚の基本条件

まず年会費と基本の付与単位を並べます。

カード名 発行会社 年会費 基本付与単位 基本還元率
JCB CARD W 株式会社ジェーシービー 無料 200円(税込)につき2ポイント 1%
JCBゴールド 株式会社ジェーシービー 11,000円(税込・初年度無料) 毎月の利用合計金額200円(税込)につき1ポイント 0.5%
三井住友カード(NL) 三井住友カード株式会社 永年無料 利用金額200円(税込)につき1ポイント 0.5%
三井住友カード ゴールド(NL) 三井住友カード株式会社 5,500円(税込・年間100万円の利用で翌年以降永年無料) 利用金額200円(税込)につき1ポイント 0.5%
楽天カード 楽天カード株式会社 永年無料 100円につき1ポイント 1%
リクルートカード 三菱UFJニコス株式会社(Mastercard/Visa)、株式会社ジェーシービー(JCB) 無料 毎月の利用金額合計の1.2% 1.2%

基本還元率は0.5%から1.2%の範囲でした。年会費が無料でも1.2%のものがあり、この6枚では年会費の有無と基本還元率が対応していません。

最大値の中身と到達条件

次に、最大値が何を足した数字かを並べます。

ここに載せたのは、各社が公式ページで掲げている数字そのものです。同じ計算式で並べ直した値ではないため、大小をそのまま優劣として読むことはできません。

比較表の記号は、その項目にあたる区分がカード側にないことを示します。

カード名 最大還元率または最大合算値 最大値の種類 対象店舗・サービス 必要な決済方法
JCB CARD W 10.5% 対象店舗での上乗せを含む 公式表記は「ポイント還元率は1.0%〜最大10.5%」。Amazon.co.jpやセブン‐イレブン、スターバックスなど対象店舗の利用で還元率が上がる 決済方法の指定なし
JCBゴールド 単一の最大値を掲げていない 単一の最大還元率を示す記載はない。J-POINTボーナスの対象カードであり、当年の利用金額50万円(税込)ごとにボーナスポイントが加算される 決済方法の指定なし
三井住友カード(NL) 7% 対象店舗での上乗せを含む 対象のコンビニ・飲食店で、スマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済またはモバイルオーダーで支払った場合の還元率。通常のポイント分を含む スマホのVisaのタッチ決済、Mastercardタッチ決済、モバイルオーダー。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は上乗せ分の対象外
三井住友カード ゴールド(NL) 7% 対象店舗での上乗せを含む 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済等を使った場合。三井住友カード(NL)と同じ条件 スマホのVisaのタッチ決済、Mastercardタッチ決済、モバイルオーダー。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は上乗せ分の対象外
楽天カード 単一の最大値を掲げていない 単一の最大還元率を示す記載はない 決済方法の指定なし
リクルートカード 3.2% 別サービスの利用分を含む カード利用分1.2%に、じゃらんnet等のリクルートサービス利用による1〜2%を合わせた合計最大3.2%。ポイント10%還元プランの予約またはポイントアップキャンペーン適用時は最大11.2%還元 決済方法の指定なし

JCB CARD Wの10.5%と、リクルートカードの3.2%は性質が違います。前者は対象店舗での上乗せを含む値、後者はカード利用分1.2%にリクルートのサービス利用分を足した合計です。

JCB CARD Wの表記には「交換商品により異なります」という注記も付いています。店舗の条件を満たしても、交換先によって手元に戻る金額は変わります。

楽天カードとJCBゴールドは、公式ページで「最大◯%」という形の数字を掲げていません。利用先ごとの付与単位や、利用額に応じたボーナスという形で示されています。

最大還元率の中身が3つに分かれることを示した図。店舗の上乗せを含む型は三井住友カード(NL)が7パーセント、JCB CARD Wが最大10.5パーセント。別サービスの利用を含む型はリクルートカードが最大3.2パーセントでカード利用分は1.2パーセント。最大値の表記自体がないのが楽天カードとJCBゴールド。確かめる順番は付与単位、条件、上限の順であることを示している。
最大値は何を足した数字かで意味が変わる。

決済方法まで指定されている場合がある

三井住友カード(NL)の7%は、対象のコンビニ・飲食店で、スマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済またはモバイルオーダーを使った場合の還元率です。

カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は上乗せ分の対象になりません。基本の200円につき1ポイントまで付かなくなるわけではなく、上乗せ分だけが外れます。

同じ店で同じカードを使っても、スマートフォンをかざすかカードそのものをかざすかで結果が変わります。

ブランドによる制限もあります。Google PayとSamsung Walletでは、Mastercardタッチ決済を使えないと公式に書かれています。

金額にも注意が要ります。タッチ決済とならない金額の上限は店舗によって異なる場合があると注記されており、高額の支払いでは上乗せの条件を外れることがあります。

三井住友カード(NL)の上乗せ還元に決済方法の条件があることを示した図。対象になるのはスマートフォンのタッチ決済かモバイルオーダーでの支払い。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引では上乗せが付かない。ただし外れるのは上乗せ分だけで、基本の200円につき1ポイントは付くことを示している。
同じ店でも決済方法によって上乗せの有無が変わる。

7%と20%は別の数字

三井住友カード(NL)には性質の違う2つの数字が出てきます。7%は対象店舗での還元率、20%はVポイントアッププログラムの条件を重ねた場合の合算上限です。

公式サイトは、条件を達成すると計算上20%を超えることがあるものの、景品表示法の定めに基づき実際にポイントアップされる上限は20%までだとしています。この上限は同社のプログラムについての記載です。

リクルートカードの3.2%と11.2%の違い

リクルートカードの公式ガイドは、カード利用分1.2%に加えて、じゃらんnetなどリクルートのサービスを利用すると別途1〜2%が付き、合計最大3.2%になると案内しています。

これとは別に、最大11.2%還元という記載もあります。公式が挙げているのは、ポイント10%還元プランの予約と、ポイントアップキャンペーンが適用された予約の2つです。前者は対象プランを選べば成立し、後者はキャンペーン期間に限られます。

基本還元率が高いカード

使う場所を選ばずに戻りを厚くしたい場合、基本の付与単位が結果を左右します。

リクルートカードは毎月の利用金額合計の1.2%で、6枚のなかで最も高い基本還元率です。JCB CARD Wと楽天カードが1.0%で続きます。

三井住友カードの2枚は基本0.5%です。対象のコンビニ・飲食店での上乗せが大きい一方、それ以外の店では0.5%にとどまります。

年間の利用額でボーナスが付くカード

JCBゴールドはJ-POINTボーナスの対象で、当年の利用金額50万円(税込)ごとにボーナスポイントが加算されます。

集計期間は毎年12月16日から翌年12月15日までの1年間です。暦年でも入会日からの1年でもありません。毎月15日に締め切り、その時点の達成状況に応じて翌月12日に付与されます。

ここで注意したいのは対象カードです。公式ページは「JCB CARD W、JCB CARD W plus Lはボーナスポイントの対象となりません」と明記しています。同じJCBのカードでも扱いが分かれます。

店舗条件で上がるカード

特定の店で使う前提なら、基本が0.5%でも結果が変わります。

三井住友カードの2枚は、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済等を使うと7%です。対象店舗と決済方法の両方を満たす必要があり、どちらか一方では届きません。

JCB CARD Wは、Amazon.co.jpやセブン‐イレブン、スターバックスなどの対象店舗で還元率が上がると案内されています。

固定費と公共料金の扱い

毎月の固定費をカードにまとめると効率がよさそうに見えますが、支払先によって還元率が下がる場合があります。

楽天カードの利用先 付与単位 還元率
記載のない事業者 100円につき1ポイント 1.0%
保険料(生命保険・損害保険・傷害保険・医療保険など) 200円につき1ポイント 0.5%
公共料金(電気・ガス・水道) 500円につき1ポイント 0.2%
税金(自動車税・固定資産税・住民税など) 500円につき1ポイント 0.2%
国民年金保険料・Yahoo!公金支払い・eLTAX・NHK放送受信料 500円につき1ポイント 0.2%

楽天カードは、公共料金と税金を500円につき1ポイントとしています。記載のない事業者での100円につき1ポイントと比べると、5分の1です。

保険料は200円につき1ポイントで、こちらは2分の1にあたります。固定費の内訳によって、実際の戻りは表の基本還元率より下がります。

ただし、これは公式が「対象のご利用先」として名前を挙げている事業者に限った話です。電力会社もガス会社も水道局も一社ずつ列挙されており、そこに載っていない事業者への支払いは100円につき1ポイントのままです。契約先が一覧にあるかどうかで結果が変わります。

公式サイトは、利用先が複数の「還元率が異なるご利用先」に該当する場合、還元率が低い方が適用されるとも定めています。

三井住友カードは扱いが違います。ポイント付与の対象外を一覧にした公式のよくある質問に、公共料金と税金は挙がっていません。挙がっているのは国民年金保険料です。

リクルートカードの除外項目は、分割払いやリボ払いの手数料、キャッシング手数料、リクルートカードプラス(JCB)の年会費です。固定費そのものを別扱いにする記載はありません。

楽天カードの固定費支払いで付与単位が利用先ごとに変わることを示した図。記載のない事業者では100円につき1ポイント、保険料は200円につき1ポイント、公共料金と税金は500円につき1ポイント。複数の還元率が異なる利用先に重複して該当する場合は、還元率が低い方が適用されることを示している。
楽天カードは利用先によって付与単位が3段階に分かれる。

電子マネーとチャージの扱い

チャージしてから使う運用は、カードによって結果が大きく変わります。

三井住友カード(NL)の場合

公式のよくある質問には、Vポイント付与の対象外となる利用が一覧で示されています。扱いは3つに分かれます。

扱い 対象となる利用
ポイントが付かない 年会費(クレジットカード年会費、ETCカード年会費など)/キャッシング利用分(キャッシングリボ、海外キャッシュサービス)/手数料(リボ払い手数料、分割払い手数料、マイレージ移行手数料など)/保険料のうち国民年金保険料/PiTaPa利用分(ポストペイおよびオートチャージ)/電子マネーへのチャージ(モバイルSuica、Apple PayのSuica、モバイルPASMO、Apple PayおよびGoogle PayのPASMO、SMART ICOCA、モバイルICOCA、楽天Edy、WAON、nanaco、ANA Pay、ミャクペ!)/三井住友カードが発行するプリペイドカードへのチャージ
付与率が下がる Visaプリペ、かぞくのおさいふ、THE RAMPAGEキーホルダー型Visaプリペイドへのチャージは、チャージ金額の0.25%分のポイントが付与される(付与されるポイントの種類は一律「通常ポイント」)
別のポイントになる 独自ポイントが貯まる提携カードの利用分(Amazon Mastercardなど、カインズBカード、ベイシアBカード)
対象外にならない例外 Google PayでのモバイルSuicaへのチャージおよび定期券類購入は付与対象。PASMO一体型カードのPASMOへのチャージ、PASMOオートチャージサービス対象カードによるオートチャージも付与対象。SMART ICOCAの定期券購入も付与対象

電子マネーへのチャージは原則として対象外ですが、例外が細かく決められています。Google Payを使ったモバイルSuicaへのチャージは付与対象で、同じくGoogle Payでの定期券類購入も付与対象です。

PASMO一体型カードのPASMOへのチャージや、PASMOオートチャージサービス対象カードによるオートチャージも付与対象とされています。同じ交通系でも扱いが違います。

リクルートカードの場合

電子マネーチャージは加算対象外ですが、上限つきの例外があります。公式のポイント加算条件は、対象の電子マネーチャージについて合算で月間30,000円までの利用分を加算対象としています。

対象はブランドによって違います。JCBはnanacoとモバイルSuica、MastercardとVisaはnanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAです。

さらにリクルートカード(JCB)の電子マネーチャージは、還元率が0.75%と定められています。同じカード名でもブランドで条件が分かれる形です。

楽天カードの場合

楽天Edyチャージは還元率が異なる利用先にあたります。楽天ペイへは、楽天カードからチャージするとチャージの翌日に楽天ペイより200円につき1ポイントが進呈されると案内されています。

投信積立の一部ファンドや金・プラチナ取引も、還元率が異なる利用先に含まれる扱いです。証券口座での積立をカード決済に寄せる場合は、対象ファンドかどうかで結果が変わります。

電子マネーチャージの扱いがカード会社ごとに違うことを示した図。三井住友カードは電子マネーへのチャージが原則として対象外だが例外もある。リクルートカードは対象の電子マネーチャージが月30,000円まで加算される。同じリクルートカードでもJCBブランドのチャージは還元率0.75パーセント。楽天カードの楽天Edyチャージは還元率が異なる利用先にあたることを示している。
チャージの扱いはカード会社とブランドで変わる。

集計の単位と端数の扱い

付与単位が200円なら、それに満たない買い物ではポイントが付かないように思えます。ここは公式サイトが明確に書いている部分です。

カード名 計算単位 丸め方法 チャージ等の上限 年間の条件 ポイント価値 最低交換単位 有効期限
JCB CARD W 1ヵ月のカード利用合計金額 1回の利用が200円未満でも、毎月の利用分すべてを合計してからポイントに換算する 1ポイントは最大1円分相当 カードの種類によって異なる。公式の例では2026年2月支払い分は2028年2月15日まで
JCBゴールド 1ヵ月のカード利用合計金額 1回の利用が200円未満でも月合計に含めて換算する J-POINTボーナスは当年の利用金額50万円(税込)ごと 1ポイントは最大1円分相当 ゴールドは獲得月より3年間(36ヵ月)
三井住友カード(NL) 交換方法によっては1ポイント1円相当にならない場合がある
三井住友カード ゴールド(NL) 継続特典は年間100万円の利用が条件 交換方法によっては1ポイント1円相当にならない場合がある
楽天カード
リクルートカード 毎月の利用金額合計 毎月の利用金額合計の1.2%に対して小数点第1位以下を切り捨てる 電子マネーチャージのうち、合算で月間30,000円までの利用分が加算対象。JCBはnanaco・モバイルSuica、Mastercard/Visaはnanaco・楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCA 最後にポイントが加算された月の12か月後の月末まで。新たな加算があれば延長される

JCBは1ヵ月の利用合計金額に対して換算し、1回の利用が200円未満でも月合計に含めると明記しています。1回ごとに切り捨てるわけではありません。

この「1ヵ月」は暦月ではありません。集計期間は毎月16日から翌月15日までと定められています。

リクルートカードは毎月の利用金額合計の1.2%に対して、小数点第1位以下を切り捨てると定めています。こちらも月単位の集計です。

ポイントが付くタイミングと有効期限

リクルートカードは、毎月15日までの利用代金に対して、翌月11日に加算されます。有効期限は最後に加算された月の12か月後の月末までで、新しい加算があれば延長されます。

JCBのポイントはカードの種類によって有効期限が異なります。一般カードは獲得月から2年間、ゴールドは3年間です。

公式が挙げている一般カードの例では、2026年2月支払い分が2028年2月15日まで有効とされています。商品に申し込む場合は失効予定日が近いポイントから減算されます。

ポイントの価値と交換先

還元率が1%でも、1ポイントが1円の価値を持たなければ実際の戻りは下がります。

三井住友カードは「ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、Vポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合がございます」としています。

JCBは1ポイントを最大1円分相当としています。どちらも1円を保証してはいません。還元率どうしを比べるときは、交換先までそろえないと同じ土俵になりません。

ポイントの集計と価値の扱いを示した図。JCBは1ヵ月のカード利用合計金額に対して換算し、1回の利用が200円未満でも月合計に含める。リクルートカードは毎月の利用金額合計の1.2パーセントに対して小数点第1位以下を切り捨てる。さらに1ポイントは1円とは限らず、交換方法によって価値が変わることを示している。
同じ還元率でも集計単位と端数処理で結果が変わる。

対象外になる利用

還元率の話は、そもそもポイントが付く取引かどうかが前提です。

カード名 主な対象外利用 向いている利用場面
JCB CARD W 電子マネーチャージ分は付与対象外。Edy/モバイルSuica/SMART ICOCA/モバイルPASMO/nanaco/auPAY/FamiPay/Kyash/モバイルICOCA/WAON/ANA Pay/JAL Pay など 日常の買い物を1枚にまとめたい人。39歳までに申し込む必要がある
JCBゴールド JCB共通の電子マネーチャージ対象外が適用される 年間の利用額が大きく、累計利用によるボーナスを取りにいく人
三井住友カード(NL) 年会費(クレジットカード年会費、ETCカード年会費など)/キャッシング利用分(キャッシングリボ、海外キャッシュサービス)/手数料(リボ払い手数料、分割払い手数料、マイレージ移行手数料など)/保険料のうち国民年金保険料/PiTaPa利用分(ポストペイおよびオートチャージ)/電子マネーへのチャージ(モバイルSuica、Apple PayのSuica、モバイルPASMO、Apple PayおよびGoogle PayのPASMO、SMART ICOCA、モバイルICOCA、楽天Edy、WAON、nanaco、ANA Pay、ミャクペ!)/三井住友カードが発行するプリペイドカードへのチャージ 対象のコンビニ・飲食店をスマホのタッチ決済でよく使う人
三井住友カード ゴールド(NL) 三井住友カード(NL)と同じ対象外一覧が適用される 年間100万円を使う見込みがあり、年会費を無料にしたうえで継続特典も取りたい人
楽天カード 楽天ETCカード年会費、カード年会費、楽天PINKカードのカスタマイズサービス月額料金、明細書発行費用、楽天Edy発行費用、カード切替手数料、カード再発行手数料、3回以上の分割払いなどのカードショッピング手数料、再振替手数料、回収事務手数料、楽天カードプリペ残高を超過した利用分、キャッシング利用分、提携ATM・CDでのキャッシングによるATM利用手数料、決済サービスへのチャージ分(WAON、nanacoなど) 楽天グループのサービスをよく使う人。ただし公共料金・税金は還元率が下がる
リクルートカード 年会費、カード発行手数料、ショッピングリボ払い手数料、分割払い手数料、キャッシング1回払い(国内・海外)利用分、キャッシングリボ利用分、カード再発行手数料、遅延損害金、電子マネーチャージ利用分。ただし対象の電子マネーチャージは合算で月間30,000円までが加算対象 使う場所を選ばずカード単体の還元率を高くしたい人

三井住友カード、楽天カード、リクルートカードの3社に共通するのは、年会費と各種手数料、キャッシング利用分です。カードを持つためにかかる費用には、この3社ではポイントが付きません。

楽天カードは、ETCカード年会費やカード再発行手数料、3回以上の分割払いなどの手数料も進呈対象外としています。

年会費を含めた見方

年会費のあるカードは、還元だけでなく費用を差し引いて考える必要があります。

三井住友カード ゴールド(NL)は通常5,500円(税込)ですが、年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。さらに継続特典として、毎年、年間100万円の利用で10,000ポイントが付きます。

対象となる取引や算定期間には別の条件があると注記されており、請求額の合計が100万円なら必ず達成できるとは限りません。

初年度は別扱いです。年間100万円の利用の有無にかかわらず、初年度の年会費は5,500円(税込)かかると公式ページに書かれています。

JCBゴールドは11,000円(税込)で初年度が無料です。年間の利用額が大きく、50万円ごとのボーナスを取りにいける場合に費用の見合いが変わります。

JCB CARD W、三井住友カード(NL)、楽天カード、リクルートカードの4枚は年会費がかかりません。この4枚では、還元だけを見て費用を差し引く必要がありません。

よくある質問

還元率が高いカードを1枚持てば十分ですか

A. 使う場所によります。三井住友カード(NL)の7%は対象のコンビニ・飲食店に限られ、それ以外の店では基本の0.5%です。

リクルートカードはカード利用分の還元率を1.2%としており、対象店舗の指定がありません。よく行く店が対象に入っているかどうかで向き不向きが分かれます。

JCB CARD Wでも年間50万円ごとのボーナスは付きますか

A. 付きません。公式ページに「JCB CARD W、JCB CARD W plus Lはボーナスポイントの対象となりません」と明記されています。

J-POINTボーナスの対象になるのは、MyJCBのMYページトップに「J-POINTボーナス獲得状況」が表示されるカードです。JCBゴールドはこれに該当します。

公共料金や税金をカードで払うと損ですか

A. 楽天カードの場合は還元率が下がります。公共料金と税金は500円につき1ポイントで、記載のない事業者での100円につき1ポイントの5分の1です。

三井住友カード(NL)の対象外一覧に税金と公共料金は挙がっていません。挙がっているのは国民年金保険料です。カードによって扱いが違います。

電子マネーにチャージしてから使うとどうなりますか

A. カードによって分かれます。三井住友カード(NL)は電子マネーへのチャージを対象外としていますが、Google PayでのモバイルSuicaへのチャージは付与対象という例外があります。

リクルートカードは、対象の電子マネーチャージについて合算で月間30,000円までを加算対象としています。上限を超えた分は加算されません。

少額の買い物ではポイントが切り捨てられますか

A. JCBは1回ごとには切り捨てません。1ヵ月の利用合計金額に対して換算し、1回が200円未満でも月合計に含めると明記しています。

リクルートカードも毎月の利用金額合計で計算し、1.2%に対して小数点第1位以下を切り捨てます。どちらも月単位の集計です。

還元率20%まで積み上げる価値はありますか

A. 上限が定められている点は知っておく必要があります。三井住友カードは、条件を重ねると計算上20%を超える場合があるものの、景品表示法の定めに基づき実際の上限は20%までだとしています。

条件を増やすほど手間も増えます。どこまで積むかは、対象店舗を実際に使う頻度と釣り合うかで決まります。

まとめ

還元率で選ぶときに確かめる点を整理します。

  • 基本と最大は別の数字である。基本は0.5%から1.2%で、最大値はカード単体・対象店舗込み・別サービス込みの3種類に分かれる。
  • 最大値に決済方法の条件が付くものがある。三井住友カードの2枚はカード現物のタッチ決済、iD、差し込み、磁気取引が上乗せ分の対象外。
  • 同じブランド名でも扱いが違う。JCB CARD Wは50万円ごとのJ-POINTボーナスの対象外で、JCBゴールドは対象になる。
  • 固定費は還元率が下がる場合がある。楽天カードは公共料金と税金が500円につき1ポイント。
  • チャージには上限がある。リクルートカードは対象の電子マネーチャージを合算で月間30,000円までとしている。

選ぶ順序としては、まず毎月どこで何を払っているかを書き出すところからです。固定費と電子マネーへのチャージが多いなら、基本還元率より対象外の条件を先に見るほうが実態に近づきます。

そのうえで、付与単位、集計の期間、端数の扱い、交換先の価値を順に確かめます。この4つがそろって、はじめて手元に戻る量が計算できます。

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