アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】鍵谷陽平選手

ファンの理想とする投球に近づきたい


試合はコンタクト  普段はメガネ男子
斉藤 この取材の前に、谷口(雄也)選手が「鍵谷さんは女子力がものすごく高い」と言っていました。
鍵谷 そうですか。そんなことないと思いますよ。
斉藤 谷口選手は「リップ(クリーム)、フリスク、ケープなんで!」とも。
鍵谷 ……(笑)。確かにリップは高校のときから常に携帯していますね。
斉藤 「ファイターズDEナイト」(HBCラジオ)でもルーキーイヤーに、プレゼントの希望を聞いたことがありました。そのときの答えが間髪空けず「リップ!」でしたが、その後はファンからも?
鍵谷 ありがたいことに、たくさんいただきました。
斉藤 (この取材中は)スポーツ用のメガネをかけていますが、度入りですか。
鍵谷 はい。目が悪いので。両目ともに視力0.1くらいですかね。
斉藤 試合中はコンタクトをつけているんですね。
鍵谷 試合中はメガネだと汗がつくのが気になるので。コンタクトは長時間つけていると頭が痛くなってしまいます。ですから、普段は常にメガネです。
斉藤 いろんな種類のメガネを持っていませんか。そんなイメージです。
鍵谷 そんなことないですよ。プライベートでかけているのは1つだけです。あとはいまかけているスポーツ用。スポーツ用はフレームを何個か持っています。
斉藤 ファンは鍵谷選手のメガネ姿のイメージはあまりないかもしれませんね。
鍵谷 試合ではかけていないですからね。でも、チームメートには「コンタクトをつけていたほうが不自然」とよく言われます。試合時間よりも練習時間のほうが長いですからね。
斉藤 メガネとコンタクト姿、自分としてはどちらがイケてると。
鍵谷 え⁉気にしたことないですよ。雄也じゃないですから、僕(笑)
斉藤 七飯町出身ですね。ファイターズからドラフト指名されたときの気持ちは。
鍵谷 地元のチームに入団できたことは素直にうれしかったです。
斉藤 当時、北海道はものすごい騒ぎでした。七飯もすごかったのでは?
鍵谷 どうだったんですかね。でも、実家にはたくさんの祝電やお祝いが届いたみたいです。実家からその写メが送られてきました。
斉藤 大洋や近鉄などで活躍した鹿部町出身の盛田幸妃さんが以前「町からと北海道からのプレッシャーがあって、ものすごい思いを持ちながら投げていた」と聞いたことがあります。地元のチームに入団した鍵谷選手はそれ以上のプレッシャーがかかるのでは。
鍵谷 う~ん。北海道のチームに道民の僕が入団したことは、確かにほかの選手とは違う重圧はあるかも。でも、もともとプレッシャーのかかる世界ですからね。
僕みたいな若い選手は、レギュラーになれるか、なれないかの瀬戸際でプレーしています。そのプレッシャーのほうが強いかなと。(構成・竹内)

……この続きは本誌財界さっぽろ2015年7月号(6月15日発売)でお楽しみください。


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(かぎや・ようへい)1990年9月23日、渡島管内七飯町生まれ。O型。身長177センチ、体重80キロ、右投げ右打ち。北海高校、中央大学卒。12年ドラフト3位で北海道日本ハムファイターズに入団。今シーズン、右のセットアッパーとしてチームを支える。背番号30