石屋製菓
地元客への販売を強化し、〝北海道に愛される会社〟へ
〝100年先も北海道に愛される会社へ〟という長期ビジョンの実現に向けて、歩みを進める「石屋製菓」。
地元客とのタッチポイントを増やすため、昨年6月にはカフェとグロッサリーショップ、ベイクショップを併設した「22％MARKET」を札幌市中央区にオープン。今年5月には「イオンモール旭川駅前」に道内8店舗目となる物販直営店も新設した。
6月1日からは、関東圏を中心に展開してきたギフト向けスイーツブランド「ISHIYA G」を道内の直営店全店で取り扱うなど、会社員や買い物客など観光客以外の利用を取り込むべく、商品ラインナップの拡充も進めている。
これと同時に同ブランドから新商品もリリースした。ミルフィーユ菓子「ザクミルフィーユ」だ。香ばしくザクザクとした食感が特徴のパイ生地に、同社オリジナルのチョコレートのフィリングをサンド。「ホワイト」と「ミルク」2種類の味を楽しめる。
さらに期間限定商品として、道産フルーツを使用したゼリー「ジュレノール」も同時に発売。七飯町のりんごや仁木町のブルーベリーなど、全4種を用意している。
また、本社に隣接する「白い恋人パーク」では、8月末まで「白い恋人パークSUMMER FESTA～Flower＆Fruit～」を開催中。期間中は夏にぴったりなフルーツのスイーツやドリンクを提供している。このほか北星学園女子中学校とのコラボレーションも実現。ローズガーデンをイメージした同校生徒考案のスイーツを提供しているほか、マカロンなど菓子作りの体験イベントも用意している。
白い恋人パーク初のビアガーデンも開催する。開催日は7月21（金）22（土）28（金）29（土）8月4（金）5（土）で、午後6時から同9時までの営業。庭園をバックに夏の夜のひとときを楽しめる。
ISHIYAの企業理念は「しあわせをつくるお菓子」。商品開発やイベント企画をはじめ、SDGsを含むCSR活動など、同社のさまざまな取り組みは顧客、地域、社員の〝しあわせ〟のためにほかならない。同社を突き動かす原動力といえるだろう。
