前田俊介選手(まえだ・しゅんすけ)
1986年6月9日、奈良県生まれ。A型。身長172センチ、体重72キロ。6歳からからサッカーを始め、各年代の日本代表を経験。2005年広島トップチーム昇格。07年、大分トリニータに移籍。今季コンサドーレ札幌加入。FW。背番号11。
石崎信弘監督は前田俊介選手を天才と称する。ディフェンス陣のすき間を縫うように突破するドリブルが特徴だ。
4月21日の川崎フロンターレ戦の前半9分、サイドからのクロスを頭で合わせ、今季初得点を記録。点取り屋≠ニして結果を出した。
「チャンスは絶対に来ると思ったので、それをものにできてよかった。点を取れたことで今後の試合に、いい精神状態で挑めると思います」
父親の影響でサッカーを始めた。そのころから練習内容はドリブル中心だったという。部活特有の上下関係を嫌い、高校からサンフレッチェ広島ユースに入団。早くから才能が開花し、U―16日本代表に選ばれると、その後も各年代の日本代表を経験。2005年にトップチーム昇格。プロ1年目から決勝点をあげるなど活躍し、同年おこなわれた世界ユース選手権にも出場した。
しかし、06年からは苦しいシーズンが続いた。元日本代表の佐藤寿人選手などとの激しいポジション争いで出場機会が減少。07年6月に大分トリニータに期限付き移籍をしたが、ここでも出場機会は限られていた。
苦境から抜け出したのは、昨シーズン。30試合に出場し、チーム2位の8得点を記録した。特に、10月26日のFC東京戦では相手ゴールに背を向けた状態で胸トラップ、振り向くと同時にボレーシュートを放った。このスーパーゴールにはサポーターも度肝を抜かれた。
石崎監督の熱烈なオファーが実り今季コンサドーレ加入。
「コンサドーレからは昨シーズン中盤から声をかけていただきました。J1昇格を果たしたということもあり、移籍を決めました。選手同士、スタッフも仲がよく、なじみやすかった。監督やサポーターの期待に見合うようなプレーをしたいと思っています」
休日は寮でゆっくりと過ごしている。
「キャンプで同部屋だった三上陽輔選手の部屋でマンガを読んだり、テレビを見ていることが多いです。三上選手にはお世話になっています」
北海道での暮らしは全く問題がないと感じている。もともと暑がりということもあり、気候は相性バツグン。ジンギスカンも大好物となった。
今季、スタートダッシュに失敗したコンサドーレだが、 まだまだリーグ序盤。天才ドリブラーの熱いプレーに注目だ。
(松田)