小林酒造の直営店。蔵元直送の地酒が好評〈日本酒と小料理 槽場〉

隠れ家的な店構え

 

 約17年続いた小林酒造直営の居酒屋「地の酒地の酉 まる田 七番蔵」が2021年に日本酒に合う小料理をコンセプトにした和食居酒屋「日本酒と小料理 槽場」としてリニューアル。今年で3年目を迎える。

 もちろん取り扱う日本酒は、小林酒造が誇る道内でも古い歴史を持つ銘酒〝北の錦〟。栗山町にある酒蔵から直送されるものばかりで、定番の人気酒から、蔵元限定酒や同店限定酒など日本酒好きにはたまらない品ぞろえとなっている。

〝日本酒に合う料理〟をテーマにしたメニューは、旬の食材を使った刺身や焼き物、煮物、一品料理など酒の肴になる和食が中心。

 中でも、常連客から好評なのが、同店名物の「山うに料理」だ。山うにとは柚子やししとう、鷹の爪、塩をすり鉢で混ぜ合わせた福井県名産の薬味だが、小林酒造ではこれに酒粕を加えたアレンジレシピが代々受け継がれている。

〝平目の山うに添え〟や〝鶏せせり唐揚げ山うにソース添え〟など、同社自家製の山うにを使った料理はここでしか食べられない一品だ。

 コース料理は、刺身や焼き物をはじめとした全8品を用意。料金は5000円、飲み放題付きは7000円(各税抜き)で、品数や内容の変更などの要望にも対応している(前日要予約)。

 店内はカウンター6席、個室2部屋(4人席、6人席各1部屋)、半個室1部屋(テーブル4人席)となっており、こじんまりと落ち着いた雰囲気でお酒と料理を楽しむことができる。

 営業時間は午後5時~同11時(ラストオーダーは40分前)まで。日、祝日定休。

■日本酒と小料理 槽場

札幌市中央区南4西5第四藤井ビル3階
☎011・522・5100

 

落ち着いた雰囲気の店内

 

山うにを使用した「平目の山うに添え」

 

蔵元から直送される〝北の錦〟シリーズ