【お知らせ】月刊財界さっぽろ2023年12月号は14日デジタル版&財さつJP公開、15日雑誌版発売!

 月刊財界さっぽろ2023年12月号は14日火曜朝9時に当社新ニュースサイト「財さつJP」&デジタル版が公開、15日水曜から全道書店・コンビニエンスストアで雑誌版が発売となります!

 今月の第1特集は、2030年冬季オリンピック・パラリンピック招致から撤退した札幌市の招致活動を検証する「札幌五輪招致“大失敗”の全内幕」をお届けします。

 10月11日、札幌市の秋元克広市長が、2030年冬季大会招致の断念と34年招致への切り替えを表明しました。2020東京夏季大会の汚職・談合事件の影響を受けて開催経費増大による市民負担の増加が懸念され、札幌市民の開催支持が広がらなかったことを理由としました。しかし、その発表直後には11月末に開かれる国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で、年内にも30年と34年大会の開催地が同時に決まる見込みと報道。仕切り直しをする間もなく34年も断念せざるを得なくなるなど、情報収集の決定的な不足を露呈しました。

札幌市長の秋元克広氏 ©財界さっぽろ

 招致を続行するなら38年以降へと仕切り直す必要がありますが、今から15年先の“遠い未来”。IOCの理事会が終わるまではと明言を避けていますが、招致活動自体の中止は避けられない状況です。本特集では、2013年、前市長の上田文雄氏の時代に招致を表明するに至る“原点”からの10年を振り返ったほか、招致活動失敗による関連施設建設の影響などを総ざらいしています。

  続いて今月のトップ記事は、北海道と苫小牧市が行っている介護職員派遣事業で、東京都内の人材派遣業者が受託経費を過大に請求した事件の詳報です。

 両自治体合わせて総額1億7000万円もの虚偽の請求を行った受託業者は、東京都の介護人材専門サービス「シグマスタッフ」です。同社は道と苫小牧市がそれぞれ行っている介護人材の確保を目的に事業者を選定、紹介派遣や就業支援、研修などの関連業務委託を受注。その際、1つの業務で実際かかった経費をほかの業務にも発生したものとして重複計上するなどの手法で、経費を水増ししていたもの。

シグマスタッフ札幌支店が入居する札幌毎日会館 ©財界さっぽろ

 本誌は今夏にこの事実をつかみ、両自治体に情報公開請求を行った上でそれぞれ取材。それを受けてそれぞれ調査を行った結果、11月初旬にそれぞれ事態を公表した、という経過をたどっています。本誌は入手した資料などから、どこよりも詳しく不正の実態を明らかにしています。

  続いて第2特集は、今年4月号以来となる歌手・山内惠介さんの最新コンサートとインタビューをお届けする「特集・山内惠介“覚悟と挑戦”」。

コンサートで熱唱する山内惠介さん ©財界さっぽろ

 今回は10月26日に行われた今年のツアー札幌・カナモトホール公演の模様を大増グラビアでお届けするとともに、今年40歳を迎えた山内さん本人を直撃。SNSで募集したアンケートの気になる回答、歌詞を多く手がける直木賞作家・桜木紫乃さんへのインタビューなど、今回も“惠ちゃん”の魅力が満載です。

  今月はほかにも各所で話題の記事が盛りだくさん。エスコンフィールドHOKKAIDOの開業元年である今年は、ネット上でよく比較対象としてマイナスイメージで取り上げられることの多かった札幌ドーム。よく言われる使用料の減額に応じなかった、飲食や球場内広告売り上げの手数料が高額といった“悪者”イメージは、果たして本当に正しいのか。本誌はこれまでも球場移転問題についてどこよりも深層を取り上げていますが、あらためて札幌ドームに貼られた“レッテル”を検証しました。

札幌ドーム ©財界さっぽろ

 続いては先日のロシア訪問を契機に所属する日本維新の会を離党した参院議員・鈴木宗男氏。訪ロの事務的ミスを除名処分の理由とされたことから執行部と決裂、最終的には自ら党を離れたもの。報道では明かされていない離党時のやりとりから、5日間に及んだロシア滞在で要人たちと話したその内容、さらには地域政党・新党大地と離脱後の維新との関係など、ムネオ節炸裂の60分間、自分語りをそのまま収録しています。

鈴木宗男氏 ©財界さっぽろ

 さて、当社ニュースサイト「財さつJP」では、10月13日に独自公開記事として、北海道農業の司令塔であるJA北海道中央会が9月に本所の役職員らで開いた懇親会の席上、事務方トップの専務理事があろうことか一気飲みを部下に強要して回った、というスクープ記事を報じました。

【追記・会長は回答拒否】JA道中央会本所職員の大宴会で役員が“一気飲み”強要か【独自・無料公開】

  上記記事の通り本誌は掲載前、同会に対して事実確認を求める質問書を送付。回答しないとの返事があったため、財さつJP上での掲載に際してはその質問書自体も公開した上で、同月31日に予定されていたJAグループ北海道定例記者会見にて同じ質問をする、と予告。実際に質問をしました。ところがその席上、同会会長の樽井功氏は「個人的な事案」として回答を拒否しました。

JA北海道中央会会長の樽井功氏(左)と一気飲みを職員に強要したとされる事務方トップで専務理事の柴田倫宏氏 ©財界さっぽろ

 当日何が起きていたか、会見後に言い放ったある事務方の語るに落ちる一言、などくわしく報じます。

  また、いわゆるファミコン世代なら誰もが憧れた「16連射」でおなじみゲームメーカー・ハドソンの高橋名人(高橋利幸氏)。今年で生誕50周年というハドソンについて、高橋名人が語る秘話を、本誌好評連載「プレイバック!ファミコン」でおなじみ山本耕平さんの聞き手でお送りします。「マリオ」「ゼルダ」「ゴエモン」といった山本さんの連載で取り上げたソフトを紹介する総集編も。

高橋名人 ©財界さっぽろ

 今月はこのほか連合北海道新会長に就任したJP労組出身の須間等氏、通販で大人気のマナラ化粧品社長・岩崎裕美子氏の講演内容など人に着目した記事も。帯広北高校男子寮の「あまりに貧相」な食事写真の謎、浄土真宗大谷派北海道教区と対立を続ける札幌大谷学園で経営難からボーナス遅配、タクシー道内大手・北海道交運の内情、札幌国税局の不当課税疑惑第3弾など、本誌ならではの記事がザクザク収穫の秋を迎えていますよ!

帯広北高男子寮「清北寮」で提供されていた食事の例(画像は一部加工しています) ©財界さっぽろ

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月刊財界さっぽろ2023年12月号(雑誌版・11月15日から購入可能)

月刊財界さっぽろ2023年12月号(デジタル版)

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