9月30日開店。ライブ感で味わう日本料理店

八寸にすしを取りいれた「鮨八寸」

 

「日本料理 秋水(しゅうすい)」は、日本料理コンペティションで優勝した腕前をもち、水彩画家・書道家としても活動する田安透氏の店。弟の将人氏が料理長を務め、9月30日に開店したばかりだ。二人はこれまでにニセコや沖縄のホテルなどで日本料理人として活躍してきた。

「書道の先生がつけた雅号『秋水』を店名にしました。〝秋の清らかな水〟〝研ぎ澄ました刀〟のふたつの意味があります。おいしい水と切れの良い包丁さばきはどちらも日本料理に欠かせない要素です」と田安店主。

あえて仕込みから調理までを見せる〝ライブ感〟が特色で、食材の説明とともに目前で巧みな包丁さばきと盛り付けが楽しめる。全工程を見るにはカウンター席がおすすめだ。

メニューはすしを取り入れた3種のコースに限定。蘭越町産のシソ「下阿達」で独特の香りをつけたシャリを使用するなどこだわりのすしが入ったオリジナルの「鮨八寸」や締めの本格握りずしが自慢となっており、「日本料理屋もすし屋も楽しんだ気分」と好評。酒も二世古酒造や上川大雪酒造など道産銘酒がそろう。

店内は、カウンター6席のほか秋、水、琥珀と名づけられた個室が3室。絵画や書、古美術品が飾られ、それぞれのコンセプトにちなんだ内装やインテリアとなっている。洗練された空間でとっておきの料理と芸術品を楽しんでみては。

コースは8800円から1万6500円で2日前までに予約が必要。日本酒が単品のみ850円から。

営業時間は午後5時30分から同10時まで。日曜・祝日定休。

■日本料理 秋水

札幌市中央区南7西3‐2belle7番館3階
☎011・213・0195

 

道産食材を使った料理をコースで楽しめる

店の前には田安店主作の水彩画を展示