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取材日・2011年5月

北海道情報大学

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長谷川淳学長

はせがわ・じゅん 1966年北海道大学工学部卒業。71年同大大学院工学研究科博士課程修了。85年 同大学工学部電気工学科教授、89年 同大大学院工学研究科教授。2004年函館工業高等専門学校校長、06年国立高等専門学校機構理事などを経て、09年本学学長に就任。

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今年4月に完成し、同大学のシンボルとなった「eDCタワー」。館内には最新の設備が完備されている

目標を明確にする新カリキュラム
充実の環境誇る新学棟タワーが完成

 ――新しい強みとなり得るポイントがいくつかあるようですね。
 長谷川 本学では大改正したカリキュラムが今年度からスタートしました。作成にあたっては学内ばかりではなく、外部の有識者、企業人、卒業生、保護者などからもご意見や情報を寄せていただきました。この新カリキュラムは、2年生から専門分野に踏み込んでいくもので、各学科・専攻に4コースずつ、全20コースを設置しました。このことで、どういう専門性を持って勉学に取り組めばよいのかが明確となり、1つに限定せず、中核とするコースから翼を広げるように取り組んでいけます。
 例えば先端経営学科であればeービジネス、IT企業家、IT経営戦略、eー会計といったコースがあり、従来にまして社会が求めている人材の養成につながる専門的勉学ができます。
 ――そのための環境整備はどのように。
 長谷川 ハード面では開学20周年を記念して建設した10階建ての「eDCタワー」が3月末に完成し、学生のための快適な勉学環境が整いました。館内には、ゼミナール教室や産業用ロボットアームの実物を備えたシステム制御実習室、大学院のほか、4階から6階の3フロアは図書館とし、多くの機能を持たせました。
 図書館は自動書庫システムを採用して図書の貸出や収納が機械搬送によって行われています。また、図書閲覧以外にもグループ学習や視聴覚機材の利用もできます。2階は食事とリフレッシュの場となるカフェレストラン、3階には講義室、自習室などを設け、本館と連絡通路で結ばれています。各フロアともガラス張りの面を広く取り、開放感あふれる造りとなっており、周辺の豊かな自然環境を展望する場ともなっています。
 また、教室は当然ですが、ほとんどの場所でパソコンが利用できます。一部教室では必要に応じて収納が容易なノートパソコンに統一し、実験などの場合に机上が広く使える配慮をした「ノートパソコン教室」となっています。
 ――ソフト面は。
 長谷川 質の高い教育のための組織強化を行うため、5カ年を年次とする中期目標を掲げて計画を立てました。毎年度ローリングを見直しすると同時に、達成度を評価していくことを積み重ねようと考えています。
 この推進に当たって、大学が果たすべき機能を明確化するために4項目に絞ってみました。「情報を核とする高度な専門職業人養成機能」「国際性と豊かな人間性を育む教養教育機能」「情報に関わる通信教育の拠点機能」「地域貢献・産学連携機能」の4つです。これによって「情報の総合大学」としてIT社会の発展に寄与していくのが本学の大きな使命です。  ――具体例をいくつか挙げてください。
 長谷川 まず、新しいカリキュラムの実効性を検討し、問題点に対応して次年度へ進みます。専門教育においては学内にとどまらず、インターンシップ等の社会経験、実地体験型科目の開講も考えています。地域との関わりでは本学の札幌サテライト教室における公開講座の実施、他大学との連携では酪農学園大と教育・研究連携に関する包括協定を結び、今年度から相互に科目を提供して受講することを実施し、ゆくゆくは科目数を増やしてお互いの質を高めていきたいと考えております。
 ――入学者が増えたそうですが、さらに期待が高まりますね。
 長谷川 今年は380人の定員に対して462人が入学しました。認められている上限ぎりぎりの数でした。従来からの就職状況やオープンキャンパスなどの効果も大きく、それが志願者・入学者の増加に結び付いたと思っております。しかし、これに安心せず、さらに今後の入学者確保に努力していかねばなりません。何を主力に学び、社会の要請にどう応えられる教育なのかを志願者にも分かりやすく訴えてまいります。
 ――就職状況はいかがでしたか。
 長谷川 23年度卒業生の確定就職率は90・1%と、90%台を維持しました。今年度も就職の環境は厳しいようですが、さらに学生に意識付けを行い、支援体制を充実させて率の向上を目指します。

基本データ

■学部・学科(2012年度)
●大学 募集人員
経営情報学部
先端経営学科 60人
システム情報学科 90人
医療情報学科 70人
情報メディア学部
情報メディア学科
メディアデザイン専攻 90人
メディアテクノロジー専攻 70人
通信教育部(経営情報学部)
経営ネットワーク学科 400人
システム情報学科 800人
●大学院
経営情報学研究科
(修士課程)
15人

■2010年度業種別就職(進路)実績


■主な就職先●北海道旅客鉄道●大和ハウス工業●セイコーマート●富士通テン東日本●NTTデータ通信●北海道空港情報サービス●日本医療事務センター●江別市立病院●トーテック


主な就職先●アインファーマシーズ●デンソー北海道●恵和ビジネス●北洋銀行●マンションマネージメントサービス●シンクタンクオブジャパン●アルファシステムズ●セノン


■主な就職先●エイベックス・グループ・ホールディングス●NEC情報システムズ●ソフトバンクBB●九十九電機●東芝情報システムズ●北海道ジェイ・アール・システム開発●SCC

■取得資格
高等学校教諭1種(情報・商業・数学)、ITパスポート、ITストラテジスト、システム監査技術者、メディカルクラーク(1級・2級)、基本情報技術者、応用情報技術者、医療秘書技能検定、診療情報管理士、医療情報技師能力検定、診療報酬事務能力認定、日商簿記検定、販売士検定、社会保険労務士、税理士、公認会計士、中小企業診断士、ファイナンシャルプランナー、MOSなど
■オープンキャンパス
6/19(日)、6/26(日)、7/24(日)、7/30(土)、8/7(日)、8/21(日)、8/28(日)、10/9(日)、11/13(日)。 時間は10:45〜15:15。事前申込者には交通費支給。当日は大通(前)・新さっぽろから無料送迎バス運行。申し込みは電話(0120・83・4411)かFAX(011・385・5366)、ホームページで。

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