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2016/11/01(火) 酪農学園大学と道総研が連携協力協定の締結を記念したシンポジウム開催

  

 10月31日、江別市の酪農学園大学で「おいしい牛乳・乳製品を食卓へ届けるために~牧草づくりからチーズ加工まで~」シンポジウムが開催された。主催は酪農学園大学と地方独立行政法人北海道立総合研究機構、後援は北海道・札幌市・江別市・ホクレン農業協同組合連合会。

 はじめに、丹保憲仁北海道立総合研究機構理事長から「今年1月、酪農学園大学との連携協力の協定を締結させていただきました。これからも、様々な研究の分野で相互に連携を深めていきたい」と開会の挨拶。

 続いて、それぞれの専門家からの講演がおこなわれた。このうち、酪農学園大学農食環境学群の中辻浩喜教授は「草食系は素晴らしい!―緑の草から白い牛乳ができるまで―」をテーマに講演した。

 まず最初に「紀元前2000年頃から、人類が乳を利用するようになり、日本では飛鳥時代に百済から仏教とともに伝来した」と歴史的背景に触れた。

 そして、牛乳ができるまでの仕組みについて「ウシの体内には大きく分けて4つの胃がある。それらが微生物の協力でエサを消化したり(発酵)つくり変える(生合成)ことでミルクの成分が作られる。摂取した草とミルク成分の関係は血液を介して非常に重要である。血液の働きが、ミルクの主な原料である酢酸・プロピオン酸・アミノ酸を生成する。緑(草)が赤(血液)を経て、白(ミルク)になる」とわかりやすく解説した。

 講演会の最後には「ウシの飼料となる牧草が輸入飼料の依存型酪農からの脱却を図り、国内自給の草が主体飼料であることが牛乳生産に最も望ましい。それが、酪農の本来あるべき姿である」と語った。(西野)

=写真=地方独立行政法人 北海道立総合研究機構理事長の丹保憲仁氏