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2017/01/27(金) 札幌人も観光客も萌える!「さっぽろオタマップ」が今年も完成

  

 昨年よく耳にしたスマホ用アプリ「ポケモンGO」や、大ヒット映画「君の名は。」など、経済を大きく動かすアニメやゲーム産業は、いわゆる〝ポップカルチャー〟と総称される。札幌市でアニメやゲーム、コスプレなどを堪能できる〝オタクの聖地〟は、一体どこにあるのか?その答えは――「さっぽろオタマップ」に詰まっている。

「さっぽろオタマップ」とは、一般社団法人新文化経済振興機構が監修し、SDエンターテイメント(本社・札幌市、吉住実社長)が発刊しているB5サイズのフリーペーパー。その名の通り、札幌市のオタク向けな情報や店舗が掲載されている。2年連続で「さっぽろ雪まつり」に向けて制作し、会場で配布して話題を集めた。3年目の今年は例年より増刷し、まもなく1万部が完成する。

一般社団法人新文化経済振興機構の理事長を務め、オタマップの生みの親である堀口哲行さん(47)に、これまでの経緯を聞いてみた。

「きっかけは3年前、〝北のアキバ〟は札幌市の二番街商店街にあるということを、オタクの人たちや外国人観光客にも知ってもらいたいと考えて。同商店街にあるスガイディノスさんに発刊元となっていただき、オタク向けマップを5000部つくることにしたんです。これまでの人脈を頼りに、僕1人でアニメやゲームに特化した『まんだらけ』さんや『アニメイト』さん、メイド喫茶の『ゆいまーる』さんなど、一つひとつ取材してまわりました。僕1人で動くので費用はかかりませんでしたが、なかなか大変でしたね(笑)」と話す。

同年のさっぽろ雪まつりでの配布や、取材した店舗での設置により、計画は大成功。受け取った外国人観光客は喜び、TwitterなどSNSでも話題を呼んだ。その半年後、思いがけない連絡が入ったという。

「札幌市から電話がかかってきたんです。上海で初音ミクのブースを出すから、ぜひ中国のオタマップを配布できないか、という相談でした」と堀口さん。

札幌市の観光文化局が費用を負担し、文字はすべて中国語に翻訳された。上海会場で海外のアニメファン5000人以上に配布され、当初の目的であったインバウンドにもひと役かった。

そして昨年は、紹介するマップの範囲を大通からすすきの方面まで拡げ「さっぽろオタマップ(改)」と称して7000部に増刷。堀口さんによると「増刷ができたのは、手芸の専門店カナリヤ(本社・札幌市、森吉丈夫社長)さんや、餃子とカレーのみよしの(同、西田治社長)さんなど、北海道の企業数社が協賛してくださったからです」とのこと。

3冊目となる今年は「オタマップ(リブート)」と命名。「〝再起動〟という想いを込めました。今回は札幌ビール(本社・東京都渋谷区、高島英也社長)さんやジャスマック(本社・東京都港区、葛和フクエ社長)さんにも協賛いただき、大変感謝しています。見どころは毎年紹介している初音ミクの冬Ver.〝雪ミク〟の他、札幌のアイドルやコスプレイヤーがアニメ、ゲームの制作会社に行ってみた、という特集記事です。なかなか人材確保が大変な世界なので、一致団結してこの業界を盛り上げていけたら」と堀口さんは話し、札幌のポップカルチャーの先駆者として、力を込めている。

今後はさらに深く、総合的な情報に富んだフリーペーパーにしていきたいとのこと。より〝熱く〟そして〝厚く〟なるオタマップを見る日も近いかもしれない。(後藤)

「さっぽろオタマップ」配布情報
2月12日 さっぽろ雪まつり5丁目会場ステージ周辺

=写真=昨年の「さっぽろ雪まつり」で「さっぽろオタマップ」を宣伝するコスプレイヤーたち