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今振り返る、私の思い出紀行 第八回 演歌歌手(日本クラウン、室蘭市出身)我妻 陽子氏

8年前に行ったマレーシア・クアラルンプールの宿泊先での記念写真

ゴルフ仲間で行く海外でのツアーが冬の楽しみ

 私は室蘭の出身で、1991年(平成3年)にテイチクレコードから「愛は・おくしり」でデビューしました。そのキャンペーンの際は北海道から九州まで全国各地を旅して回りましたが、この時はやはり曲のPRが優先となり、各地の風景や名所をめぐって楽しむといったゆとりはありませんでした。

 その後、演歌歌手の道を歩みながらススキノに店を開き、ファンとして支えてくれるお客さまも増えて、私の趣味であるゴルフやスキーにご一緒する機会も増えました。特にゴルフは四季を通じて全国各地で楽しむようになり、30年のキャリアです。

 札幌市内に真駒内、滝の、羊ヶ丘の3カントリークラブを運営する「札幌カントリー倶楽部」の会員になってからは、会員のみなさんとご一緒してのゴルフ旅行が多くなり、冬は本州や海外でプレイを楽しむ機会が増えました。というのも、札幌カントリー倶楽部は、国内は25のクラブと、海外はマレーシアの21クラブを含む46クラブと提携していて、会員の利用が認められているからです。

 マレーシアへはこれまでに4回行っています。直行便で行くと8時間弱と利便性がよく、時差も大きくなくて、滞在する首都クアラルンプールには、いくつものクラブがあります。コロナの影響でここ数年は行かなかったのですが、今は冬の定期的なツアーとなっていて、毎冬に10数人のメンバーと1週間ほど滞在するのが恒例となっています。

 向こうのゴルフ場の特徴は、芝がループ状で、これにボールが絡んでやりづらいところです。また、プレイヤー2人にキャディー1人が付き、カートも2人1台で使用します。ですから1人ひとりへのサービスが過剰となりがちです。

 また、毎日必ずと言ってよいほどスコールがあります。雷の危険もありますので、1、2時間コース内に設けられた避難小屋へ退避することになります。日本国内でもプレイ中に急な雨はありますが、向こうはほとんど毎日ですので初めのうちは驚きました。

 もう一つは、毎日プレイ後に宴会があるのですが、この開始時間が夜の9時からと遅いのです。私たちのグループは午後も早いうちにプレイを終わらせるので、遅い宴会の時間に合わせるのに苦労しました。8年前の現地の俱楽部との合同アトラクションでは、我々女性陣が浴衣姿を披露して喜ばれたことが想い出に残っています。 

 クアラルンプールにはツインタワーや、チャイナタウンなど観光名所も多いのですが、治安も良く、清潔な街並みで親しみが持てて私は大好きです。

 ところで私のゴルフのレベルですが「100を目標に」して楽しみ、頑張っています。