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WEB研修システムe-JINZAIシリーズの「DX人材育成講座」と「DX実践講座」が絶好調

吉岡マネジメントグループの「ビズアップ総研」(本社・東京都港区)が提供するWEB研修システム「e-JINZAI」シリーズの受講者数が好調を継続している。中でも「DX人材育成講座」と「DX実践講座」の利用企業が増加。充実の管理機能も好評を得ている。

〝デジタル人材〟が 企業を成長させる

 DXは「AIやIoT、ビッグデータ分析などデジタル技術を用いて生産性の向上や新市場の開拓、企業風土の改革などを実現させる」ということがビジネス領域における解釈だ。

 つまり、経営陣はもとより、実務を担う人材がデジタル分野に疎い企業の成長は、大きく減速することになる。これまで人海戦術で成長してきた企業も多いが、どの業界も人材が不足している上、今後も労働人口が減少することは明白。企業を存続させる上で極めて重要なポイントがDXというわけだ。

「e―JINZAI」がDX人材を育成

 企業のDX化をサポートするさまざまな商品やコンサルティングサービスが増える中、脚光を浴びているのが、わずかなランニングコストで人材を教育できるWEB研修システム「e|JINZAI」シリーズだ。これまで好評を博してきた「一般企業・団体」「税理士・会計事務所」「金融機関」「自治体」「医療機関/福祉・介護施設」「生命保険代理店」「高等教育機関」に特化した研修に、昨年8月から「DX人材育成講座」と「DX実践講座」がラインアップ。受講者数は右肩上がりだ。

「DX人材育成講座」は経済産業省の「デジタルスキル標準」に対応したカリキュラムとなっており、業種、業態問わず新入社員から経営層まで、すべてのビジネスパーソンが対象。具体的な研修プログラムは本ページの表の通りで、約800本、360時間分の研修動画を用意している。DXに関する基礎知識やスキル・マインドを身に付けられる。

 一方、「DX実践講座」は「プログラミング編」「OAスキル編」「データ分析編」の3つのプログラムを用意し、より実践的な演習を通じて、エンジニアやデータサイエンティストといったDX人材の育成をワンストップで支援する。

コンサルファームとして〝質〟を担保

「e―JINZAI」シリーズを手がけるビズアップ総研は、道内最大の経営コンサルティング会社「吉岡経営センター」を中核とする吉岡マネジメントグループの1社。全国に11社からなる士業グループと、クラウド会計などの先端分野に取り組む4社からなるビズアップグループがある。一大コンサルティングファームが提供するオンライン研修ということで、その品質は確か。DXブームに便乗したオンライン研修商材と一線を画す充実した内容となっている。

LMSも自社開発。ブレンディッド型研修も

 なお、同シリーズには独自の学習管理システム(LMS)も組み込まれており、受講者、管理者双方にとって便利な機能が多数搭載されている。

 受講者一人ひとりに合わせた個別のカリキュラムを簡単に作成できるほか、受講履歴や理解度チェックテストの成績、報告レポートなどの一元管理が可能。受講回数や試聴済みの研修一覧、テスト受験回数、成績などもグラフ化していることで、学びの進捗状況を一目で把握できる。

 受講者にとっても自身の履修状況を瞬時に把握できるため、ムラのない学習が可能。レポート作成機能なども用意し、効率的な学習をサポートしている。

 さらに、受講修了証の発行機能も搭載。各種データを出力すれば、助成金や補助金の申請書類としても活用できる。煩雑な申請業務を大幅に軽減できると利用企業から好評を得ている。

 また「e―JINZAI」のWEB研修と、同社がかねてから提供してきた講師派遣型の集合研修をミックスさせた「ブレンディッドラーニング」も提案している。

 受講者の個人学習として、あらかじめeラーニングで知識レベルを一定値まで高めることで、対面による集合研修の下地をつくる。これによりディスカッションやロールプレイなどが一段高いレベルで実施できる。学習効果の最大化が図れる新たな研修スタイルとして注目を集めている。

学習管理システム(LMS)が利用企業と受講者から好評
吉岡経営センターの社長も兼務するビズアップ総研の吉岡高広社長