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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2013年11月号 

 とめどなく降る雨、耳をつんざく雷鳴、激しい猛暑、加えて海は大荒れ。今夏の異常気象には釣り人ならずもうんざりした。だが、これから面白くなってくるのは道南・日本海の釣りだ。何せ、釣れてくるのはまるまる太ったずっしりとした重みのある30~40センチの抱卵ボッケ。それをブッ込み釣りや細い磯竿で抜き上げるのだから豪快そのもの。今から、てぐすねひいて待つホッケ釣りファンも多かろう。
 昨年は江差港でも11月半ばに抱卵ボッケが岸寄りし、アッという間に釣果が急上昇する日が続いた。釣り場は「かもめ島」の北端に突き出す延長約450メートルの外防波堤(西防)。ここへ出るには追分道場前の瓶子岩を横切り、落石に注意しながらロマンチックな「かもめの散歩道」を進む。程なく短い階段にぶつかるが、そこが外防波堤の付け根。ブッ込み釣りなら、先端手前の逆『く』の字に曲がった辺りから港内舟道を狙う。釣れる魚は主としてクロガシラカレイにホッケ。夜間は沖堤方向への投げで型の良いクロゾイやガヤがくる。また、ウキ釣りならば防波堤基部から向こう側に降りた平盤といったところ。ここは足元からドン深で、コマセをまくと真っ黒になるほど底から浮いてくる。ただし、後部の潮溜まりには要注意!
 ちなみに「かもめ島」は、町の沖合400メートルにある海抜20メートル、周囲2・6キロメートルの小島だ。かつては弁天島と呼ばれ、ニシン漁や北前船交易の重要な舞台地として今日の江差を大きく繁栄させてきた。