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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2012年12月号 

 鍋物のうまい季節がやってきた。スーパーをのぞいてみても、この時とばかり鍋鍋鍋と鍋物の具材がずらりと並ぶ。だが釣り人にしてみれば、厳寒の中で自分が釣り上げた熱っつ熱つのカジカ汁が1番だ。タマネギ、ジャガイモ、ゴボウなどをたっぷり入れ、ぶつ切りにしたカジカをゴトゴト煮立てながらのみそ汁は、一吸いごとに北国の味が五臓六腑にしみわたってくる。
 けれどカジカ釣りのシーズンは晩秋以降なので、寒風吹きすさぶ夜釣りとなれば、さすがベテラン釣師といえども居たたまれない。そんな悩みを解消してくれるのが浜益群別漁港周辺のゴロタ場だ。漁港右岸には通称室蘭沢と呼ばれる小川があり、その左右がアブラコ、カジカの絶好のポイントとなっている。地形の関係で波かぶりの日も多いが、竿の出せないときは漁港左岸に移動するのも1つの手。港と群別川の間までに3本の消波ブロックが突き出しており、よほどのシケでもない限りほどほどにカジカ波をつくってくれる。
 それよりも何よりも、釣り場は車を止めたすぐ目の前。流木もふんだんにあり「寒けりゃなんぼでもたけっ!」てな調子だ。それでも「寒いのはイヤッ!」というなら、車の中から竿先ライトをじっくり眺めていたほうがいい。ジャンと竿が揺れてからでも釣り座まではほんの数10秒。エサは大ぶりに切ったサンマやカツオ。ウグイが釣れたらそれもエサにする。一晩粘れば30~40センチのカジカが4、5匹?は釣れるかも…。