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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2010年5月号 

 カレイ釣りシーズンがやってきた。ふだん釣り人が陸(おか)から手にするのはマガレイ、スナガレイ、マツカワ、クロガシラガレイなど。中でも昔から誰にも好まれ「うまい」と評判が高いのがマガレイだ。
 盛期は4月後半から6月で、この頃になると夏の産卵期を控えて脂も乗り、身も一段と締まってうま味を増す。特に腹いっぱい卵をはらんだ子持ちガレイの煮つけは、ごはんのおかずにも酒の魚にもピッタリ。ましてや程よく固まった煮こごりは、あのツルンとした喉(のど)ごしが何とも堪らない。
 札幌近郊には石狩、小樽、余市などと名だたるカレイ釣り場はたくさんあるが、ちょっと足を延ばして雷電海岸に入ってみるのもよい。釣り場はビンの岬、カスペの岬、雷電岬(刀掛岬)と広がっており、この時期には一帯でホッケをはじめカレイが狙えるから面白い釣りが楽しめる。中でも楽に釣り場に行けるのが、雷電温泉郷前の有島武郎文学碑「生まれ出ずる悩み」裏の岩場。殆どの釣り人は、ここを素通りして寿都、島牧方面へと向かうので意外と入りやすい。
 釣り場へは、なだらかな坂を下って中央部の潮だまりを渡り、前方の岩と岩の低くなった所を上って右側に迂回する。好ポイントは小さな出岬のその右側。沖目には砂地があり、遠投で型のよいスナガレイやマガレイ。中近投でアブラコ、ホッケ、カジカ。夜間は目の前ちょい投げでハチガラ、ガヤがくる。昨年5月には、カレイだけでも2本の竿で五十数匹を釣り上げた。