財界さっぽろ 2024年3月号のさわり

財界さっぽろ 2024年3月号

特集・北海道版!何でもランキング&マル秘データ(全47ページ)

 北海道に関する21ジャンルのランキング・データを図表で紹介・分析する本誌恒例特集。

職種別平均年収(左)と道内20信金の貸出残高 ©財界さっぽろ

 注文住宅はM&Aで成長する地場最大手と国内大手が激突、中古マンションは駅チカ物件がまたまた前年比上昇と、庶民には中古ですら手が出なくなっているありさま。コロナ明けで増えると言われてきた倒産は実際増加し、その予備軍にも懸念が。ガンガン貸す、本業で稼ぐ、不良債権が極小、自己資本比率日本一…と個性豊かな道内20信金も各種データで細かく分析した。141職種の平均年収データは自分の報酬と見比べ、身の振り方を考える価値あり。

オカダ・カズチカ、北海道興行、世代闘争…新日本プロレス・棚橋弘至社長が「北海道、愛してま~す!」

 昨年12月、新日本プロレス社長に就任した棚橋弘至選手が本誌初登場。歴代4人目となる現役選手就任は業界内外で大きなニュースになった。今年は2月23・24日に札幌・北海きたえーるでのビッグマッチ、6月の札幌2連戦に加え、11年ぶりとなる北海道ツアーが予定されている。

棚橋弘至新日本プロレス新社長 ©財界さっぽろ

 新日では棚橋選手に加えエースのオカダ・カズチカ選手が退団することが大きな話題に。棚橋選手とオカダ選手は2010年代に東京ドームで3度激突し、プロレス界の頂点を争ってきた“因縁の仲”。2人の戦いは2月11日の大阪大会のスペシャルシングルマッチにていったん幕を閉じる。オカダ選手は前出2月23・24日の札幌大会で新日本を去る予定という。オカダ選手に贈るメッセージなど、カラー6ページのインタビューはファン必読だ。

【先出しスクープ】証拠写真・動画を入手!札医大“ヤミ喫煙室”のあきれた実態

ヤミ喫煙室の中に積み上がっていた吸い殻 ©財界さっぽろ

 札幌医科大学の医局で、複数の医師が長年にわたって院内喫煙を続けている――。本誌が入手した動画や写真には、同大施設内の1室に灰皿や吸い殻が積まれるなど、信じがたい光景が広がっていた。取材を進めると、同大医学部消化器・総合、乳腺・内分泌外科研究室に所属する5人の医師が院内で喫煙をしていることが判明した。同大の敷地内は2008年10月から全面禁煙。“ヤミ喫煙”ということになる。

これが改ざん文書、動かぬ証拠だ!JA函館市亀田、現役支店長が共済不正の全てを明らかにする

JA函館市亀田本所 ©財界さっぽろ

 本誌昨年6月号でスクープした、函館市を営業エリアとする「JA函館市亀田」の共済事業にかかる不正事案。部下が犯罪の片棒を担がされる現状に、同JAの現役支店長がいてもたってもいられず本誌やJA全国ヘルプラインに公益通報したもの。全国共済連やJA全中を巻き込んで調査が行われている“はず”だったが、その後半年以上何の音沙汰もない一方、支店長らに対する“報復”の気配も。そのため一度はためらったという、共済不正事案の“動かぬ証拠”を支店長が本誌に提供。職員が何をどうして不正を行ったのかをつまびらかにする。

同JA組合長の柴谷廣道氏 ©財界さっぽろ

それにしてもなぜ不正の温床は撤廃されず、当該職員はかばわれるのか。これまで数多く不正や問題を報道されても恒に隠蔽し続けてきた全国共済連、本誌が何度となく機能不全を問題にしてきた上部組織・JA北海道中央会自体の問題との指摘もある。

道内13自治体と“トゥ・ザ・フューチャー”「デロリアン」の資源循環ベンチャー(JEPLAN)

「デロリアン」といえば、1980年代の大ヒットハリウッド映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場する車。当初は電力、その後は生ゴミを燃料に過去や未来を行き来するタイムマシンカーだ。

岩元美智彦氏 ©財界さっぽろ

 そのデロリアンを活動のシンボルに、資源循環の普及を目指すベンチャー企業が「JEPLAN(旧・日本環境設計)」だ。創業者・会長の岩元美智彦氏らのもと同社が掲げる「あらゆるものを循環させる」という理念には国内のみならず世界で賛同者が増え続け、年内には日本企業で十数年ぶりとなるニューヨーク証券取引所への上場を予定するなど、注目を集めている。

 そんな岩元氏はこのところ、北海道内の自治体と連携を広げている。経営者や自治体議員が岩元氏の活動に惚れ込んでいるのも理由の1つ。資源循環、リサイクルの新たな“カリスマ”岩元氏を直撃した。