財界さっぽろ 2024年1月号のさわり

財界さっぽろ 2024年1月号

【特集】検証!ボールパークの“なぁぜなぁぜ”

 北海道日本ハムファイターズの新本拠地・北海道ボールパークFビレッジにまつわる“なぜ”を徹底検証した総力特集。

エスコンフィールドHOKKAIDO ©財界さっぽろ

 ボールパーク運営会社は10月に開いた開業半年の会見で、想定より3カ月早く来場300万人を超えたこと、そして事前の想定通りに営業利益26億円を見込んでいると発表。得られた収益はチーム強化やFビレッジ内のさらなる設備投資に充てると表明した。

 では実際のところFビレッジやエスコンフィールドには、飲食やスポンサー、広告などどれだけ“カネの雨”が降っているのか。次シーズンまでの4カ月あまりは厳しい冬を迎え、冬の集客、球場の活用方法、施設内外のショップ売り上げはどうなるのか。新駅や隣接の未利用地についての最新情報、北海道医療大学移転の裏側など、ボールパーク、ファイターズにかかわる多くの関係者の証言や事象から、ボールパークのこの半年を徹底検証するとともに、新シーズン以降の気になる情報、マスコミがなぜか報じない話題の深層をまとめている。

ベトナム訪問で“Lサイズ”の態度 鈴木直道知事に「天狗になるな!」

 11月16~20日の日程で東南アジアのベトナム・シンガポールを訪問した鈴木直道知事。ベトナムでは道中をパトカーが先導、北海道のPRイベントに際して行われたレセプションでは国営放送が生中継を行うなど、まさに国賓級の待遇を受け、すっかりご満悦で帰国の途についた。

鈴木直道知事 ©財界さっぽろ

 だが、その前段ではベトナム行きにあれやこれやと不満タラタラだった、という話が流れている。「一体誰のおかげで下にも置かない歓待ぶりだったのか」道政関係者は、4月の知事選に圧勝したくらいで“天狗になるな”とクギを刺す。

アナウンサー対談・元HTBの“顔”国井美佐・石沢綾子、今だから明かす女子アナの赤裸々

 HTB北海道テレビ放送に同期入社の元アナウンサー・石沢綾子さんと国井美佐さんは、2020年にそれぞれ同社を退社。その後、今年5月に石沢さんは国井さんが経営する事務所に所属することになった。首都圏在住ながら、月に数回は北海道を訪れているという石沢さんは、他局でのラジオ番組を持つなど、活動の幅を広げている。

国井美佐さん(左)と石沢綾子さん ©財界さっぽろ

 一方の国井さんは父親の会社を事業承継するかたわら、フリーアナウンサーの事務所を設立するなど、経営者として活躍中。そんなふたりによる対談は、初対面の印象やHTB時代の思い出などさまざまな話題で盛り上がり、お互い「しゃべりすぎたかも」という濃密な時間に。今だから明かす「女子アナの赤裸々」話が満載だ。

引退特集 コンサドーレ 天才・小野伸二

 12月3日、北海道コンサドーレ札幌の今シーズン最終戦出場を持って、26年間の現役生活に別れを告げた天才・小野伸二選手。数々の国際大会出場や海外リーグでのプレー経験を持ち、サッカーに向き合う姿勢、外国籍選手との積極的なコミュニケーションなど、今なお若手や中堅選手、さらにはコーチ・スタッフの手本としても欠かせない存在だった。

小野伸二選手 ©財界さっぽろ

 本誌ではコンサの「レジェンド」砂川誠さんが担当する「コンサの深層」で小野選手を過去4回ピックアップしてきたことから、今回も特別に時間を割いてもらい、ふたりの対談の模様をたっぷりと収録。サッカースクール経営などチーム外でも強い絆のある砂川さんが、小野選手に聞いた「これから」とは。

 また小野選手の本誌誌面登場時をプレイバック。2016年シーズンのオフには、河合竜二・稲本潤一・内村圭宏というコンサの近年に欠かせない3選手と小野選手、砂川さんによる5人の豪華対談など、本誌独占のプレミアム写真などを再録している。

紋別市収賄事件の“真実”「やっぱり組織ぐるみだった」

宮川良一紋別市長 ©財界さっぽろ

 本誌が独走する紋別市の収賄事件を起点とした宮川良一市長の問題について。昨年末に発覚した贈収賄事件について、市が立ち上げた検証委員会の中間報告が公表された。「暴露合戦の様相」と市内に漏れ伝わるように、検証委員会の聞き取りに真実を話す関係者が多かったのか、報告書の内容はまさに衝撃的。いたるところに宮川市長の名前が登場、いわゆる天の声があったことを強く示唆する内容だったからだ。長文に及ぶ報告書の内容を書き下した上で、何が問題なのかを追及する。