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協業組合エクセル三和

23年に導入したゴミ収集車。収集体制の変革に向け今後も増台予定だ

地域に根差し、基盤強化で安全と環境保全に貢献

 1971年に北広島と由仁の3事業が合併した企業組合が前身。廃棄物の収集・運搬、道路や浄化槽の清掃や維持管理など業務を拡大し、現在は北広島市や由仁町に加え、長沼町、南幌町を管轄。協業組合として中小企業庁の官公需適格組合の証明を受けている。北広島市を中心とするし尿・汚泥収集運搬業者として、「水と衛生へのアクセスと持続可能な管理」の実現に貢献する。

 昨年には、手書きだった車両日報を最新のデジタル式運行記録計に移行。作業効率を向上し労働時間の削減につなげた。さらに、今年12月にはタブレットで現場のデータ管理を行う独自システムも導入予定だ。

 また、管轄する各市町とは災害時の仮設トイレ設置やし尿の収集と運搬に関する協定を結んでいる。経済産業省の事業継続力強化計画にも認定されており「住み続けられるまちづくり」「自然災害に対する強靱性(レジリエンス)の強化」というゴールの達成を目指している。

「今年4月から収集体制を大幅に変更します。体制を強化し、持続可能な地域作りに貢献していきたい」と佐々木恵一常務理事。

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