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北星学園大学・北星学園大学短期大学部
取材日:2016年5月

写真大 田村信一学長(たむら・しんいち) 法政大学経済学部卒業。立教大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。1981年に北星学園大学着任。経済学部長、副学長などを経て、2012年より現職。経済学博士。

写真 大・中教室や語学教室、ラウンジを効果的に配置。ゆったりとしたつくりの新C館

国際色豊かな社会人を養成。自宅外通学向け奨学金制度も

 ――かなり早い段階から3つのポリシーを策定していますね。
 田村 7年前に定めました。ただ、これまではスローガンのようになっていたところもありましたので、今回の法令化に合わせて見直しをしているところです。
 ――貴学のポリシーの特徴は。
 田村 人間性・社会性・国際性を磨き、国際色豊かな自立した社会人を養成するというのが1つの柱。基本的には今の3ポリシーで問題ないというのが学内の総意です。キリスト教主義の大学らしく、宗教科目を増やすなどの議論もしています。
 ――定員割れに悩む大学が多い中、今年も定員充足率は1・15と十分な数字でした。
 田村 大学全体の目標は1・1です。志願者は例年通りでしたが、今年は実際に入学する比率が高く、1・15になりました。
 海外への留学を義務付ける大学が注目されるなど、グローバル化が進む中で、道内私大でナンバーワンの評価をいただいている文学部英文学科の人気は根強い。また、今年は経済学部も好調でした。
 ――全国的に苦戦の福祉学部は。
 田村 3学科全てが定員を満たしています。福祉における北星ブランドはかなり強い。道内で最も歴史があり、多くの卒業生が社会で活躍しています。社会福祉士の合格率は宗教系大学では全国第3位。全国的に福祉の志願者は減っていますが、将来的に重要な分野ですので、維持していきたい。いじめ問題の解決で注目されているスクールソーシャルワーカーの養成においても実績があります。
 ――就職も好調ですね。
 田村 就職率は非常に良かった。大学全体で96・6%。公務員狙いの学生も考慮すると事実上100%に近い。短期大学部も94・5%でした。短大でこの数字はものすごく良いと思います。
 ――短大は、どこも苦しい。
 田村 今年は志願者も増えました。昨年センター棟に新設したラーニング・コモンズやラウンジが短大に良い影響を及ぼしたと感じています。4大の設備が共用できますし、4年制への編入も可能です。北海道は経済的な問題もあり、大学進学率が低い状況ですが、短大を高等教育の一環としてもっと有効に活用してほしい。
 ――センター棟にはどんな設備があるのですか。
 田村 1階には国際ラウンジがあり、学生が外国人留学生と自由に会話をしています。隣のインターナショナルカフェは留学生が店員となることもあり、自然とさまざまな言語に触れられるようになっています。
 2階はアクティブラーニングの場となるラーニング・コモンズを設置しました。これまでの学生は主に図書館で情報を手に入れていましたが、今はネットからさまざまな情報が手に入れられます。最近の学生はその情報を共有して学んだり、議論を進めています。ただし、プレゼンテーションはうまくない。ここではプレゼンテーションなど発表の仕方も学べます。また、ICT機器の使い方や個別学習支援もおこなっています。
 これまで図書館をあまり利用していなかったタイプの学生もここには来ます。昨年10月からの半年で、延べ1万人以上と予想以上に利用されています。そのため教職員の増員などで、予算を増やしました。うれしい誤算です。
 ――経済的な理由で進学できない高校生も少なくありません。
 田村 地方から入学する学生のために、今年から自宅外通学支援奨学金制度を設けました。道内では本学が初の試みとなります。大学周辺のアパートの家賃相場である月額3万円を4年間給付するものです。4年制と短期大学部を合わせて60人を募集。合格して入学した46人が給付を受けています。これはかなり多い人数でしょう。
 地方から入学する学生向けに奨学金を設けている大学は他にもありますが、その多くが成績優秀者向けです。本学の奨学金は成績よりも、とにかく本学で学びたいという学生が対象です。

基本データ

企業名:
北星学園大学・北星学園大学短期大学部
住所:
札幌市厚別区大谷地西2丁目3番1号
TEL:
011・891・2731(代表)
URL:
http://www.hokusei.ac.jp/
教育:大学