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公清企業

リサイクルを行う「第2エコパーク」

東北以北最大の石こうボードリサイクル工場を保有

都市再開発などで建物の解体が増え、廃棄が増加している石こうボード。有害物質を含み、建築廃材の中で最も再資源化が難しいとされてきたが、埋め立て地のひっ迫もあり、近年はリサイクル方法が確立されている。

「公清企業」は、道路清掃業務からゴミ・産業廃棄物の運搬、中間処理や最終処分、リサイクル処理までを手掛ける。2019年には「第2エコパーク」(札幌市東区中沼町45‐57)内に石こうボードのリサイクル工場を稼働させ、拡大する需要に応えている。

北海道・東北で最大規模、道内唯一の同施設では、廃石こうボードを粉砕し、石こう紛と剥離紙などに分離。土壌改良剤等や製紙原料として再生する。販売先や回収元の拡大のほか、今後も新たなリサイクル商品の開発や運搬が課題となる遠隔地域からの効率的な収集システムの構築も目指している。

福田年勝社長は「環境問題に取り組む企業の課題解決に応えます。長年の廃棄物処理の経験を生かし、循環型社会の実現に貢献していく」と語る。

道内唯一、東北以北最大規模を誇る石こうボードリサイクルライン