まつしま耳鼻咽喉科・耳鳴・めまいクリニック

「突発性難聴や急性低音障害型感音難聴、めまいなどは、自然治癒で改善するケースもあります。例えば、耳鳴りは〝脳鳴り〟であり、頭がクリアになれば自然治癒する可能性が高い」と話すのは、めまいや耳鳴り、難聴を長年にわたって研究してきた松島純一院長。国内外の学会で治療成果を発表するなど、医療の発展にも尽力してきた。

自然治癒の可能性の見極めは難しいが、松島院長は北海道大学病院の講師時代に、同大学の応用電気研究所と協同開発した心身医学療法で類推している。

「耳の電気刺激と認知行動療法を併用して全身の血流を改善させ、自然治癒力や免疫力を高めるのが心身医学療法です。治療直後に耳閉感や耳鳴り、めまい感の改善、頭がすっきりするといった兆候を自覚する場合もあり、患者の反応を見て点滴療法や投薬など、個々の治療計画を立てます」

日々蓄積した治療結果は、2月19日に開催される「札幌市医師会医学会」および3月にセルビアで開催される「国際神経平衡神経学会」で発表する予定だ。