土木、医療、食品、情報など、全32組織からなる「北武グループ」は着々と世界戦略を進めている。米国本土はもちろん、東南アジアに進出する際も米国企業との提携を視野に入れる。その一環として自身の経営思想を国外の経営者に知ってもらうべく1年かけて書き下ろした著作が17年、米国で英訳出版される。訳者は前東京大学グローバルリーダーシッププログラムディレクターでハーバード大学招聘教員の我喜屋まり子氏。英訳タイトルは『Frontier Spirit'〝Dokkon Spirit〟:A Tale of Masahide Konishis’ Philosophy of life and Business Management』(変革の〝どっこん魂〟:小西政秀の思想と実践経営の軌跡)。
「私は〝黄金の80代〟に入った。今後10年、制度疲労を起こす資本主義社会の新しいあり方を世界で実践していく。地球上の全生物が幸せに暮らせる風景を眺めて終わりたい」