1907年に創業した秋吉旅館の5代目。旅館業から不動産や介護事業に転身した。
介護事業での高齢者からの要望をきっかけに15年に旅行業登録。介護付き旅行サービス「夢たび」をリリースした。同事業は17年1月に「北の起業家表彰」(札幌商工会議所主催)の特別賞を受賞。9月には「サッポロスマイルアワード」(札幌青年会議所主催)で大賞を獲得。オーダーメードの介護付き旅行という画期的な発想が受賞につながった。
17年は旅行に同行する外出支援や接客・接遇研修を有した「夢たびヘルパー」を増員。冬オフシーズンにはスキルアップ研修を重ね、12月には東京エリアで活動するヘルパーの養成研修も実施した。旅行先を道外にも広げるためだ。
「今後3年で全国を網羅したい。現在、外国語にも対応したヘルパーも養成しており、将来的には外国人観光客にも対応していきます」