膝・股関節の人工関節置換術に定評。充実した環境を整えリハビリにも尽力
上肢・下肢問わず整形外科全般のスペシャリストが在籍する松田整形外科記念病院。初期治療から社会復帰・スポーツ復帰まで一貫した治療を手がけ、特にスポーツ外来、関節外科の治療において豊富な実績を持つ。
目良紳介医師は下肢疾患の専門家。変形性膝関節症、変形性股関節症の人工関節置換術に定評がある。
変形性膝関節症は中高年に多く発症するいわゆる「膝のすり減り」。膝にかかる衝撃を吸収する軟骨や半月板などが消耗することで、痛みや腫れ、変形を引き起こす疾患だ。
「年齢や症状の進行度合いはもちろん、患者さんが思い描く治療後の生活を考慮して、手術や保存治療を選択しています。実績豊富なリハビリテーション科のスタッフと連携し、経過に合わせてじっくりと術後ケアに専念できるのも特徴です」と目良医師は語る。
初期段階では、起床後や動きだしに痛みが出ることが多く、体を動かすうちに痛みが和らぐケースがほとんど。
そのため、我慢して症状を悪化させてしまう患者が多いのが特徴だ。痛みが強く、歩くのが困難なほど重症な場合は、すねの骨を削ることでO脚を治す「高位脛骨骨切り術」や損傷した関節を取り除き人工関節に置き換える「人工関節置換術」を実施。手術の実績は道内でもトップクラスだ。
「原則として全てを人工関節に置き換える全置換術は65歳以上、部分置換術は60歳以上におこなっています。人工関節の強度や性能は向上していますが、できる限り自分の関節を長く使うことを勧めています」と目良医師。
また、股関節の軟骨がすり減ったり、余分な骨ができる「変形性股関節症」の治療においても豊富な実績を誇っている。
足の付け根や臀部、大腿部の筋肉がこわばるのが初期症状で、階段の上り下りや、座る立つといった動作で痛みが出るケースもある。進行すると就寝時にまで痛みが出る。
この疾患においても、人工関節置換術をおこなっているが、手術は最終手段。保存治療では関節に負担がかからない筋力強化やストレッチなどを中心におこなっている。
「股関節の痛みが繰り返し長く続く場合には、ぜひ一度ご相談を」と呼びかける。