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日本医療大学
取材日:2018年5月

写真大 島本 和明総長(しまもと・かずあき)1946年10月7日、小樽市出身。71年札幌医科大学医学部卒業。78年同大で医学博士の学位を取得。2004年から同大附属病院長、10年から同大理事長・学長を歴任。2016年から現職。

写真 真栄キャンパス 写真 恵み野キャンパス

看護学科1期生が卒業、可能性に満ちあふれた〝若い大学〟

 ――この3月、ついに第1期の卒業生を送り出しましたね。
 島本 2018年春、本学は開学から4年がたち、看護学科から67人の卒業生を出しました。
 ――看護師国家試験の結果は。
 島本 看護学科1期生が挑戦した第107回看護師国家試験の全国平均合格率は91・0%でしたが、本学の合格率は98・6%と極めて優秀な成績を残しました。
 ――就職状況は。
 島本 こちらも優秀で、2人が大学院に進学、そのほか希望者全員が医療施設に就職を決めました。専門学校時代の引き継ぎに加え、昨年設置したキャリア学修支援センターの役割が大きかったと評価しています。学生一人ひとりに対して国家試験・就職対策をきめ細かくシームレスにおこなうことで、学生はゆとりと自信をもって臨むことができたと考えています。
 ――今年度はリハビリテーション学科の1期生が卒業ですね。
 島本 前身の専門学校時代から国家試験は高い合格率を維持してきました。リハビリテーション学科ではこの経験を受け継ぎ、これまで以上の重厚な体制で国家試験・就職対策に臨んでいきます。
 ――診療放射線学科のほうは。
 島本 16年に開設した診療放射線学科は3年目を迎え、専門教育が本格化します。この分野はとりわけ技術革新が進み、新しい診断技術・診療技術が次々に登場してきています。たとえば、陽子線治療。まったく新しい技術で、がん治療の光明となっています。じつは日本で13台ある陽子線治療装置のうち3台が札幌にあり、本学では陽子線治療装置を備えた病院を研修先に加えることができました。最先端の機器を学べることは本学診療放射線学科の特長の1つとなっています。
 ――いま全国の大学で医療系学部の新設、既存学部の医療系学部への変更が進んでいます。
 島本 本学は医療系学部の間口が広がっているなか、18年度は定員を大きく上回る志願者の中から優秀な新入生を迎えることができました。開学5年目の本学が、このような実績を残せたのは、専門学校時代の伝統に加え、大学入試センター試験利用入試を導入したことも大きかったと思います。入試制度は多様化の時代を迎えており、今後も時代に合わせた入試制度を柔軟に検討していきたいと考えています。
 ――いずれにせよ、初めての卒業生を出したことで、大学として新たな局面に入ったのでは。
 島本 新入生はつねに上級生がいるという大学として通常の姿になりました。とはいえ、まだまだ発展途上。学生がこの大学を選んでよかったと思えるように、これまで以上に教育研究とキャンパスライフの充実に努めていきます。
 ――教員側に変化は。
 島本 とくに看護学科で草創期を担った教員が数名退職し、あらたに若くて優秀な教員を迎えました。本学の教育方針に照らして選んだ先生方です。教育面で大きく期待しています。
 ――大学といえば研究も大事な要素です。
 島本 本学は新しい大学にもかかわらず、競争的研究資金の獲得額で道内私大の中位にあります。教育と研究は大学の両輪で、教員が研究にも力を入れているあらわれです。15年、本学は大学が設置する日本で初めての認知症研究所を設立しました。グループ法人であるノテ福祉会が運営する施設には多くの認知症患者がおり、民間財団から資金を得て調査研究をおこなってきました。新たに機能性健康食品メーカーからの委託を受けて臨床研究に取り組むことになりました。この研究が進めば看護学やリハビリテーション医療にもつながる新たな知見が生まれ、学部教育にも刺激を与えていくと期待しているところです。
 ――新キャンパス建設の構想もありますね。
 島本 本学は札幌市の真栄キャンパスと、恵庭市の恵み野キャンパスの2つに分かれています。これを1つのキャンパスにまとめたい。さらに、キャンパスに隣接した病院があれば教育や研究に大きなメリットがあります。こうした期待を受けて21年4月を目途にキャンパス移転と病院設置をするための用地探しにあたっています。
 ――大学院の設置は。
 島本 本学の使命は北海道の医療の現場と教育を支える人材を育成することであり、大学院を持つことは必ず実現しなければならない目標と考えています。キャンパス移転に合わせて大学院開設を目指していきます。
 ――最後に貴学の使命と課題は。
 島本 そもそも医療系の職を希望する人たちは、しっかりとした意志や使命感を持って学びにきている人が多い。本学の教職員も情熱のある人ばかりで、そうした学生の思いに全力で応えています。学生のみなさんが本学に入学して本当によかったと思える大学にしていくべく、すべての教職員は何ごとにも〝学生第一〟で取り組んでいるのです。本学は開学して5年目の若い大学です。可能性に満ちあふれています。だからこそ志の高い人ほど本学へ挑戦してもらいたい。われわれは責任を持って立派な医療人を育てる自信があります。

基本データ

企業名:
日本医療大学
住所:
【真栄キャンパス】札幌市清田区真栄434-1アンデルセン福祉村/【恵み野キャンパス】恵庭市恵み野西6丁目17-3
TEL:
【真栄キャンパス】011・885・7711/【恵み野キャンパス】0123・29・3171
URL:
http://www.nihoniryo-c.ac.jp/
教育:大学