豊富な執刀数を誇る正確な手技で、さまざまな眼科系疾患に対応
「特別なことはせず、確立された治療をガイドラインにそって丁寧におこなっています」と語る荻野哲男理事長。
コンタクトレンズの処方なども含め、眼科疾患に幅広く対応。特に、白内障や網膜硝子体手術において豊富な症例数を誇り、難治症例を含む網膜硝子体手術は約2700例、白内障手術は約9000例にも上る。
手術は火曜午後と木曜午後の週2回。白内障の日帰り手術は1日20件近く実施している。医師1人体制で、これだけの数をこなすクリニックは少なく、手技の正確さは道内トップクラスだ。
網膜剥離や糖尿病性網膜症など失明の危険が高い網膜硝子体手術は0・4ミリの最小切開で実施。「ステラリスPC」と120度の視野で眼底内を見ることができる「バイオム」を併用するなどし、年齢や症状にあわせたきめ細やかな手術をおこなっている。
また、白内障手術においても豊富な執刀実績を持つ。手術では国内最小とされる1・8ミリの切開で、6ミリの眼内レンズを挿入。術後のQOLを考慮し着色非球面眼内レンズのほか、乱視矯正レンズなど患者の状態にあわせ柔軟に対応している。
さらに、患者の希望や症状によっては遠近両用の機能を持つ「多焦点眼内レンズ」も使用。この多焦点眼内レンズは保険外治療となっている。しかし、同院は北海道でも数少ない厚生労働省の先進医療認定施設となっているため、先進医療特約付きの民間医療保険を利用し手術を受けることができる。同手術の執刀数も多く、年間100件以上おこなっている。
そのほかにも、緑内障や眼瞼下垂、さかさまつげなどの手術、眼瞼痙攣に対するボトックス治療なども多数実施している。
さらに、的確な診断をおこなうため「超広角走査レーザー検眼鏡」を道内でもいち早く導入。これにより、画角200度、眼底80%以上の領域を無散瞳、非接触で撮影がおこなうことができる。また、造影剤を使用しなくても一部診断可能な検査もあり、短時間かつ低侵襲での撮影ができる。
「目がかすむ、ゆがんで見えるなどの症状には何かしらの疾患が隠れています。気になる人は早めの受診をおすすめします」と荻野理事長は語る。