空気熱と地熱のハイブリッド冷温水システムが補助金対象
革新的な技術開発で新エネ市場を席巻するコロナ(本社・新潟県三条市)。世界で初めて家庭用ヒートポンプ「エコキュート」を開発、製品化したことでも知られている。
一昨年には空気熱と地中熱を利用する家庭用冷温水システム「ジオスハイブリッド」を発売。昨年には新工法「パイルファイブシステム」を開発し、市場に投入している。
この新工法は、6本の杭を10メートル埋めることで採熱が可能。50~100メートルの掘削が必要だった従来工法に比べ掘削費用を4分の1に削減している。札幌市とノーステック財団の技術支援も受けており、今年度からはZEH(ゼロエネルギーハウス)の地熱採用要綱の対象として定額90万円の補助金が受け取れる。
また、同社では太陽光発電買取制度の保証期間が終了する「19年問題」にも備え、対象住宅に対してコロナエコキュートや寒冷地エアコン「冬暖」などを提案。自己循環型住宅へ向けたアドバイスとサポートもおこなっている。