農業用空調市場を開拓今秋から新事業も開始
ハウス栽培用ヒートポンプ空調の設計・販売・施工を手掛けるイーズエンジニアリング。この分野においては65%以上の道内シェアを誇る。
ビルや店舗などの一般空調分野が主業務だが「温度や湿度の調整によって安定的に作物が収穫できる」(門間正幸社長)と2009年から農業分野に進出。当時、農業用空調設備は普及しておらず、農協やホクレン、行政などと連携して市場を切り開いた。
この9月からは、エアコンの消費電力を大幅に削減する「コンティニューム」の取り扱いも開始した。
コンティニュームは、低密度ポリエチレンに特殊セラミックを練り込んだパネル。遠赤外線を放出することで熱交換効率が向上し、消費電力を抑制可能。エアコンの室内機と室外機に取り付けるだけで、大規模な工事の必要はない。
門間社長は「商業施設や小型店舗に導入しています。10%前後の消費電力削減が期待でき、エアコンの台数が多いほど削減率は上がる」と語る。