股関節を専門に患者の骨質や症状などに合わせ柔軟に治療
年間約2500件の手術数を誇る「えにわ病院」で、股関節を専門に治療をおこなっているのが井上正弘医師。
特に、変形性股関節症や大腿骨頭壊死、関節リウマチなどの疾患に対する「人工股関節置換術」で豊富な実績を誇る。
手術はできる限り筋肉や腱などを切らずにおこなう「筋腱温型」で手術を実施。脱臼や部品の摩耗が起きにくくなるなどメリットが多く、股関節の可動域を最大に保つことも可能となる。
使用する人工股関節は、骨セメントで固定するタイプと、骨に直接固定させるセメントレスタイプを、患者の骨質や骨の状態に応じて使用。万全の体制で治療をおこなっている。
その他にも股関節鏡視下手術や、乳児の先天性股関節脱臼に対する整復術、成人の股関節臼蓋形成不全に対する骨切り術、高齢者の骨折に対する骨接合術など、患者の状況や症例などに合わせ、柔軟に対応している。
「症状が悪化すると激しい痛みを伴い、歩行障害を起こす可能性もあります。気になる症状が現れたら気軽に相談してほしい」と井上医師は語る。