アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

谷口雄也選手

アイドルのような顔立ちから「かわいすぎるスラッガー」として評判の22歳。そのルックスとは裏腹に、パンチ力のある打撃が持ち味だ。
7月11日のソフトバンク戦では、プロ初のホームランを札幌ドームのレフトスタンドに放った。同16日の西武戦ではプロ初の三塁打。ダメ押しとなる2点タイムリーになり、チームの勝利に貢献した。
「ここぞという場面でしっかり打って、ファンに信頼される選手になりたいと思っています」
兄の影響で、小学校入学と同時に野球を始めた。当時、野球は楽しい反面、嫌な思いもあったという。
「熱心に応援してくれる親で、練習の帰りは、車の中でプレーについて真剣に怒られることもありました。途中で助手席から降りて、家まで10キロ以上泣きながら走って帰ったことが何度もありました」
日頃は、周囲への気配りを意識している。高校の監督から「人間力」の大切さを教わった。
「『野球人として、1人の人間として、もっともっと大きくなろう』と、3年間つねに言い聞かされてきました。普段の生活態度や周りに対する姿勢が、少なからずプレーに影響することを学びました」
実は、部屋の片付けが苦手だという。
「油断すると、部屋の中がアッという間に散らかってしまいます。僕の部屋にチームメートが入ってくると、あまりの汚さにビックリするみたいです。最近は掃除をするようにしていますが…」
プロ4年目の今シーズン、ここまで自身最多の52試合に出場(9月4日時点)。現在、外野のレギュラー争いの真っただ中にいる。
「シーズン最後まで1軍の試合に出ることが目標です。結果を出し続けないと1軍には残れないので、もっと実力を上げて必死に食らいついていきたい。いまが正念場だと思っています」
ペナントレースは終盤に差しかかり、チームはクライマックスシリーズの出場圏内にいる。
「最低限、クライマックスシリーズ出場のためにも、まずは自分たちの野球を続けていきたいと思います。上位との差を縮めて、少しでもいい結果でシーズンを終われるよう頑張ります」
(上田)

◎仲のいい選手は誰ですか? 「中村勝さんや同い年の西川(遥輝)とよく一緒にいます」
◎好きな食べ物は? 「ハンバーグとオムライスです」
◎リラックス方法は? 「映画鑑賞。遠征中は、ホテルの映画チャンネルを見ています」

→Webでの購入はコチラ
→デジタル版の購入はコチラ

(たにぐち・ゆうや)1992年6月1日、三重県四日市市生まれ。B型。身長182センチ、体重87キロ。右投げ左打ち。愛知工業大学名電高校卒。10年ドラフト5位で北海道日本ハムファイターズに入団。50メートル5秒7の俊足と、高校通算44本塁打の長打力を武器に1軍定着を目指す。背番号64