アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

木田優夫選手

両方好き 野球を始めたのは小学生のとき。父親と兄の影響を受け、地元の少年野球団「スネークス」に入団した。 「当初からプロは意識していた。初めはショートを守っていましたが、ピッチャーにも挑戦した。自分が上級生になったとき、エースでクリーンアップを任されていたので、投げることも打つことも両方好きでした」

止まらない 読書をすると気分転換になる。最近はスターバックスでコーヒーを飲みながら、球界の大先輩である牛島和彦氏の本を読んだ。
「シーズン中は、野球と体に関する本ばかり読んでいます。プレーに集中するためではありません。実は、小説を読み始めると止まらなくなってしまうので…」
木田画伯 特技は似顔絵。巨人時代には“木田画伯”の愛称で雑誌の連載を持っていた。先日、札幌ドームで自身が描いた似顔絵イラストの個展を開催。
「小さいころからマンガが好きだったので、まねをしているうちに自然と身についた。授業中は、よく先生の顔を描いて遊んでいました。似顔絵のコツは特徴を強調すること。でも、その部分が相手のコンプレックスだったりするので、気をつけて描くようにしています」
メジャー 中学時代の海外遠征で異国の地の野球に興味をもつようになった。1999年、FA権を行使してメジャーリーグのデトロイト・タイガースと契約。
「アメリカでプレーして1番感じたことは、球団側の人間がチーム、選手、ファンを本当に大切にしているということ。かっこいい言葉で表現すると“愛している”。地域密着型でいろいろなことに取り組んでいます。いい成績は残せませんでしたが、行ってよかった。この経験があるから今でも野球を続けられている」
役に立てればいい 今季から日本ハムの一員となった木田選手は、チームで現役最年長の41歳。
「チームの好不調にかかわらず、選手は必死で野球に取り組み、球団も自分で考えてプレーできる選手を育てようとしている。だから、ファイターズ野球は面白くなる。昨年、ヤクルトを戦力外になりましたが、ファイターズがチャンスを与えてくれた。個人目標は特にありません。チームが優勝するために、ちょっとでも役に立てればいい」
(竹内)

◎血液型 A型
◎身長・体重 188cm・95kg 右投げ・右打ち
◎星座 おとめ座
◎出身地 東京都国分寺市
◎ニックネーム ダーキー
◎好きな食べ物 メロン・カレー・カニ
◎座右の銘 得意澹然・失意泰然

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(きだ・まさお)1968年9月12日生まれ。日大明誠高校卒業後、86年ドラフト1位で巨人に入団。98年オリックスに移籍。その後、念願だったメジャーリーグに挑戦し、3球団に所属する。昨年はヤクルトに在籍し、今季から日本ハムに加入した。投手。背番号42