アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】宇佐見真吾選手

ふた桁ホームランを打ち、ももクロを登場曲に

「ずっとほしかった」と栗山監督に

斉藤 突然のトレードでした。ビックリしました?

宇佐見 今年はそういうことがあるかなと思っていました。ジャイアンツの1軍はキャッチャーの競争が激しく、2軍では自分よりも若い選手が起用されることが多くなっていましたから。いつ、どこに行ってもいいという気持ちはつくっていました。

斉藤 移籍後は出場数が急増しています。

宇佐見 当初はここまで起用してもらえると思っていませんでした。ただ、移籍会見(6月28日)前に栗山(英樹)監督から「ずっとほしい選手だった」と言ってもらいました。とても期待してもらっていると感じたので、結果で恩返しがしたいです。

斉藤 入団会見後には札幌ドームでの1軍の試合に出ていましたもんね。

宇佐見 ことが進むのが早いな~と(笑)。 チームに慣れるため、最初はファームかなと思っていたんですけど。

斉藤 その日のユニホームは實松さん(實松一成捕手兼二軍育成コーチ)のものでしたね。

宇佐見 自分のユニホームがなかったもので(笑)

斉藤 目を手術をしているんですね。

宇佐見 大学時代、代表合宿のときに顔にボールが当たり、外傷性白内障になりました。症状は視力の低下です。医者には手術で治ると言われていました。

斉藤 症状が悪化して手術に踏み切った?

宇佐見 見えないというよりは、光がまぶしいという感じでした。プロ入り後、ナイターの照明で、ボールが見づらくなっているのに気づきました。コーチの勧めもあり、それで1年目の6月に手術を。必ず治ると言われていたので、手術に不安はありませんでした。

斉藤 その後、2年目の春、オープン戦中に右手有鉤骨を骨折しました。

宇佐見 痛かったです。でもすぐには病院に行きませんでした。しばらく折れたまま、プレーしていました。「もう無理!」となったとき、病院に行ったら、お医者さんに「よくこんな状態でプレーしていたね」と言われました。

(構成・竹内)

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(うさみ・しんご)1993年6月3日、千葉県生まれ。O型。181センチ、90キロ。右投げ左打ち。城西国際大学卒。15年のドラフト4位で読売ジャイアンツに入団。打てるキャッチャーとして期待されるも、ケガなどもあり、なかなか素質を開花させることができなかった。19年シーズン途中にトレードで北海道日本ハムファイターズに移籍。移籍会見当日の試合でマスクをかぶるなど、出場機会は大幅増。新天地で1軍定着を目指す。背番号30