アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】太田賢吾選手

最も影響を受けたのは飯山裕志さん

走るのが嫌で自らピッチャーを……

斉藤 お昼からの取材ですが、まだ眠たそうですね。朝は苦手なほうですか?

太田 ……はい。でも、実は夜も弱くて。早寝、遅起きがベストなんですが、1軍はナイターが多いですから、どうしても遅寝になってしまいます。

斉藤 まだ20歳です。小さいころはどんなお子さんでしたか?

太田 “やっぱり”いつも寝ているような子でした(笑)。車に乗っても、兄は景色を見る。僕はチャイルドシートですぐに寝るという感じでした。

斉藤 ご兄弟は何人?

太田 兄と妹がいます。

斉藤 1歳違いのお兄様とは仲がいいほうですか?

太田 そうですね。たまに電話もしますし、食事にも行きます。

斉藤 お兄様は日本大学で野球部に所属しています。いま大学4年生で、今年のドラフトで指名されるとの噂もあります。気になったりしますか?

太田 いや、ならないです(笑)

斉藤 太田選手は野球を始めたころから内野手だったんですか?

太田 はい。中学時代はピッチャーも少しやっていました。ただ合宿のとき、たくさん走り込みをするんですが、それが嫌で。監督に「走るのがツラいので、ピッチャー辞めていいですか?」と言って。

斉藤 認めてもらえたんですか?

太田 ええ。ショートが本職だったので。

斉藤 いまのエピソードを聞いていると、絶対プロ野球選手になってやるという闘志は感じないですね。

太田 当時、僕のまわりにはもっと活躍している選手がたくさんいたので、現実味がありませんでした。青写真としては、大学に行っても、社会人になっても、野球を続けられればいいなと思っていましたから。

斉藤 その考えが変わったきっかけは?

太田 高校2年生か3年生のとき、スカウトの方に会ってからです。いろいろと話しているうちに、卒業したらプロに行きたいという気持ちが芽生えました。

斉藤 プロに入ってからのこれまでの3年間はいかがでしたか?

太田 想像していたより順調というか、思ったよりやれているという感じです。

斉藤 今シーズンは開幕こそ2軍でしたが、中盤から1軍に帯同していました。昨年と比べて自分の中で何が変わったと思いますか?

太田 いろいろと経験させてもらって、自分がいま、何をすべきかということが分かってきたのかなと思っています。

(構成・竹内)

……この続きは本誌財界さっぽろ2017年11月号(10月14日発売)でお楽しみください。


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(おおた・けんご)1997年1月19日、埼玉県川越市生まれ。A型。186センチ、74キロ。右投げ左打ち。川越工業高校卒。14年のドラフト8巡目で北海道日本ハムファイターズに入団した。高い守備力が魅力で、将来が期待される長身内野手。プロ入り3年目の今シーズンは開幕こそ2軍だったものの、中盤から1軍メンバーとしてチームに帯同した。背番号65