アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】大田泰示選手

ジャイアンツでは出せなかった“素”の自分を

拳士、卓には負けていられない 

斉藤 札幌ドームの雰囲気には慣れましたか?

大田 はい。もともとナゴヤドームが好きな球場なんですよね。自分の中で打っているイメージがあるので。札幌ドームは広さや雰囲気が似ているので、好きです。ファンの応援も温かいですよね。

斉藤 ファイターズはSC活動の一環として選手たちの小学校訪問を実施しています。大田選手は5月11日に札幌市の栄東小学校を訪ねました。“お子さんいじり”がお上手ですね。

大田 子ども好きなんです。それに子どもたちはプロ野球選手と会う機会はなかなかないと思うので、全力で触れ合うようにしています。プロを目指すとか、夢を持つきっかけになってもらえたらうれしいと思っています。

斉藤 大田選手も幼いころに野球教室で、母校・東海大学付属相模高校の先輩で、ジャイアンツ時代の監督だった原辰徳さんにお会いしたそうですね。

大田 はい。振り返ると、人生のターニングポイントでした。そこから原さんと同じ道を歩んだので。

斉藤 トレードでファイターズへの移籍が決まったとき、最初に思い浮かんだ選手は誰でした?

大田 同じ広島出身の中田(翔)さんでした。同じくドラフト1位でプロになって、注目もされてきたと思ったので。

斉藤 チームには同学年の選手がたくさんいます。

大田 杉谷(拳士)、中島(卓也)、鍵谷(陽平)、ジャイアンツ時代も一緒だった大累(進)らです。

同じ高卒の拳士と卓に関しては、ファーム時代から交流がありました。違うチームでしたが、切磋琢磨していたというか。でも、2人が先に1軍で活躍するようになって、「負けていられない」という気持ちが生まれました。

斉藤 杉谷選手は帝京高校卒です。同じ関東ということで当時から交流は?

大田 ありました。でも、普段の性格まで知らなかったので、プロに入ってから面白いヤツだなと(笑)

斉藤 ファイターズに移籍してきて、杉谷選手の存在は大きかった?

大田 はい。あとは大累のほかにもジャイアンツで一緒だった矢野(謙次)さん、市川(友也)さんもいたので入りやすさはありました。ジャイアンツにいた先輩たちからは「とにかくノビノビやれば大丈夫だから」とアドバイスをもらいました。

(構成・竹内)

……この続きは本誌財界さっぽろ2017年7月号(6月15日発売)でお楽しみください。


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(おおた・たいし)1990年6月9日、広島県三次市生まれ。O型。身長188センチ、95キロ。右投げ右打ち。東海大学付属相模高校卒。08年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。16年シーズンオフに北海道日本ハムファイターズにトレードで加入した。ジャイアンツ時代には恵まれた体格から右の長距離砲として期待されるも、なかなか才能を開花させることができなかった。ファイターズでは心機一転、外野のレギュラー奪取に挑む。背番号33