アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】加藤貴之選手

いまは欲がない。与えられた役割で輝く

家族より近所が喜んだドラフト指名

斉藤 千葉県出身です。幼少期からやはりマリーンズファンでしたか。

加藤 いえ、あまり……

斉藤 そうなんですか!?

加藤 当時、ロッテ戦はテレビであまり放送されていなくて。セ・リーグの中継が多く、よく巨人戦を見ていました。

斉藤 初めてプロ野球を見に行ったのは?

加藤 確か、小学校時代に東京ドームでファイターズ対マリーンズだったと思います。ファイターズに(フェルナンド・)セギノール選手がいたような……

斉藤 セギノール選手が活躍していたのが小学時代なんですか!?時代を感じますね(笑)。野球を始めたのはいつですか。

加藤 本格的には小学2年生ですね。2歳上と4歳上の兄がいて、2人に影響を受けました。

斉藤 2人のお兄様はいまも野球を?

加藤 いいえ。上の兄は千葉、下の兄は東京で普通に働いています。仲はいいほうだと思います。

斉藤 末っ子がプロ野球選手になって、加藤家は大盛り上がりだったのではないですか。

加藤 いや、そこまでではなかったです。家族よりも近所の方々が盛り上がってくれていましたね。
ドラフト当日は実家近くの公民館みたいなところで、近所の方々が50、60人も集まって、僕の家族と様子を見守ってくれていました。ファイターズからの指名後に家族から連絡がきたときは、まわりの喜びのほうがすごかったですからね。

斉藤 ドラフト指名後に、ご両親から「やったね、貴之!」と声をかけられたりは?

加藤 言われていないと思います(笑)。「頑張って」というエールはもらいましたけど。

斉藤 割とクールなご両親なんですか。

加藤 そうだと思います。厳しくも……

斉藤 うんうん。

加藤 ……なく。

斉藤 ん!?なく?(笑)

加藤 どうなんですかね。オヤジは厳しかったんですかね。普通のことをきちんとやらないと怒られてはいました。

斉藤 3人のお子様が野球をやっていたら、洗濯など、当時、お母様は大変だったでしょうね。

加藤 そうだったと思います。

斉藤 加藤家、母の味といえば?

加藤 ん~(悩む)

斉藤 実家に帰ったらリクエストするメニューは?

加藤 とくになしです!出されたものはどれもおいしいので(笑)

(構成・竹内)

……この続きは本誌財界さっぽろ2016年10月号(9月15日発売)でお楽しみください。


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(かとう・たかゆき)1992年6月3日、千葉県南房総市生まれ。AB型。身長182センチ、体重82キロ。左投げ左打ち。拓殖大学紅陵高校卒。社会人野球の新日鐵住金かずさマジックを経て、15年ドラフト2位で北海道日本ハムファイターズに入団。即戦力という前評判通り、開幕から中継ぎに先発にとフル回転の活躍をみせる。後半戦は先発ローテーションの一角に定着。背番号14