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新号のさわりを読む2009年12月号

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■特集 政権交代で高橋はるみ知事に黄信号

 民主党・鳩山政権の誕生で自民党の天下は終わった。自公政権に担がれて登場した高橋はるみ知事だが、3選戦略に陰りが出はじめている。3選阻止の急先鋒は前知事の堀達也氏だ。「2期で引きずり下ろされた堀さんの胸中には、高橋知事の3選を何とか阻止したいという思いがある」と堀氏に近い有力関係者はそう話す。ついに動き出した“はるみ3選つぶし”。その第一手は、鳩山政権誕生を受け、民主党北海道が、北海道の未来ビジョンを策定するために設立する「北海道戦略会議」の事務局長人事。民主党から相談を受けた堀氏は、道庁時代の側近だった石川久紀氏を推薦したのだ――。そのほか「高橋はるみが“全方位外交”で苦悩」「自治労調査のたびに下がる支持率、高橋はるみ部下から“総スカン”」「知事選出馬をぶち上げた鰹谷忠の“本音”」など、動き始めた知事選にどこよりも早く焦点を当てる。

■松木謙公に親族企業の“灰色個人献金疑惑”

 北海道12区選出の民主党代議士・松木謙公氏に、親族企業役員からの“灰色個人献金疑惑”が持ち上がっている。2008年、父親が経営する「北海道通信社」と関連企業7社の役員ら27人は、謙公氏の資金管理団体「新世紀研究会」に3470万円、謙公氏が代表を務める民主党北海道第12区総支部に7600万円を献金していた。これらの献金は、あくまで個人献金として処理されているが「実態は企業献金ではないか」との指摘を受けている。実際、同年11月7日には同研究会に対し、27人が一斉献金。うち20人は個人献金上限額の150万円を献金した。同じ日付で、同額の献金が、一斉に行われる。組織的な行為が疑われるところだが……

■辞めたいけど辞められない“孤立無援”の伊藤義郎札証理事長

「来年3月ごろまでには後任理事長を探さないとなぁ……」。存廃論に揺れる札幌証券取引所。伊藤義郎理事長は数カ月前、ある懇談の席でそんな独り言を漏らしたという。札証の存続派も廃止派も、ある一点では意見が一致している。それは伊藤氏の勇退。もっとも当の伊藤氏は、以前から新たなトップにバトンを渡したいと考えているのだが、現実はままならない。いまや札証の存続は“風前の灯”。存続しようにも、上場企業の減少に歯止めがかからない。新規場上もなければ、経済界からのバックアップもない。そんな中で理事長を引き受けてくれる人がいるわけもない。伊藤氏の苦悩は続く。

■「丸井今井」離職者の“その後”

 2度の私的整理でも再建を果たせなかった丸井今井。1月29日、総額約500億円の負債を抱え、札幌地裁に民事再生法の適用を申請した。7月20日に旭川店が閉店。同30日には札幌店と函館店が旧丸井今井としての営業を終えた。この間、新会社に引き継がれなかった従業員は約600人。このうち再就職が決まったのは、10月30日現在わずか75人。接客を担当していた人間が多いが、そのスキルを生かせる求人はほとんどない。異業種に転職した人が大半だ。若い人はまだいい。しかし、今回の離職者の8割は45歳以上。官民で支援するものの、雇用状況に好転の兆しは見えてこない。次第に追い詰められる離職者。その現実を追う。

■大地震が来たらどうなる!? 泊原発15キロ沖海底に大活断層

 10月23日、京都大学で開かれた日本地震学会でショッキングな発表があった。渡辺満久東洋大学教授らの研究チームが、積丹半島の海岸線を調査した結果、泊原子力発電所15キロ沖の海底に大活断層がある可能性が高いと指摘したのだ。そこには地殻の隣り合う部分が上下に移動したときにできる“撓曲(とうきょく)”があるという。渡辺教授は「この事実は1991年に活断層研究会が発刊した『新編 日本の活断層』にも記されている。しかし、北海道電力が今年3月に発表した泊原発の耐震安全性評価結果では、この撓曲についての記述がない。いまからでも遅くない。安全性評価をやり直すべき」と訴える。果たして、北電の言いぶんは……

■別海出身34歳 結婚詐欺女の“北海道時代”

 まじめな中年男性を手玉に取り、だまし取ったカネでセレブ生活。さらには周辺男性が相次いで不審死を遂げるというミステリアスな展開で、いま日本中で話題騒然の結婚詐欺女・K。彼女はなんと根室管内別海町出身だった。温かい家庭を築くのが夢だったはずの女が、なぜ冷酷な詐欺師へと変貌したのか。その手がかりをつかむため本紙記者も別海に急行。意外な事実が次々と明らかになった。34歳・Kの実像に迫る。

■「鳩山内閣よ、見せかけの政治主導で国民を失望させてはならない」

 新党さきがけの理論的指導者で、細川護煕内閣で首相特別補佐、第1次橋本龍太郎内閣では経済企画庁長官を歴任した田中秀征氏。鳩山由紀夫首相、小沢一郎民主党幹事長の実像をよく知る人物でもある。悲願の政権交代から2カ月半。依然60%台の高い支持率を誇る鳩山内閣をどう見ているのか。政界きっての論客、田中氏にインタビューを敢行。「支持率は高いが支持は強くない。ちょっとしたミスで失速する」「鳩山内閣は“小沢肩車内閣”でいい」「いまの民主党のやっていることは、政治主導ではなく財務省主導だ」と次々と指摘。鳩山内閣に“喝”を入れる。