出張者や学生の研修といった短期利用を〝ハコと食事〟で取り込む独自のビジネスモデルを確立。利用者は全国に拡大している。
18年はニセコ町に近い後志管内蘭越町に民泊施設を3棟開業した。高齢者施設などを改修した民泊新法対応型だ。
「新春はニセコ地区で新たなホテル建設が始まるため、さらに需要が高まります」
18年8月には蘭越町の金秀行町長と面会し、同町における地域活性化の協力体制を構築。少子化の影響で蘭越高校が廃校の危機に直面する中、学生を呼び込む住まいの創出を依頼された。また、町の職員用に賃貸マンションを用意する計画も浮上。全面的に一連の事業を任され、19年夏の完成を目指している。
「官民一体となって地域に人を呼び込むモデルケースができた。人口減少に苦しむ地方都市は多い。少しでも寄与していきたい」