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2013/05/02(木) 生活に対する不安ばかりが増しているタクシー運転手

 網走管内のタクシー会社運転手と思われる人物から1通の封書が届いた。そこには違法な勤務実態が赤裸々に語られていた。労働組合も沈黙。「最低賃金の保障もないという現実の中、生活に対する不安ばかりが増している」と綴る。以下全文。

<1日の拘束時間は10時間であり、名目上(会社側の言う)の休憩時間は3時間である。
 1日の売り上げが最低賃金を割り込む場合は、休憩時間を増やすように指示される。
 賃金計算は、売り上げに対し、43%であり、1時間当たりの売り上げを約1680円(その43%は722円となり、最低賃金719円を上回るため)を割り込むと会社の指示により、休憩時間を増やすこととなる。会社は最低賃金を保障していない。労働組合もこのことを黙認しており、組合幹部自らも、売り上げが達していない場合は休憩時間を増やしているらしい。
 会社側は、最低賃金は保障してあげるけど、2~3カ月最低賃金を割り込むようだと会社にはいられなくなるよ、と言う。実際、何年か前、違う支店(確か釧路であったと思うが)では、売り上げが悪い運転手を解雇し、解雇された運転手はどこかのユニオンに救済を求め、揉めたことがあったらしく、その後、会社側とは和解はしたものの、職場には復帰できなかったらしい。
 仲間の運転手の中には、最低賃金に届かない月が何カ月も続いて、休憩時間が多くなったため、労働時間が極端に少なくなり、監督署が入ったとき、それを指摘されるとまずいということで、家族の介護が必要なため、休憩時間を会社側提示の3時間を超えてとっている、というような念書を書かされた人もいる。
 会社をはじめ、労働組合にも何も言えないわれわれ運転手は、この実情を誰に、どこに救済を求めればいいのか?
 また、このような告発文が公になったら、犯人探しをするのは目に見えているし……
 この時代、再就職をするにも車を運転するくらいしか能のない運転手には、この会社にしがみつくしか方法はない。でも、売り上げはなかなか思うように上がらず、しかし、最低賃金の保障もないという現実の中、生活に対する不安ばかりが増している。>

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