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2016/02/10(水) 町長と病院長の確執の果てに

「御社のホームページにこの様なBOXがあることを知り、今、私の周辺で起きていることの顛末がほぼ終息しつつあるため知っていただこうと思いました。この様な事件は、時として私の住むような田舎でも起きるものです。道民の皆様のご参考になれば幸いです」――こんな文面ではじまる実名メールが届いた。差出人は道南の自治体に住む男性と思われる人物。以下、投稿文全文。

<これは北海道の、札幌や旭川・帯広など地域の中心都市から離れた場所に位置する町で起きた出来事です。

どこでも最近は医師不足と言われる中、田舎は日常的に医療を必要とする高齢者が多く医師配置をはじめ医療体制の重要性は都会の比ではありません。

3年前、この町で、町立医療施設の前事務長による兼職関係や部下の残業命令での問題が発覚しました。

その者が公務員で役職者であるため、町議会が問題追及のため設置した特別委員会では、1回目と2回目でその部下の残業内容の町側説明が変わるなどして紛糾し、その後出た処分を巡り町と病院長の確執が起こり、病院長が警察に被害届を出した直後、なぜか医療施設にいた他の医師達が退職するという付録が付きました。

この事件の後、町は病院長を管理不行き届きで処分、それを病院長が拒否という流れの中で、町長は病院長へ「先生(病院長)は処分を拒否する。(他の医師が退職し医師不足解消のため医師派遣ができそうな機関に)医師派遣を頼みに行っても先生が居ると派遣しないと言われた。そういう医師は院長にふさわしくない。自主的に退職してください」と退職勧奨を言い渡したその場で民間委託の作業を進めると宣言しました。その町長の選挙時の公約は町立・公設公営維持であり、選挙はわずか1年前のことでした。

被害届は業務上横領で告訴受理と変わり、そして警察の捜査が進みました。

病院等民間委託では職員の雇用が殆どの場合、重要な課題となります。ここでも最初は「当然に医療職員全員が分限免職(整理解雇と同)となる」と発言する町当局が民間委託に関して町民説明をした機会に「新年会」という酒席を例に上げる中で、後日、職員から「酒宴での町民への説明をもって説明責任を果たしたといえるか」と疑問を呈され、直接その点も含めて説明を伺いたいと希望すると、町は説明を「新年会でした」とは言わなくなりましたが、町長が再び医療職員の前に姿を現したのは9カ月後の仕事納めの日です。

民間委託等では解雇対象の職員を委託先が優先的に雇用する例は普通に有りますが、委託先への雇用に関して「誰を雇用するかは委託先が決める」との町の正式回答には職員有志が疑義を呈する一幕もありました。

そんな町も、医療職員有志が外部の労働関係団体と連携し、彼らが整理解雇の法的根拠をもとに町との話し合いを進めると「当然に解雇する」と言いきれずに態度を軟化しましたが、他町村なら当局側の譲歩として出るレベルの案を労働者側から提案しても「委託先が断ったから」と実現できない有様でした。

町は希望退職制度を作り、公的退職金組合の制度を運用できるようにした後、勤続20年以下の、希望退職で退職金が増える対象でない者にも、自分の意思による退職を勧奨してきました。民間では、こういう経営者がいることはしばしば聞くことがあります、

この様な場面で、自分の意思で退職してくれると経営側に都合が良いことは広く知られていますが、職員から「募集に応募しても(労働者側に)メリットがないのに応募を勧奨する理由」を質問されると「今回、早期希望退職制度を活用することにしたので勤続20年以下の者にも適用した」と、制度の運用経過に関する返答のみを行いました。

勤続20年以上で応募により退職金が増える者の殆どが管理職であり、退職金は増えなくても自主的に辞めるよう勧奨された者には若者が多く、その全員が非管理職という実態でした。

ある職員が民間委託に疑義を述べると町は「民間委託に反対なら、委託先への採用に応募しないで自分で就職先を探すよう」と、町は委託先が希望者を優先採用する確約を取ることができないため整理解雇に際して雇用責任を全うできない中、委託先への就職に際して影響力をあまり持っていないので、政策に対する疑義を委託先へ雇用にすり替える理屈を、個人的に委託先に知り合いが多い物に言い渡しました。

それに対して、その者が委託先の職員と古くからの関係を示すと話題を変える町当局でした。

民間委託後の職員配置では、今まで勤務していた若く実績のある非常勤医師達が契約解除となります。そうなると、町が医療提供体制の充実を謳う中で、実数では庁内の医師数は増えません。看護師も同様です。医療施設の介護職は廃止になります。また、この医療施設の委託業務に従事している方々は古くからこの町在住の町民ですが、3年以内に契約解除となります。

今、私はこの町での問題に対して、自身による評価も思いも省き事実のみを書きました。北海道のある町でこういうことが起こった、と知っていただく。ただそれだけのためです。>

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