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ファクター・ナイン

札幌市中央区円山エリアで企画した高層賃貸マンション。空室になりがちな1階部分にはテナントを誘致

不可能を可能に。家賃アップで利回り向上

賃貸経営の利回りは、一般的に年間家賃収入÷購入価格×100で算出される。ここ数年、利回りが落ちてきたと言われるのは、地価と建築費が上がり、購入価格が上昇しているからだ。

利回りを上げる方法は簡単だ。家賃収入を上げればいい。ところが、札幌の家賃相場は横ばいが続いており、家賃アップは難しいと考えられている。
この常識を打ち破ったのが「ファクター・ナイン」だ。

この7月に完成した賃貸マンションは相場よりも1万円〜1万5000円ほど高い家賃設定。それでも満室での引き渡しとなった。もちろん利回りありきの家賃設定では空室だらけになるのは火を見るよりも明らかだが、家賃が高くても入居したい物件を企画し、不可能と思われていた家賃アップを実現させたのだ。

外観は写真の通りのハイセンス。エントランスのデザイン性も高い。設備は女性を中心に人気の「ミラブル」を導入し、宅配ボックスは戸数分を設置、さらに高速光回線「NURO光」も標準装備。入居者が求める設備を導入することで、家賃が高くても入居したい物件にした。

オーナーのバックアップ体制も強化した。持株会社「ナインホールディング」を設立し、企画・販売の「ファクター・ナイン」を筆頭とした専門性の高い4つの事業会社が分業して業務を手がける。

「企画・販売」はファクター・ナイン、「設計・施工」「補修営繕・リフォーム」は施工会社のスターマンプロジェクト、「管理」はファクター・ナインサービス、ガス・灯油供給は「LIG.ガス」が行う。賃貸経営に関するすべての業務をワンストップで提供できる仕組みだ。

オーナーとの情報共有を可能にしたアプリを開発し、IoT対応型住宅など差別化できるオプションもある。他のオーナーと差をつけたい人や、家賃収入を増やして利回りを上げたいと考えているオーナーにおすすめの企画会社だ。

「住みたい」と思わせる占有部
多数の宅配ボックスを設置
最新の「ミラブル」をバス、キッチンに標準装備