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キムラ

総合ペット専門店の「ペットワールドPROX新発寒店」

住宅関連卸、小売りともに堅調で、増収増益を確保

2023年3月期の連結決算は、前期に続いて増収増益を達成した。卸売部門は、持家需要が落ち込むなど厳しい状況下にあって、創業以来の建築金物はじめ、換気関連商品など副資材の販売強化に尽力。売上・利益増を支えた。

「副資材はいわゆる〝隙間商品〟だが、長年の根強い信用と商品の独自性に支えられて厳しさを乗り越える原動力となった」(木村勇介社長)

ジョイフルエーケーを中心とする小売部門は、ペット部門が好調。今後も独立店舗型の総合ペット専門店「ペットワールドPROX」を含めて、新規展開を図っていきたいという。

ホームセンターをはじめ、小売部門の現場で重視しているのは品ぞろえを始めとする顧客の満足度アップと、それを支える接客力の強化。多種多様な商品の中での案内から取扱いの説明まで、プロ意識を徹底させているほか、レジもITなどによる無人化を進めず、客との対話を重視する旧来からのアナログ対面方式を続けている。

「そうした各種サービスの拡充がお客様満足度の向上につながっている。新商品、関心度の高い商品などについてはイベント形式で説明会を開くこともあります」(木村社長)

この基本姿勢を維持して次期の増収増益を確実なものとしていく方針。また、千歳市に整備される次世代半導体工場「ラピダス」へも、新たな時代への取り組みとして関わっていきたいとしている。

※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※売上高、営業利益、経常利益、当期純利益における%表示は、対前期増減率
木村勇介社長