「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ >   情報INDEX > 開発運輸建設

報INDEX

このエントリーをはてなブックマークに追加

開発運輸建設
取材日:2019年9月

写真大 最小限の機材で施工できるため狭い土地でも工事が可能

写真 大塚英夫社長 写真 砕石が圧力を分散。従来工法(左)よりも揺れに強い 写真 特殊なドリル(右)で砕石を締め固める 写真 流通センター内にある本社ビル

天然砕石が液状化を抑制。人や環境に優しい「HySPEED工法」を提案

 弱い地盤の上に住宅を建てる場合は、地盤改良のため鋼管やRC製の杭を地中に打ち込むのが一般的だ。しかし、地震によって杭が折れたり、液状化しやすいという弱点があった。
 また、コンクリートの材料となるセメントからは、六価クロムなどの発がん性物質が発生する可能性も指摘されている。  
 これらの問題を一気に解決できるのが「HySPEED工法」だ。2007年にハイスピードコーポレーション(本社・愛媛県)が開発した。
 土木資材の輸送と公共土木工事を主業とする「開発運輸建設」は、09年からこの工法を取り扱っている道内企業。
「この工法の最大の特徴は、杭の代わりに天然の砕石を使っていることです」と大塚英夫社長。
 その仕組みは、地面に穴を掘り、詰め込んだ石(直径20~40ミリ)を締め固めて形成した砕石パイル(石の杭)で頑丈な地盤にするというもの。直径は最大550ミリ、深さ最大6・5メートルで、大掛かりな機材が必要ないため狭小地でも施工が可能だ。
 すでに全国で6万6000棟、道内では3000棟で実績がある。戸建て住宅を中心にアパートやコンビニ、公共施設など幅広い分野で用いられている。
「石が土の中の水を効率良く排水するため、液状化を防止できます。石が地震の揺れに追従することで衝撃にも強いです」と大塚社長。
 石は劣化したり、さびたりしないため長期間使用でき、環境にも優しい。
 また、産業廃棄物ではないため、土地を手放す時になっても、埋設物の撤去工事が不要。コスト削減にもなる。もちろん土地の評価額にも影響しない。
 施工データは機械で管理され、ハイスピードコーポレーション本社がチェックをおこなうなど、品質管理も万全だ。
「当社は、地盤調査にSDS(スクリュードライバーサウンディング)試験を導入し、強度に加え、土質診断もできます。施工前の液状化判定から工事までワンストップ。早さと安心を提供していきたい」と大塚社長。

基本データ

企業名:
開発運輸建設
住所:
札幌市白石区流通センター5丁目2‐10
TEL:
011・864・6751
URL:
http://kaihatsu-unyu.co.jp/
企業特集:企業・社員・顧客を守る防災