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道南バス
取材日:2019年7月

写真大 都市間高速バス「高速はこだて号」

写真 高速都市間バスでは乗務員用眠気探知機器を装着 写真 主要な乗車券発売所で導入されたQRコード決済端末

安全運行を追求し、国際化に向けて積極的にシステムを導入

 道南バスは、大正末の創業以来90年以上にわたり室蘭市内をはじめ、胆振・日高・後志管内など道内32市町村に路線バスを運行。地域住民の足として大きな役割を担い続けている。
 また、札幌や函館、新千歳空港など道内交通拠点を結ぶ高速都市間バスのほか、観光客などの貸切バス事業も展開。道内観光の中心的存在として運営をおこなっている。
 業績でも今年3月期決算では、昨年の胆振東部地震による影響などもあったが、7期連続の黒字を確保した。
 事業の原点である輸送の安全確保については、さまざまな取り組みを展開。今年7月からは乗務員の居眠りを防止するデジタル探知機器「フィーリズム」を導入した。
 このシステムは乗務員が耳にセンサーを装着し、首にかけている小型の端末機が脈拍や血圧、姿勢などから眠気の予兆を検知。アラートや振動で知らせるもの。運行記録計とも連動し、乗務員の運行動態が管理する営業所にもほぼ同時に送信され、リアルタイムで安全性の向上を図っている。
 道内バス事業者では初めての導入で、現在は札幌―函館間を運行する「高速はこだて号」、札幌―浦河間を運行する「高速ペガサス号」など、高速都市間バス4路線、12車両に導入されている。
 また、増え続けるインバウンド対策の一環としてキャッシュレス化に対応。外国人観光客の多いJR札幌駅や新千歳空港のほか、苫小牧駅前、洞爺湖温泉、登別温泉の5カ所の乗車券発売所でQRコード決済を導入した。
 この機器は、キャッシュレスアプリをダウンロードしたスマホに対応した決済システムで、バス乗車券購入時の支払いのほか、レシートも発行。当面は、中国や東南アジア地域で普及する4種類のキャッシュレスアプリ(LINEペイ、ウィーチャットペイ、アリペイ、ペイペイ)に対応する。
 また、これら発売所では74カ国語に対応した小型翻訳機も常備。発売業務に伴う行先案内などもおこなっている。
 同社では、2020年春から予定されている新千歳空港の離発着増便に伴うバス利用増を視野に「さらなる安全運行の確保、国際化へ対応していく」(矢野輝佳社長)としている。

基本データ

企業名:
道南バス
住所:
室蘭市東町3丁目
TEL:
0143・45・2131
URL:
http://donanbus.co.jp/
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