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誠和工業
取材日:2020年4月

写真大 元請けとして2019年に竣工した医療施設

写真 文入圭輔社長 写真 札幌・白石区にある本社 写真 運送部門を分社化。「G・S・K」を設立した

多角化経営を推進し、失業者の受け皿となる

 今年で創業15年目を迎えた誠和工業。建築・土木工事全般を手がけ、保育園や医療施設、社員寮の建築といった元請け案件も増加。右肩上がりで成長を続けている。
 近年は多角化経営を推進。2016年には、ミャンマー連邦共和国に仮設足場の施工会社「ミャンマー誠和工業シンセリティー」を設立し、海外への進出も果たした。さらに19年6月には運送部門を分社化して「G・S・K」を設立。そのほか飲食店やフラワーショップ、スポーツジムなども経営し、今年は不動産事業にも参入予定だ。
 こうした事業の多角化は、経営のリスクヘッジも兼ねている。
「リーマンショックの際には、同業他社がリスクを恐れて工事の受注を躊躇する中、積極的に取りにいって事業を軌道に乗せることができました。その一方で、元請け企業が倒産し、多額の損害を被ったこともあります。あくまでも主軸は建設業ですが、さまざまなリスクを想定し、第2、第3の事業を育てています」と文入圭輔社長。
 国内大手のゼネコンの従業員が新型コロナウイルスに感染し、現場がストップするなど建設業界も揺れている。文入社長は「どんな状況でも、従業員がいるから事業が維持できる。人への投資を惜しまず、できることをやるだけ」と積極的な採用活動を継続する方針。今後、増加するであろう失業者にも「グループ全体で雇用を促進し、少しでも受け皿になれれば」と話す。
 従業員の増加を見据え、近年は組織改革も進めてきた。外部の専門家とともに、評価制度や教育体制を再構築。未経験者でも受け入れられる環境を整えつつある。
「それでもミスマッチは少なからずある。せっかくの縁を無駄にしないためにも、グループ内の異動なども検討し、最も活躍できる職種を見つけてもらいたい。入社してもらった以上、当社にとって不要な人材は一人もいません」と文入社長。
 M&Aや収益不動産の取得にも前向き。攻守のバランスをとりながら、さらなる業容拡大を目指す。

基本データ

企業名:
誠和工業
住所:
札幌市白石区菊水元町2条3丁目3‐21
TEL:
011・879・5111
URL:
http://www.seiwa-k.biz/
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